さて。前回ではメディアの話で御座いましたね。
うーん。まあ、そうですねぇ。
改めて考えてみますと盗撮や盗聴に関しましては、
どこからどこまでが正当な取材で、どこからまでが盗撮や盗聴であるのか。
その線引きと言うのは非常に難しいんですけれどねぇ・・・。
でも、このような問題に対しては。
やはりジャーナリズムの正義。良心。品性。品格によって解決するべき事であって。
それを前提としてこそ『報道の自由』と言うのがあるべきだと思うんですよねぇ。
うーん。私みたいな一般人としての意見と致しましてはね。
もし仮に、報道の自由が盗撮や盗聴を認める事であるとするのならば。
正直な話・・・ドン引きです^^;
私ね。ジャーナリズムって、もっと崇高なものだと思っていたんですけど。
盗聴や盗撮を平気でやると言うのなら、どこぞのヘンタイと同類です。
お巡りさん。警察がやってきて、逮捕されても仕方ないと思います。うん^^;
んー。盗撮や盗聴も当たり前だ。みたいな報道の自由が認められちゃったらさ。
あの・・・アレですよ?
メディア関係者は、あらゆる場所で蛇蝎の如く嫌われる存在になっちゃいますよ?
それに何より。
一般人でも盗撮や盗聴が認められる。と言う事になってしまいます。
ええ。報道の自由とは、つまりは表現の自由であるからです。
日本国民は表現の自由によって、あらゆる場所や人物に対して盗撮や盗聴が認められる。
・・・そんなバカな話が一体どこにあると言うのです?^^;
そして、それに加えて安全保障の観点まで考えていくと・・・やっぱりね。
ジャーナリズムを追求する方々には、もう少し頑張ってもらわないと困るんですよねぇ。
政治に関する報道と言うのは物凄く重要です。でも、だからこそ。
そこには双方お互いの信用があって然るべき。紳士協定があって然るべきである。と、
うん。そんな風に私は思うのでした。いやはや^^;
とまあ、そんな感じでメディアの話は、これで切り上げまして^^;
本題に戻りますと、アジア情勢でインドネシアを話題としたのでしたね。
うん。まあ、インドネシアは・・・これから先に大変な事になるでしょうね。
これから先の事を考えると、一時的な軍事政権が樹立する可能性すらあり得ます。
そういう意味では同じ東南アジア諸国の、タイと似たような流れになりますが・・・。
でも、タイほど混乱する事は無いと私は考えております。
うん。おそらく国民の民意と軍部の行動は合致するはずですからね。
中国なんかに負けるか。・・・みたいな感じです^^;
ジョコ大統領を筆頭に親中派などの中国勢力を叩き出して、
国内を安定させる事と言うのは、インドネシアならば出来るでしょう^^
・・・逆に言えば、今のタイと言う国家には、それすら出来ない。と言う事です。
うん。そうですね。
今回の話題は東南アジア諸国のタイを話題とさせて頂きましょう^^
それでは、まず最初に確認と致しまして。
タイと言う国家の現状から説明して参りますと、ですねぇ。
そもそもの話としてタイと言う国家もまた強い国家でした。
それこそASEANのリーダー格となる程度には優れた国家だったわけですが・・・。
残念ながら、近年の政治的混乱により。
その国力と国際的な地位は低下し続けている状態にあります。
この原因は、タイ国内でのタクシン派と反タクシン派と言う政治勢力同士の対立にある。
・・・と言うのが世間一般の認識になるわけですけれども。
でも、私個人の見解では至極単純に。安全保障に問題があったからだと考えています。
それで、ですねぇ。
現在は、一応の暫定政権として軍隊による軍事政権が樹立している状態ですが。
この軍事政権も・・・ちょっとねぇ。問題があるんですよねぇ^^;
これまた個人的な意見ですが、現在のプラユット首相を私は評価しておりません。
まあ、確かに政治勢力の対立により混乱したタイ国内を安定させる。・・・と言うような。
そんな大義名分がある事は十分に理解出来るんですけれど。
しかしながら、このような混乱の原因を作ったのは・・・他ならぬタイの軍隊です。
えーと。これを説明するには、少し昔の話になって申し訳ないんですけれど。
今回の政変で一番最初にタイの軍隊が動いた時まで、過去を調べる必要があります。
その時期は・・・2006年ですね。
この当時にタイ首相になっていたのはタクシン首相その人です。
そのタクシン首相に対して、軍隊が独自の判断により行動を起こし、
文字通りの軍事クーデターにより首都バンコクを軍事制圧して、
タクシン首相を失脚させました。
・・・これです。
これこそが、今日まで続くタイでの政変の全ての元凶です。
タイの軍隊。軍人連中は自分達の罪をまったく理解していませんけれどね。
この後の混乱の深刻化と流血沙汰の全ては、この一件が招いたのです。
