政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 国連の権威と、その役割について。 忍者ブログ
24 . April
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11 . October
今しがた前回の文面を読み直していたのですけれども。
んー。アレですね。
もう一つだけヨーロッパの難民問題について補足するのならば、
移民問題との関係性についてです。・・・しつこくて、ごめんなさいね^^;
ヨーロッパでは現在の難民問題が発生する以前から。
つまり、前段階として移民問題と言うものが発生していたんです。

ヨーロッパ各国は移民政策によって労働力不足の解消を目指しておりました。
しかし、その結果として移民の低所得者がヨーロッパ各地で犯罪を起こしてしまう。
・・・と言うような事件が多発しておりました。それは今現在も継続している事でしょう。

それで、このブログでも既に書いておりますけれど。
ヨーロッパの移民政策と言うのは、労働力不足の解消を目指すだけではなくて。
移民政策によって外国人労働者を都合よく低賃金で利用する。
・・・と言うような極めて不純で、不誠実な理由が背景にあったわけです。

ちなみに。
この点に対する私の個人的な見解と致しまして。
かつての帝国主義における植民地政策とまったく同じものであり。
資本主義における最も邪悪な部分が原因となっている。・・・との見解で、
ヨーロッパの移民政策を、物凄く激烈に批判する立場だったりします。いやはや^^;


まあ、それはともかく。
実際問題としても、低所得者の移民が犯罪に走る。と言う傾向が非常に多いのです。
つまるところ。
現在の難民問題が発生する遥か以前の段階から、ヨーロッパの人々の深層意識には。
移民。外国人に対する不安や怒り。恐怖のようなものが蓄積されていた。・・・と、
そのように考える事が可能なのではないか?と私は思うわけなんです。

そして、そうだとするのならば。
なおの事に現在の難民問題と言うのは、どう考えても極めて深刻な問題である。と、
そう結論付ける以外には無いと思うのです。
ですので、もしもヨーロッパで難民に対する排斥運動が起こってしまった場合。
非常に高い確率で、移民に対する排斥運動と言う形にも発展すると思われます。
難民だろうが移民だろうが外国人は全て排斥する。と言う風潮が出現する可能性があります。

・・・考えれば考えるほどに、この問題は重大で致命的なものになっていきますね。
だから、あれほど対ロ制裁などやめて中東問題。難民問題を優先しろと警告したのに。
目先の損得一つで、その警告を無視してしまうのですからねぇ。
まったくもって悲しい話で御座います。


とまあ、そんなこんながありまして。
いい加減に難民問題の話はこれくらいに致しましょう^^;
本日の話題に参りましょう。まずはこちらを御覧下さいませ。
http://www.sankei.com/politics/news/151011/plt1510110005-n1.html

これは産経さんの記事なのですけれども。
国連の教育科学文化機関「ユネスコ」が、「南京大虐殺文書」を記憶遺産に登録した。
・・・と言う内容になっております。

うーん。実に困った話ですよねぇ。
南京大虐殺については、未だ賛否が分かれる状態であって。
学術的な妥当性を持った結論。・・・と言うのが出されてはおりません。

私は、別に歴史研究の専門家ではありませんのでね。
そう言う意味では歴史認識において日本の立場でも中国の立場でもありませんし。
今回に登録された南京大虐殺に関する記録文書についても、
詳しい事はわかりませんし、それが真実であるのかどうかもわかりません。
ですが、賛成派と反対派の双方が対立している状況がある以上は。
学術的な議論を重ねて、慎重に結論を出すべきだと思いますし。
その結論が提示されない限りは、否定も肯定も出来ない。と言う立場です。


うん・・・こんな感じが常識的な主張だと思います。どうでしょうか?^^;
実際問題としても、今回の南京大虐殺については数多くの指摘。反対論があります。
そんな状態にもかかわらず、公正で中立的な立場であるはずの国連の組織機関が、
賛成派だけの主張。片方だけの主張を取り上げてしまう。・・・と言うのは、
これは明らかに間違った対応だと思います。

これはつまり、国連組織であるユネスコが然るべき姿から逸脱した状態にある。
もっと言ってしまえば、国連組織として「暴走」している状態である。
・・・と考える以外にはありません。
うん。そうですね。
これこそが今回のニュースにおける最大の問題点だと言えるでしょう。
国連が国連として機能していない。これは恐るべき状態です。

この点から考えてみても、やはり世界秩序が揺らいでいます。
ええ。普通であれば欧米諸国。アメリカが確実に止めているはずです。
そりゃそうですとも^^;
世界の中心である国連が中国の思惑通りに動く。なんて洒落になっていませんから。
その点を考慮すればアメリカは止めるべきでしたけれど・・・それが無かった。
この事実から考えても、やはり欧米諸国の安全保障戦略はガタガタですし。
その余波を受けて国連内部もガタガタになって機能不全になっている。と考えれば、
特に不思議な話ではありませんからね。

今回の成功で中国はプロパガンダの場として、これからも国連を利用してくるはずです。
そして、そのたびに国連の権威は容赦なく下がっていきます。
そもそもの話として。
国連の権威とは、公正で中立の立場であるからこそ存在するんです。
・・・ちょっと意地悪な事を言えば、この建前を差し引いて考えてみても。
世界秩序を維持する欧米諸国が統括しているからこそ。国連の意味と価値があるんです。

