政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 日欧EPAはヨーロッパ。EUにおけるアジア戦略の変化を意味すると思います。 忍者ブログ
15 . May
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21 . July
やれやれ。なんとも暑い日が続いておりますよねぇ^^;
皆々様は大丈夫でしたでしょうか?
よくよく熱中症にはお気をつけ下さいませ。


それで前回は中国人や韓国人への対応は理想的な状態だ。と言う話でしたね。
うん。ホントにねぇ^^;
あれだけ安倍政権を批判していた方々と言うのは、反省した方が良いと思います。
戦後から考えて今ほど日中関係。日韓関係が日本優位の状況となった事はありません。
ええ。そうですとも。
今や中国も韓国も、どちらも共に私達日本の顔色をうかがう状況ですからね^^
何が正解であるのか。と言う事は誰が見ても明白だろう。と私は考えております。

・・・物凄く個人的な意見を言わせてもらうのならば。
現在に至るまで反日や何らやで理不尽な要求ばかりを突き付けられてきた事を考えれば。
私個人と致しましても、何とも溜飲が下がる思いで御座います。ナハハハ^^;

とまあ、それはともかく。
今現在の安倍政権の対中戦略。対韓戦略をモデルケースとして正当に評価し。
これから先の日本のアジア戦略の基本姿勢。基本戦略とするべきである。と思いますね^^


んー。まあ、おそらく。と言う話ですが。
現在に日本のメディアがこの点について評価もせず、反省もしないのは。
安倍政権が終わり次第。再び日本を土下座外交に引きずり戻そう。との思惑でしょうけど。
そうは問屋が卸しません^^;
もはやメディア。特にテレビの意向如きで日本が右往左往する時代は終わったのです。
ぶっちゃけ。
日本のメディアを陰から支配しようとする黒幕。すなわち中国共産党はもう終わりです。
従来のやり方は通用しない。従来の利害関係も通用しない。
それゆえに従来の常識など通用するはずが無いんです。

日本国内のマスメディアの方々。
よくよく自分の身の振り方を考えた方が良いと思いますよ?^^;
何度も言いますが、今までの常識は通用しないんです。
中国や朝鮮半島への配慮が第一だ。などと言う下らぬ論理は通用しなくなるんです。
なぜならば、中国も韓国も滅び去る運命にあるからです。
特に中国が滅亡した後は・・・貴方達を守る人間など誰一人としていないんですからね?

念のために申し上げておきます。
私ども安全保障の人間はメディアの偏向報道を絶対に許しませんし。
絶対に見逃す事はありません。
この点については、よくよく理解して頂きたいと思う次第で御座います。

・・・とまあ、こんな事を言い続けるのもね。さすがに疲れましたけどねぇ^^;



とまあ、それはそれと致しまして、本日の話題で御座います。
本日は、日欧EPAに関する話題を取り上げたいと思います。
それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
https://www.sankei.com/economy/news/180717/ecn1807170031-n1.html

こちらは産経さんの記事で、日欧EPAへの署名が行われた。との内容が書かれています。

うん。この動きそれ自体は、私達日本としても歓迎する事で御座いますね^^
日欧EPAが締結されれば、今後の日本の世界戦略にとってもプラスになるでしょうし。
中国を想定した場合でも、日本が優位になるだろう事は疑いようがありませんからね^^


一つの確認と致しまして、このEPAとは何ぞや?と言いますとね。
この点については高橋洋一さんが実に簡潔に説明して下さいました^^

EPAとFTAの違いについては、自由化される対象の違いです。
EPAの場合ではモノ。人。お金など様々な分野において自由化する協定です。
これに対してFTAはモノだけ。売り買いのモノを自由化する協定になります。
つまりは、自由化のレベルが違うわけですね^^;
日本のマスメディアでは関税ばかりが注目されてしまうので。
EPAとFTAの違いがイマイチわかりにくいのですが、実際は全然違うわけなんです。