当時の風潮では、今回の軍事クーデターは予定されたものであり。
首都制圧直後にプミポン国王の前で軍人達が跪いている様子がニュースで流れて。
何一つ心配ない。との報道が行われておりました。
うん。とんでもない間違いです。
この時の軍事クーデターは、極めて重大な失敗が明確に存在していたのです。
ちなみに。
当時の私は・・・まあ、民主党政権になる前でしたのでね^^;
特に政治にも興味も無く、ボケッとニュースを聞いているだけの若造でしたが。
それでもニュースから流れてきた一言で、愕然とした事を鮮明に記憶しております。
「軍部は反タクシン派の支持を表明し・・・」
この一言です。
このたった一言を聞いて私はビックリ仰天して、タイの未来を本気で憂いました。
いや、あのですねぇ。
当時の私もタイが政変で混乱していたのは聞いておりましたし。
その時の軍事制圧と言うニュースを聞いて、なんとまあ乱暴な。・・・と、
そんな感じで少々呆れておりましたが^^;
まっ。これでタイ国内が安定するのならば、そんなに悪い話じゃないだろう。
・・・みたいな事を考えていたので御座います。
でまあ、それだけボケッと暢気な事を考えていたのも、軍部が完全に中立の立場であるか。
あるいは、現役の政権。タクシン首相の命令に従って動いているのか。
その二つのうちの、どちらかであると考えていたからです。
それがまさか・・・よりにもよって反タクシン派。
野党勢力の支持を掲げて軍事行動を起こすだなんて。
そんなバカ丸出しの可能性など微塵も考えていませんでした。
だから、本当の本当にビックリして・・・ちょっと泣きそうになりましたToT
これは、なぜか?と言いますとね。
・・・うん。なるほど。
確かに当時のタクシン首相と言うのはスキャンダルがあって、
それを激烈に野党勢力が批判している状況がありました。
野党勢力が選挙をボイコットする事態まであった事も、耳にしております。
しかしながら。
そんなタクシン首相には、それでもタイ国民の大多数の支持があったんです。
確かな支持率。強固な支持基盤が存在していたんです。
この点は、この後にタクシン首相が亡命した後の選挙結果を見れば明らかです。
ええ。選挙においてはタクシン派の連戦連勝と言う事実があるんですからね。
それなのに軍隊は反タクシン派を支持しているんですよ?
反タクシン派を支持して軍事クーデターを引き起こして、首都を制圧して、
現役の、それも国民の大多数が支持する首相を問答無用で失脚させてしまった。
・・・いくら国民全体から絶大な支持を受けるプミポン国王がいたのだとしても。
政治的対立が終わるわけがないでしょう?
終わるどころか、逆に激化するに決まっているでしょう?
なぜならば。
国民の民意と軍隊の軍事力が対立しているからです。
そりゃあ国内がムチャクチャになるのは、当たり前の話です。
ええ。安全保障の観点から考えれば、当たり前の話ですからね。
国民と軍隊が対立したら、国家として成立しなくなるのは当然でしょう?
・・・タイの混乱において、どこの誰に一番の責任があるのかは明白なはずです。
そういうわけだったりしますので。
私はタイの軍隊と言うのを一切信用していませんし、軍人達を物凄く批判しています。
つまるところ。
さも当然のような顔をして国家元首を名乗るお前は、一体何なんだ?・・・です。
うん。まあ、私の中でのプラユット首相の評価は・・・こんな感じ、かな^^;
ともかく。私は物凄く怒っているわけなんです。
タイは良い国です。タイ国民も非常に優れた素晴らしい方々ばかりです。
プミポン国王が立派である事もそうですが、
そんなプミポン国王を心より尊敬しているタイ国民には。
私個人と致しましても、とても好ましく思うところで御座います^^
だからこそ、今のような有様になっている事が許せないし。
このような混乱を仕掛けて裏から操っているような。どこぞの誰かは本当に許せない。
ところで。
これは蛇足と言うか・・・私の独り言なんですけど。
タイのタクシン元首相は、いち早く中国の危険性を指摘しており。
それを国際社会に警告を発するような、極めて聡明で先見の明のある人物でした。
私個人と致しましても軍人達よりは、遥かに信用できる人物だと思います。
そのような人物が、タイに戻ろうとしている。
タクシンさんがタイに戻ってくれる事は、私達日本としても喜ばしい事だと思います。
・・・まっ。あくまでも独り言ですけどね。
決して内政干渉などではありませんので、あしからず。いやはや^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^
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