さてさて。前回の話題は、中国こそがアジア戦略の本命である。
ついでに言えば、現在の朝鮮半島の混乱は韓国。米韓同盟の機能不全。
これらが、まったくもって抑止力として機能していない事が原因だろう。
・・・と言う感じの話でしたね^^;
うん。まあ、そうだろう。と思います。
日米同盟と同じように米韓同盟が機能していれば、ここまで混乱していませんし。
朝鮮半島の問題で対中戦略が後回しになる。みたいな事にはならないと思います。
なので、アメリカの方々には改めて米韓同盟の機能不全について。
この点を考えた上で、今後のアジア戦略を構築する事を私は強く主張する次第です。
とまあ、それはそれと致しましてね^^;
本日の話題は、久しぶりにアジア以外の話を話題にしたいと思います。
ぶっちゃけ。
もう少し説明しないと対ロ制裁をやめる。と言う事が、どれほど重要であるのか。
その点についてアメリカの方々も納得しないだろう。と私も思ったわけです^^;
それでは参りましょう^^
まず最初に確認しておきますが。
対ロ制裁と言うのはヨーロッパ。ウクライナの問題を発端とするものであって。
何度も何度も言いますが私達日本。アジア諸国にとっては無関係です。
そんな無関係の問題を持ち込まれて、アジア地域が混乱している点について。
この点についてアジア諸国の大多数には物凄く評判が悪いのが実情です。
うん。当たり前ですね^^;
しつこいようですが、アジア諸国は無関係であるはずなんですから。
はっきり言わせて頂きますが、この対ロ制裁をアジア地域にまで持ち込んだ事で。
アジアにおけるアメリカの影響力が一つ下がっている。と表現しても過言ではありません。
それくらいの悪影響がアジア全体の安全保障体制に発生しております。
この事実をアメリカの方々には、ぜひとも直視して頂きたいと私は思います。
それでね。
この点を前提としてアジアから世界全体にまで視野を広げた場合。
アメリカの世界戦略。そこにおける致命的な間違いが判明する・・・かもしれない。と、
そのように私は考えていたりします^^;
と言うのも、ですねぇ。
この対ロ制裁一つだけで、アメリカはアジアよりもヨーロッパを優先している。と、
そのような世界戦略。明確な姿勢が判明するわけなんです。
でまあ、これは間違いである。と私個人としては指摘させて頂く次第で御座います。
アメリカの方々。
一つ確認しておきますけれども、これからの世界情勢が第三次世界大戦へ突入する事。
人類が滅亡するような最終戦争でも勃発しない限り。
今後の世界情勢において、アジアとヨーロッパの国際的な地位は確実に逆転します。
欧米諸国中心の世界秩序が終わり、アジア中心の世界秩序が始まります。
そんな物凄い時代の大転換ともいうべき時期にあって。
今と変わらず世界の超大国としてアメリカが世界に君臨出来るのか。
それとも普通の大国レベルにまでアメリカの国際的な地位が下がる事になるのか。
どちらになるかは、今この時のアメリカの決断にかかっています。
今ここでアジアよりもヨーロッパを優先した瞬間に、世界の超大国は消滅します。
アメリカ合衆国は、ロシア連邦と同じレベルにまで国際的な地位が下がります。
さて・・・アメリカの方々。どうしますか?
あくまでもヨーロッパを優先しますか?それともアジアを優先しますか?
んー。まあ、これからのアジア情勢につきましてはね^^;
今まで色々と書いてきましたので、ここではヨーロッパ情勢の話をしますとね。
今現在のヨーロッパと言うのは、大変残念ではありますけれど。
現状の秩序を維持し続ける事は出来ません。
それで私は以前に、EUは消滅してもNATOは残る。と書いた事があります。
この点について訂正させて頂きます。
今のヨーロッパを見る限り、NATOですら残るかどうかわかりません。
アメリカを中心とした現状のヨーロッパの秩序。
これが維持出来るのか。それすら私は懐疑的な立場になってきました。
と言うのも、NATOの中核を担うはずの米英同盟が極めて怪しくなってきたからです。
いや、米英同盟と言うか。イギリスそれ自体です^^;
先の選挙で与党側が大敗した事もそうなんですけれど・・・。
現在のイギリスは、どうにも緊縮財政に移行しようとしているみたいなんです。
それで、ですねぇ。
この緊縮財政の余波が、よりにもよって軍事にまで波及している状況があるんです。
・・・今のイギリスで軍事を犠牲にするなど自殺行為も良いところです。
いや、この話を最初に聞いた時にはね。
私も自分の耳を疑いましたが、どうやら事実みたいなんです。
つまり、今の私達日本と正反対の事をイギリスはやろうとしているみたいなんです。
言うまでも無く。そんな事をしたら米英同盟にまで影響が出るのは必然で御座います。
念のために書いておきますが、もう既にアメリカは世界の警察ではありません。
それゆえに、その分だけアメリカ以外の国々が安全保障を担う必要があるんです。
にもかかわらず。
今この時にアメリカの同盟国が軍事を犠牲にするなど、絶対にありえません。
どう考えても明らかな失策で御座います。
そんな失策をイギリスが計画している事を知った時。
私は米英同盟どころか。NATOすら危ういと即座に判断するしかありませんでした。
・・・そして、この事実にヨーロッパの大多数の人々は気づいていません。
気づいていたら、EUを裏切ったイギリスに制裁を加えよう。だなんて。
そんな動きが出てくるわけがありませんもん^^;
もう少し位はEUではなく、NATOを考慮してイギリスを擁護するはずです。
・・・でも、この意見って今のEUでは物凄い少数派なんですよねぇ。うん。
なので、私の結論と致しましてはね。
事ここに及んでもなお。未だヨーロッパと言うのは。
ヨーロッパ全体の安全保障体制と言うものが、真剣に議論されていないんです。
これは安全保障を司る立場としては、考えられない愚行です。
こんな有様ではEUでヨーロッパを統一する。だなんて夢のまた夢です。
・・・そりゃあね。世界の中心がアジアになったとしても、仕方のない話です。
さて。アメリカの方々。
このようにEUどころか。NATOすら危ういのがヨーロッパの実情です。
そんなヨーロッパを、あくまでもアジアよりも優先しますか?
たかがウクライナ一国のために。対ロ制裁を継続するんですか?
それで無関係なアジア諸国を巻き込むのですか?、
アジア地域におけるアメリカの影響力を低下させるんですか?
そこまでして・・・対ロ制裁とは継続しなければならないものなんですか?
今一度。対ロ制裁がアメリカの国益になるのか否か。
その点について冷静に考えた方が良いんじゃないかな。・・・と私は思います。
うん。最初は、こんなところかな。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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