政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 今のEUを助けようとする国家は、存在しないでしょう。 忍者ブログ
07 . May
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04 . December
そんなわけで。
前回では外交センスがゼロのドイツの話題から、現在の世界情勢の話をしたわけですが。

・・・まあねぇ。
色々と仕方がない。と割り切らなければダメな事ってありますよねぇ。
今のウクライナにしろ。ドイツ。そして、EUにしても。
本当の本当に。どうしようもないわけで御座います。うん・・・。

何となく意図的と言うか。作為的な部分が無いわけではありませんけれども。
でも、結局のところは。
ドイツ政府。メルケル首相。ひいてはドイツ国民が決断した事なんです。
うん。そうですね。
難民を受け入れる事こそが正しい。それこそが正義だ。と言う主張があるように。
断じて難民など受け入れるべきではない。と言う主張もあったわけですから。
それでもなお難民の受け入れを決断した以上。
その決断に対する責任は、他の誰でもないドイツ自身が背負うべきで御座います。


でまあ、この話はこれくらいで切り上げまして^^;
前回に書いた四カ国。
これからの世界は日米英ロが主要四カ国になる。と書いたわけなんですけれども・・・。
実を言いますと、本当ならイスラエルを含めて五カ国と表現するべきだったんです。
実際の国力。国家としての実力を考えても、そのように判断するのが正しいのですが。
ただ。
皆々様もご存知かと思いますが、イスラエルはドイツ以上に敵が多いのです^^;
その点を考慮すると、どうしてもイスラエルを含めるわけにはいかなったわけです。

もしイスラエルを主要国家に含めるのであれば。
やはりパレスチナ問題と聖地エルサレムの帰属問題を解決する必要があると思います。
これらの問題を解決して、イスラエルを中心とした安全保障体制を構築して。
中東地域の平和と安定を守る。となれば、私は迷わずイスラエルを主要国家に含めます^^


以前にから書いておりますように。
これからの国際社会では、経済よりも安全保障が重要視されます。
つまりは、どのようにして世界秩序。世界平和に貢献しているのか。
その点によって国際社会での序列が明確に決まるわけです。

アメリカとロシアは、それぞれが単独で膨大な安全保障を担っております。
日本とイギリスは、それぞれ日米同盟。日英同盟を中核として。
アジア。ヨーロッパの安全保障を担っているか。あるいは、担う予定になっています。
であればこそ。
イスラエルが国際社会での主要国家となるのであれば、中東地域の安全保障を担う事。
これを実行した時。世界中がイスラエルを主要国家として認める事でしょう^^

・・・と言うわけで。
私は、別にイスラエルを忘れていたわけではありません。
(↑誰に言い訳をしているんだか^^;)


とまあ、そんなこんなの話がありまして。
本日の話題は、前回の話の続きです。もう少しくらい話しても良いかなぁ。と思いました。
それでは参りましょう^^

それでまあ、前回までの話でもね。
アレで切り上げても良いかなぁ。と思ったりしたんですけどね^^;
それでもドイツ。EU各国が、まだ甘い事を考えている可能性がありますので。
本日は念のための話題で御座います。
・・・ここで適切に対応しないとEUどころか。本当にヨーロッパが火の海になります。
いや、本当にねぇ。その事を当事者だけがわかっていないんだよなぁ・・・。
ともかく。
そのような甘い幻想は絶対に持つべきではありません。現実を直視するべきです。


それでまあ、余計な御節介になるかもしれませんけれども^^;
改めて今後のヨーロッパ情勢を説明しますと、ですねぇ。

ウクライナがロシアの支配下に戻る事によって。
勢力図そのものが大きく変わるんです。これは一言で言えば、押し戻されるんです。
つまるところ。
今まではアメリカ陣営とロシア陣営との両陣営にとって、ウクライナが緩衝地帯でした。

ですが、今回の一件でウクライナは完全にロシア陣営に属する事になりますし。
その影響で東欧地域全体が不安定化するとなれば。
これから先は、東欧地域それ自体が緩衝地帯となるわけなので御座います。


うん。これは重要な事なので、よくよく聞いて下さいませね?
従来の東欧諸国では圧倒的だった欧米諸国。アメリカ陣営の影響力が減少して。
それに反比例する形でロシア陣営の影響力が増大するわけです。
これにより東欧地域は、両陣営にとっての緩衝地帯。中立地帯に変化するわけです。
ただし。
既に述べておりますようにEUは崩壊しても、NATOは残ります。
また、ロシアの立場でもアメリカとの軍事的な対立は望んでいないはずです。
・・・対ロ制裁でボロボロになったロシア経済を立て直す必要がありますからね。
まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。
軍事バランスそれ自体に変化が無い。と言う事なわけです。

