と言うわけで、前回は対ロ制裁とヨーロッパの難民問題の話題でした。
それで・・・ちょっと心配なので、もう少し書いておきますとね。
欧米諸国。ヨーロッパ各国首脳に対して明言しておきますけれど。
理論上。数値上における受け入れ可能な難民の数よりも。
実際に受け入れる事が出来る難民の数と言うのは、遥かに下回る。と考えるべきです。
あの、ですねぇ。
その国家の国力から判断された難民の受け入れ限界と言うのは、
あくまでも理論上は可能だ。と言う話でしか無いんです。つまり、理想論なんです。
現実は違います。
現実の難民問題において重要になるのは、その国家の国力よりも。
その国家の国民世論。国民感情である。と言う事を、よくよく理解するべきです。
「ここまでの数の難民であれば理論上は受け入れ可能だ。まだ大丈夫だ」
・・・なんて事を考えているヨーロッパの政府首脳の見通しは甘過ぎますし。
ちょっと無責任なんじゃないか?と私には思えてなりません。
えーと。これは部外者である私達日本人よりも。
ヨーロッパで生活している人々の方がわかっていると思うんですけれどね。
中東情勢と言うのは何年も継続している問題であって、
どう考えても一朝一夕で解決するような問題ではない事を誰もが知っているはずです。
当然ながら解決するまでの間。ずーっと難民が流入してくる事も予想しているはずで。
つまりは、現在の難民問題が改善されるどころか。
ほぼ確実に悪化していく事を、ヨーロッパにいる全ての人々が予感しているんです。
・・・まあ、仮に事態の深刻さを頭でわからなくても心で感じ取っているわけですね。
だからこそ、ヨーロッパ各国の国民が抱えている潜在的な不安と言うのは。
実は極めて大きいものである。と言う事を、ヨーロッパの政府首脳は自覚するべきです。
・・・これから先において。
特に来年において難民問題に関する対応を間違うと、一発で政権が転覆しますからね?
そして、この政権転覆による社会不安によって。
まず間違いなく難民に対する排斥運動が起こるはずです。十分に気をつけるべきですね。
そんなわけで。
繰り返しますけれど、最優先で難民問題を解決なされた方がよろしいかと思いますし。
そのためにも一刻も早くロシアとの関係を改善なされた方がよろしいでしょう。
・・・まっ。これ以上の発言は、内政干渉になりますのでね。
他国の人間であり、完全に部外者である私は黙りますけれどね。いやはや^^;
とまあ、そう言うわけで。
大体こんな感じが安全保障分野における難民問題の基本的な話になります。
基本的な話なんですけれど・・・。
この程度の事もイマイチ理解していない政府高官って多いんですよね^^;
うーん。まあねぇ。
ちょっと雑談になって申し訳無いんですが^^;
政治。特に安全保障に関わる知識って、単純に重要なだけではなくて。
あまり知られてしまうと都合が悪い。・・・って言う知識もあるんです。うん^^;
今しがた書いた難民問題の話についても。
決して間違いではありませんし、逆に極めて現実的な話をしておりますので。
これこそが難民問題の真実である。とすら私は思っているくらいです。
でもさ。
この話を堂々と教科書に載せるわけにもいかないでしょう?^^;
ええ。そんな事をしたら間違いなく人権団体から猛烈な抗議を受ける事になります。
例えば・・・。
「これでは、まるで難民それ自体が悪だと言わんばかりの内容だ。
国際社会に対して難民を受け入れなくても良い。と言うような。
極めて大きな誤解を与える可能性がある。訂正しろ」
・・・ですね^^;
無論。このような人権団体の抗議も決して間違いでは無いんです。
難民となった方々は保護されて然るべきだと私も思います。
しかし、現実問題として無条件で全ての難民を保護出来るのか?と言うと・・・。
残念ながら、それは出来ない話なんです。
なぜならば。
難民のために。見知らぬ他人のために自分達の生活や家族を犠牲にしろ。・・・と、
そんな主張するわけにもいかないからです。
うん。世界中の誰にとっても自分達の生活。自分達の家族まで犠牲にしてまで。
難民を助ける。などと言う事は誰にも出来ません。・・・そうでしょう?