それで、です。

この自由化のレベルの違いについて、直撃しているのが中国になるわけです^^;
中国はFTAは締結出来てもEPAは締結出来ないんです。
なぜならば、中国はお金。資本の自由化を許可していないからです。
ほら。中国って経済の自由化をしていないでしょう?^^;
経済を自由化すると政治の民主化に発展してしまうからです。
従来より中国政府。中国共産党。習近平は、自分達の権力を維持するためにも。
政治の民主化を阻止するために、経済の自由化と言うのが出来ないんです。
それゆえにFTAは締結出来ても、EPAは締結出来ない。
世界経済。自由主義経済で中国が台頭する事が出来ない最大の理由になっているわけです。

にもかかわらず。
最近の中国では輸入拡大を主張し、中国こそが自由主義経済を牽引する。などと、
物凄い主張をしているわけですけれど・・・実際には誰も信用していないんです。
だって。
肝心の中国経済が自由化していないからです。うん^^;
なので、中国が世界経済を引っ張る事なんて永遠に不可能なんです。


でまあ、ここからは安全保障の話になるんですけどね^^;

今回の日欧EPAが締結した背景には、このような中国の事情も一因になっていると思います。
と言いますのも、ヨーロッパ各国。EU各国のアジア戦略と言うのは。
基本的に日本と中国。この二つのどちらを選ぶのか。と言う点にあったからです。

まあ、近年では経済成長が著しい中国の存在が大きかったがために。
ヨーロッパのアジア戦略と言うのは、基本的に中国を中心としたものになっていました。
うん・・・まあ、ある意味で仕方の無い話だと思いますね^^;
仮に私がヨーロッパ。EUの立場だとしても、同じ判断をした事でしょう。

このためにヨーロッパ各国はチベットやウィグルの問題は無論の事。
東シナ海や南シナ海のシーレーンに関する問題ですら半ば沈黙していましたからね。
中国の横暴を見て見ぬフリをしてでも、中国との関係を重視したからですね。
それだけ中国から得られる利益は大きかったわけです。


しかし、です。

ここ数年において状況は大きく変わりました。
中国経済の停滞。衰退が明確になり、中国から得られる利益が減少したのです。
これに加えて最高権力者である習近平がバカ丸出しの失敗。失策が立て続けに発生し。
予想以上に中国の状況が悪化してしまったのです。

そして、これに対して昼行燈と言うか何と言うか。いるのかいないのか。
よくわからない私達日本が、安倍政権になってから急激に覚醒しました。うん^^;
日米同盟を強化し、対中包囲網を構築して、中国の横暴に真正面から対決し。
アジアの盟主としての責任を十全に果し始めたのです。
これにより中国を中心としたアジア情勢から、日本を中心としたアジア情勢へと。
明確な形でアジア地域そのものが変化したのです。

そのためヨーロッパ。EUのアジア戦略が変化するのは必然的な事だったわけです。
今まで見て見ぬフリを続けてきた中国の横暴に対して否定的な姿勢に変わり。
イギリスやフランスなどがアジア地域で軍事的に連携し始め。
NATOに日本を組み込むような動きまで出現した挙句に。
今回の日欧EPAが締結するに至った・・・わけです^^;
うん。そういうわけですので今回の日欧EPAの締結と言うのは。
ヨーロッパ。EUのアジア戦略が明確に変わった瞬間だった。と考えるべきだと思います。

あの、ですねぇ。
今回は日本とヨーロッパ。EUの締結なわけで中国に対して影響は無いだろう。とか。
そんな風に考えている人もいるかもしれませんが、そんな事は無いんです^^;
EPAの締結により日本とEU各国の自由化が推進される。と言う事は。
その分だけ日本におけるEUの影響力。EUにおける日本の影響力が拡大する事を意味し。
相対的に双方の地域における中国の影響力が低下する事を意味するわけです。
と言うわけで。
今回の日欧EPAは中国にとってマイナス以外の何物でも無いわけです^^;