でも、その欧米諸国よりも中国の影響力の方が大きいとなれば。
もはや国連の権威は失墜した。国連の意味と価値が無くなった。・・・と、
そのように世界各国に解釈されても何の文句も言えませんし。
国連を統括しているはずの欧米諸国。アメリカに対する信用も失われていきます。


それで、ですねぇ。
安全保障戦略の立場から考えますと今回の一件。
中国が国連をプロパガンダに利用した事については、大きく二つの目的があります。

一つ目は、単純に中国の国家戦略である反日プロパガンダを強化するためです。
今回に取り上げた産経さんの記事にも書かれておりますように、
国連組織の承認がある。となれば、これほどの正当性もありませんからねぇ。
中国にとって今後の反日プロパガンダは、今まで以上に効果を発揮させる事も出来ます。
・・・ただ。
これだけが目的であれば、さして問題では無いんです。うん^^;
ぶっちゃけ。
中国の反日プロパガンダなど、どうにでも出来る。と私は考えているくらいです^^;
なので、問題はもう一つの目的があった場合です。


それでまあ、その二つ目の目的と言うのは・・・。
中国の最大の目的が、国連それ自体の権威を失墜させる事にある場合です。
うん。もし万が一にも。
ここまで中国が考えていたのならば、私は中国政府。中国共産党に対する評価を改めます。
ええ。中国共産党に凄腕の戦略担当官が存在している事になりますからね。

よろしいですか?これは重要な話ですので、よくよく聞いて下さいませね?
今回のユネスコの判断は明らかに偏ったものです。公正とは言い難いものでした。
その様な判断をしてしまった以上。国連の権威は確実に下がってしまうのです。
国連の権威が下がり続けた場合には、果たしてどうなってしまうのか?
それは当然の流れとして・・・。
「あの程度の事をするような国連なら、別に無視したって問題ないだろう」

・・・と言うような風潮が国際社会に蔓延する事になります。
そのょうな世界的な風潮。状況を作り上げる事こそが。
もしも中国の最大の目的であった場合は・・・なかなかに大変です。
国際社会の中心である国連の権威が下がれば下がるほどに、国際社会の結束は崩れて。
世界各国が好き勝手な事を始めてしまいますし。
その混乱を利用して中国が色々な悪さをする事は、誰に目から見ても明らかですから。
今回の一件は、もしかすると・・・。
中国が国連を無視して動けるようにするため。そのための布石であり準備かもしれません。

うん。安全保障の観点から考えると、このような結論になりますね^^;
正直な話。
ここまで中国が考えて行動していたら・・・今の欧米諸国では中国に勝てません。
現状維持で手一杯の欧米諸国と比較しても中国が一歩も二歩も先を進んでいます。
まあ、単純に私が考え過ぎているだけだ。と私も思いたいんですけれど^^;
ただ今の不安定な世界情勢で国連の権威が失墜するのは、断固阻止したいところです。

・・・いや、違うかな?
世界情勢が不安定だから、こんな簡単に国連の権威が失墜するのかな。
あー。もうっ!
本当に人材がいませんねぇ。ちょっと考えたら大変な事になる。
重大な問題が発生する事なんて、誰にでも簡単にわかるはずなのに。
真面目に頑張る日本政府を助けてくれる人間は、誰一人として国連にいなかったのかっ!?
国連の役割。その責任の重大性を理解する人は、本当に誰もいなかったのかっ!?
・・・まっ。こんなところで私一人が怒っても仕方無いんですけれどね。いやはや^^;


それにしても、まったくもって痛いところを突いてくる。と言う奴で御座います。
私も、こんな簡単に中国の思惑一つで国連が動く。なんて思っていませんでした。
・・・うん。そんなに簡単なら私達日本も同じように動かせる事になりますからね^^;
ともかく今後も中国のプロパガンダによって、国連が利用され続けてしまうのであれば。
国連の権威は容赦なくダダ下がりですし、必然的に国際社会はバラバラになります。
私達日本を含めアジア諸国はもちろん。
世界各国もまた国連に対する信用。ひいては欧米諸国に対する信用を失うでしょうし。
国連や欧米諸国の意思を無視するような動きが、世界各地で頻繁に発生します。
誰もがみんな好き勝手に動いた挙句に・・・世界は今以上に混乱していく事でしょう。
さてはて。
そうなってしまったら欧米諸国の国際的な地位は、どうなっているのでしょうね?
国連の権威と共にヨーロッパ各国の権威は地の底まで失墜するかもしれませんし。
あるいは、アメリカ合衆国が世界の超大国と言う座から転落する事になるかもしれません。
中国やロシアなどと同じの立場まで下がるかもしれませんね。
まっ。それらについては・・・私如きチンピラには、わからない話で御座います^^;


とまあ、こんなところかな^^;
私も前回に欧米諸国の政府首脳をズタボロに批判しましたけれど。
国連すら満足に機能しなくなる。となれば・・・本当に第三次世界大戦ですよ?
今回の一件を単なるユネスコ。文化遺産や反日云々の話で終わらせてしまうのは、早計です。
中国は、これでもかっ!と国連を利用出来るまで利用し尽くして。
最後はゴミ屑のように国連を切り捨てるでしょう。
・・・うん。中国共産党ならば、そこまでやるはずです。
もっと真剣に世界の事を考えて下さらないと、本当に世界は滅びてしまいます。
平和とは全ての人間の必死の努力によって、ようやく手に入るものです。
無条件で。何もせずに手に入るものではないのですからね。
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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