難民は助けるべきです。
でも、それと同じくらいに自国の国民。自分の家族も守らなければならない。
理想と現実。
そのどちらとも捨てるわけにはいきません。
しかしながら、両方を同時に主張する事も出来ない。
だから、最も理想に近くて、なおかつ現実的である手段を模索する事。
それこそが安全保障の本質であり、それこそが政治なのであって。
・・・それが私達人間に出来る精一杯の事です。
うん・・・まあ、そうなんです^^;
欧米諸国。ドイツなどでは「難民の皆さんを歓迎します」と、
そのような横断幕が掲げられて、非常に難民の方々は歓迎を受けたみたいですけれど。
でも、それを全ての難民にやっていたらドイツと言う国家が滅びてしまいますし。
そうなれば今度はドイツ国民が難民になって、誰かに助けを求める事になってしまうんです。
・・・出来ないんです。全ての難民を救うなどと言う事は。
で。
だからこそ、です。
一刻も早くシリアを安定させて、中東地域を安定させて。
難民の増加を食い止める。難民の流入を食い止める必要があるわけなんです。
これはヨーロッパ各国の、全ての安全保障戦略として実行する必要があるはずです。
それなのに・・・。
ウクライナでバカみたいな問題を起こして、対ロ制裁をやっちゃったんですよねぇ。
私は日本人なので関係ない話なんですけれども。
いや、厳密には対ロ制裁に協力させられているので無関係ではありませんが^^;
欧米諸国の現状認識の低さには・・・ちょっとね。
もう私も泣くしかありませんでしたToT
それで、今までの流れを見ておりますとね。
はっきり言いまして。
今の欧米諸国の政府首脳が、どれほど劣悪で使い物にならないのか。
その事実が明確になるかと思います。
特に世間一般ではドイツのメルケル首相などは「鉄の女」と評価されているので。
私も、凄い人なんだろう。と思っていたんですけれども。
ウクライナや対ロ制裁に関する動きを見る限り。
何が鉄の女だ。ダメダメじゃねぇか。・・・との評価を私は下していたりします^^;
ともかく。
今の欧米諸国では世界の秩序。世界の平和を維持するには力不足もいいところです。
この上にアメリカ政府。オバマ政権がレームダックとなるとなれば・・・。
新しい世界のリーダーを探すしかありません。
これより先に混迷を極めるだろう時代を引っ張っていく世界のリーダーが必要です。
言わずもがな。
その役割をロシア。プーチン大統領にやって頂く他にはありません。
うん。これにつきましては。
いずれ世界の誰もが、そのように考える事になるはずです。
本当に。プーチン大統領以外には他に誰もいないんです。
いやまあ、私達日本はアメリカ陣営ですし。
その影響で欧米諸国のプロパガンダを極めて強く受ける国家でもありますので。
ロシア連邦やプーチン大統領は世界を破壊する極悪人だ。・・・と、
そんな印象を何となく持っている日本人と言うのが、多いかもしれませんけどね^^;
んー。確かにロシア。プーチン大統領がやってきた事が常に正しい。とは私も言いません。
言いませんけれど、その点を指摘するのならば欧米諸国とて同じ事です。
欧米諸国が常に正しい事をやってきた。と考えるのは、それは明らかに間違いです。
そもそも欧米諸国の安全保障戦略は間違っているんです。
自分達でウクライナの問題を起こしておきながら、未だに解決していませんし。
それに伴って実行された対ロ制裁についても、何一つ目立った成果を出していない。
・・・アメリカの安全保障戦略に至っては見るも無残にガタガタです。
そんな欧米諸国によって行われているプロパガンダが正しいはずが無いんです。
世界秩序。世界平和を本気で取り戻そうとするのならば。
欧米諸国は大幅に従来の安全保障戦略を変更する必要がありますし。
アメリカが次期大統領選に突入して身動きが取れなくなる以上。
もはやプーチン大統領を上回る影響力を持った人物は、世界に誰一人としておりません。
これから始まる混乱。
世界の全てを巻き込んだ激動の時代を乗り越えるためには。
世界各国が結束して、世界の危機に立ち向かうためには。
どこをどう考えてもプーチン大統領の実力。その手腕が必要不可欠となります。
・・・私は今の日本政府。安倍総理が繰り返し日ロ関係の改善。
プーチン大統領の訪日を主張する姿勢を全面的に支持しております。
非常に聡明であり、先見の明ある極めて高度な政治的判断だと思っております^^
その理由とは、つまりはコレだからです。
私達日本も伊達に平和主義国家を名乗ってはおりません。
日本の平和。アジアの平和。そして、世界の平和を守るためにも。
ロシアとの協力。プーチン大統領との協力は絶対的に必要だと考えているからです。
・・・欧米諸国の政府首脳も、その点をいい加減に理解するべきだと私は思います。
これからの世界には、絶対にプーチン大統領の力が必要です。
それを排除しようとするのは、世界を滅ぼそうとする事と同じだと思います。
もう一度。冷静になって考えてみた方が良いんじゃないかな?
このままでは欧米諸国の権威は下がる一方ですし・・・。
正直に申し上げますが、このままヨーロッパ各国が滅びたとしても。
それは、まったくもって自業自得である。と言う以外には無いと思います。
それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^
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