んー。確かにね^^;
今後の東欧地域ではアメリカの影響力が低下して、ロシアの影響力が拡大するわけで。
これだけを見ればアメリカの負け。ロシアの勝ち。と言う事になるんですが・・・
でもね。
このような未来をアメリカが受け入れる可能性があるわけなんです。
それがなぜなのか?
それはEUが消滅する事により、必然的にユーロもまた消滅するからです。


アメリカの世界戦略。至上命題の一つが、世界経済におけるドル基軸体制の堅持です。
これに対して最大の脅威となっているのが、ヨーロッパの共通通貨であるユーロです。
長年。アメリカはユーロと言う存在を苦々しく思っていたんです。
そして、現在のヨーロッパ情勢は、これを確実に潰せるチャンスそのものなんです。

さて。EU各国の方々には冷静になって考えて欲しいのですが。
アメリカはどちらを取るでしょうか?
東欧諸国に対する影響力か。それともドル基軸体制の脅威たるユーロの排除か。

・・・私個人と致しましては、おそらくは後者だろう。と考えております。


まあ・・・もしかしたら、そうかもなぁ。と思っていたんですが。
先の大統領選でドナルド・トランプさんが勝利した事によって、ほぼ確定しました。
ええ。トランプさんであれば、迷わずユーロを叩き潰そうとするでしょう。
世界経済におけるアメリカの優位性。自国通貨である『ドル』の絶対性の確保。
それをトランプさんは確実に選び取るはずだからです。

ユーロが消滅すれば、世界経済においてアメリカの優位性は圧倒的になります。
軍事。安全保障の側面で低下した影響力を経済力で取り戻す事も可能でしょう。
・・・トランプさんであれば、そのように考えるはずです。
よって。
東欧地域でアメリカの影響力が低下して、ロシアの影響力が拡大する程度の事は。
大した問題じゃない。とアメリカは考えるはずです。
なぜならば、EUが崩壊してもNATOは維持され、今のロシアは動かないから。
根本的な軍事バランスは変わらないから。・・・と言う事です。


蛇足ながらイギリスについても述べておきますが。
そもそもイギリスは、ドイツを中心とするかのようなEUなる組織を認めていない。
ロシアの影響力が拡大しようとも、既存の枠組みを排除して。
自らが盟主となる新しい枠組みをヨーロッパに構築出来るのならば。
イギリスの場合も、やはり東欧地域など大した問題じゃない。と考えるはずです。

・・・私達日本などのアジア諸国についても、前回に話題としたとおり。
中国の味方であるEUが消滅するのならば、その分だけアジアの秩序を取り戻せます。
アジア地域の秩序を一切考慮しないドイツ。EUと言う勢力はアジアにとって目障りです。


と言うわけで。
日米英。そしてロシアを含めた四カ国は、このように個々の思惑が合致する事により。
EUはものの見事に崩壊するんです。世界中の全てを敵に回して、です。
これは既定路線に近しく、新しい時代の流れとも言えるものです。

「そんなものには屈しない。EUを残したい。絶対に負けないぞ」

・・・と考えるのならば、それも結構な事だと思いますけれどもね。
でも、それで人生の全てを破滅させてしまった方々と言うのは。
古今東西。世界中に山のようにいる事を忘れないで下さいませ。
よくよく自分達の実力と周囲の状況を誠実に見定めて、
何を守るべきであるのか。その点をちゃんと。しっかり考えて行動しなさいな。

無計画なままで。無分別に。無責任な事をしてはダメなんですからね?


最後に改めて申し上げます。
これからの世界では、経済よりも安全保障が重要視されます。
どのようにして世界秩序。世界平和に貢献出来るのか。
これによって今後の国際社会における序列が決まっていくんです。

・・・何も考えず難民を受け入れて、その挙句に自爆して周囲に迷惑をかけて。
地域全体を不安定化させるどころか。従来の秩序そのものを破綻させるような国家は。
当然ながら、今後の国際社会では最も低い地位となります。
地域の安全保障を無視し、世界秩序。世界平和を乱そうとする国家。勢力の全ては。
最も愚かな存在。世界の敵として扱われる事になります。
それは中国だろうが。ドイツだろうが。アメリカのエスタブリッシュメントだろうが。
一切において例外はありません。
それほどまでに、これからの世界では安全保障が重要であるからです。


・・・まっ。余計なお世話かもしれませんけどね。いやはや^^;

それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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