政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 最近の南シナ海での情勢については、こんな感じだと思います。 忍者ブログ
01 . May
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22 . May
さて。本日は中国の話題・・・と言うか。アメリカの話題になりますね^^;

いやぁ~。この産経さんの記事は凄い事が書いておりますね^^;
これほどまでにアメリカが南シナ海において中国に対抗して下さるとは、
私もちょっと予想外で御座いました。
よくぞ。そこまでやって下さいました。・・・ですね^^;

記事の内容では、中国が自分達の領海と定めている場所に対して。
アメリカが航空機や艦船を進入させようとしている。との事ですけれど。
これは事実上。対中戦略においてアメリカが最前線に立つ。と言う事でもあります。
今までは、なんやかんやで中国の周辺諸国。
当事者の中で一番強い国家として私達日本が対中戦略の最前線にいましたけれど。
その私達を飛び越えてアメリカがさらに前に出てきてくれるとは、
さすがは世界の超大国。なんとも頼もしい事で御座います^^


ちなみに。
なぜに最近の中国が南シナ海での行動を活発化させているのか?と言う事を書いておきますと。
やはり背景としては中国のアジア・インフラ投資銀行(AIIB)の存在があると思われます。
ほら。あの・・・東南アジア諸国ってさ。
この中国のAIIBに揃いも揃って参加しちゃっているんですよねぇ。うん。
でまあ、この事実がね。
東南アジア諸国にとっては弱み。中国にとっての強みになっちゃっているんです。

これは簡単に言ってしまいますと・・・。
参加させてやっているんだから、文句を言うな。と中国は考えているわけで。
AIIBの一件によって中国は完全に上下関係。優劣が決したと思っているわけですね。
だから、中国は露骨なまでに南シナ海での行動を活発化させていて。
それに対して東南アジア諸国は黙って我慢するしかない。
ヘタに文句を言ってAIIBから追い出されたくないから。と言う状況になっているんです。

んー。さらに指摘するならば。
日本との関係を考慮して・・・日本にもAIIBに参加して欲しいとの思惑から。
東シナ海の尖閣諸島での活動を控えている。と言う側面もあると言えるでしょう。
(↑まっ。それでも領海侵犯は続けているんですけどね^^;)


とまあ、そんなこんなの事情がありまして。中国がやりたい放題しているところに。
アメリカが颯爽と登場して中国に立ち向かう。と言う格好良い状況が出来上がったわけです。
まさしくヒーローですね^^;
東南アジア諸国は中国の手前。何も言わないでしょうけれど。
相当にアメリカに対する信頼感を高めている。と言えるでしょうね。
今後のアジア戦略においても、極めて大きな意味合い。効果を発揮すると思われます^^


うーん。これだけだとアメリカに少し偏った論評になるので。
公平に。フェアにするために、ちょっとだけ水を差すようで申し訳ないんですが。
アメリカが積極的に前に出てきているカラクリについて。少しネタバレしますとね^^;
以前にも書いた事ですけれど。
中国はAIIBを成功させようと思っています。
つまり、経済的な手段での国家戦略を優先させているのであって。
今までのような理不尽極まりない軍事恫喝と言う手段が使用出来ないんです。
うん。そんな事でAIIBが失敗したら洒落にならないからです^^;
最近の中国が南シナ海で傍若無人にやってきた事は。
あくまでもAIIBを背景とした圧力であって、今までの軍事恫喝とは微妙に違いますからね。

・・・でまあ、そう思うからこそ。
アメリカとしても、今の中国ではムチャクチャな事は出来ないだろう。と思って、
積極的な姿勢を見せる事が出来るわけです。
うん。アメリカもアメリカとしての打算と思惑があるので御座いますね^^;



・・・それで、ですねぇ。

ちょっと話は変わって申し訳ないんですけれど・・・。
東南アジア諸国の方々には、ちょっと反省してもらいたいと私は思っております。
今現在の中国の言動を見てもわかりますように。
頼るべき相手。信頼するべき相手を間違えると大変な事になりますでしょう?^^;
少なくとも。
私達日本はアジア開発銀行(ADB)を背景として中国みたいな事。
自分達の理不尽極まる要求をゴリ押しするような事はしませんでした。
日本人の私が言うのもアレですが・・・物凄く日本って親切で優しかったでしょう?^^;

アジア開発銀行と同じ国際銀行なんだから、中国のインフラ銀行にも同じ事を期待する。と、
そのように考えているのだとしたら・・・そりゃあダメで御座います^^;
中国。中国共産党は、私達日本ほど親切でも優しくもありません。
そんな事は東南アジアの方々もわかっていたはずです。


だからね。

私個人の意見としては、どこか一つくらい。一つの国家くらいは。
中国のAIIBの動きに合わせて、参加の是非を保留しつつ。
日本やアメリカと交渉してAIIBへの参加を見送るから優先的に扱ってくれ。優遇してくれ。
・・・みたいな。
そんな交渉をしてくる国家があるかもなぁ。と密かに思っていたんです。うん^^;
でも、誰もいませんでしたね。
これは大変失礼ですけれど、東南アジア諸国の政治や外交のレベルが低い事を意味します。
目先の損得にとらわれる事無く。AIIBの一件を好機と判断して、
あえて中国とは距離を置いて、日米両国に恩を売る。と言うような。
かなり高度な政治的判断を行える国家が一つくらいあっても良かった。と私は思っています。


現状を見ればわかりますでしょう?
中国に過度な依存をしてしまえば、その分だけ中国からの圧力は強まるんです。
東南アジア諸国が揃いも揃ってAIIBに参加してしまえば。
そのAIIBを利用して中国が圧力を強めてくる事は、誰にでもわかったはずの事です。

日本のように対等関係で何かを支援する。・・・なんて事を中国はやりません。
あくまでも上下の関係によって支援した分の見返りを要求する。
弱い立場の相手から搾取するのが中国政府。中国共産党国のやり方です。

これについても、わかっていたはずですよね?
中国の周辺諸国にあって、中国の真実の姿を知らない国家など存在しないはずです。
・・・東南アジア諸国の行動。判断は極めて軽率なものだったと私は思います。


目先の損得だけで。思慮の浅い考えでAIIBへの参加を決定しちゃったから。
決定した後で不安になった挙句。
日本にも参加して欲しい。とか。副総裁には日本人になって欲しい。とか。
そんな女々しい事。甘えた言葉を口走る事になってしまうんです。
・・・それこそ韓国みたいな主張されてしまうと、本当に困るんです^^;

東南アジア諸国は、既に発展途上国とは言われないほど立派に発展しているはずです。
そろそろ自分達の行動には、自分達が責任を背負うべきで御座います。
一個の国家としての自覚を持たなければ、本当の意味での自立した主権国家とは言えません。


いつまでも日本におんぶに抱っこしてもらえる。と思ってはダメなんですからね?
本当の意味で、日本と対等な国家として自立してもらうために。
そのためにこそ。今まで日本は支援を行ってきたのですから^^

自分達は主権国家として日本と同じ立場であり、同じ責任がある。と言う事を、
東南アジア諸国の全ての方々には、十分に理解して頂きたいと私は切に願っております。



それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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