さて。そうだとすれば、です。

もう少し踏み込んで考えると、今回の日欧EPA締結を中国は妨害したはずなんです。
ほら。アレです^^;
先頃に中国とヨーロッパが連携して自由主義経済を守る云々。・・・みたいな。
そんな感じの主張を中国は宣言していましたでしょう?^^;
もっと言えば、あの劉暁波さんの奥さん。確か・・・劉霞さんでしたっけ?
その人をドイツに出国させた。と言うのも中国側のヨーロッパに対する配慮でした。
そこまで中国が配慮しておきながらの、今回の日欧EPAです。
先に述べたように、このEPAの締結はヨーロッパのアジア戦略が変化したものであり。
ある意味で中国のメンツは丸潰れになったわけです^^;

そんなわけで。
本来ならば、中国としても絶対に阻止しようと考えていたはずですし。
実際に日本とヨーロッパの関係強化についても、中国は今まで邪魔してきた事でしょう。
普通に考えれば、もっと早くに日欧EPAが締結しても不思議ではありませんでしたからね。
・・・ぶっちゃけ。
私個人の意見としては、今回のEPAは遅いくらいだ。と考えております。
うん。もう一年くらいは早く実行する事は可能だったはずですし。
そうしていれば・・・また色々と状況も変わっていただろうなぁ。とも思います。

ともかくに相当に中国は邪魔していただろう。と私は思うんです^^;
しかしながら。
そんな中国の動きがあったとしても、遂に日欧EPAへの署名が行われてしまったわけです。
つまりは、それほどまでに中国の影響力が低下した。と考える事が出来ると思います。


えーと。アメリカがヨーロッパに対して影響力を行使する場合。
その間を取り持っていたのがイギリスであったように。
中国がヨーロッパに影響力を行使する場合に、その間を取り持っていたのはドイツです。
そして、そのドイツは自称EUの盟主を気取る程度には、大きな影響力を持っていた。
事実上。EU最大の影響力を行使していたのはドイツであり、メルメル首相であるはずです。
そして、そんなドイツは中国側の意向もあり、今回の日欧EPAを潰そうとしていた。
・・・まあ、少なくとも消極的な姿勢だっただろう。と私は個人的に予想しております。

なぜか?

今回の日欧EPAはヨーロッパ。EUのアジア戦略が変化した事を意味するものであり。
日本との関係が強化すれば、その分だけ中国との関係が希薄化する事になるからです。
そんな中国との関係が最も強いドイツとしては、そうなる事は避けたかったはず。
中国とヨーロッパの関係を強化した方が、ドイツとしては都合が良かったからです。
ところが、です。
実際にはEU首脳。トゥクス大統領は、豪雨被害により安倍総理の外遊が延期されると。
わざわざ日本にやってきてまで日欧EPAの締結を推し進めたわけです。

・・・これさ。
なんやかんや屁理屈を並べ立ててドイツ。メルケル首相が止めてもおかしくなかった。
こんなドタバタしながら署名する必要は無いだろう。との意見なども出たはずなんです。
それらの意見を押し切ってトゥクス大統領が日本までやってきたわけでしょう?^^;
つまるところ。
中国に連鎖してドイツの影響力まで低下している。と見る事が出来ると思うんです。


と言うのも、トゥクス大統領って物凄く印象が薄かったでしょう?^^;
今回のEPAで顔と名前が知れ渡りましたけど、そもそもEU大統領。
EU首脳部と言うのは、私達日本から見ると非常に影の薄い存在でした。
それよりもドイツのメルケル首相やフランスのマクロン大統領の方が、
よっぽど印象が強くEUでリーダーシップを発揮しているように見えたはずです。
うん。実際にそうだったはずです^^;
EU首脳部って、そんなに印象が強いものでは無かったんです。
その理由と言うのは、それほどまでに弱い立場だったんでしょう。おそらく。

しかし、ドイツ経済の低迷。政治的混乱により影響力が低下して事で。
EU首脳部が日本にやってきてまでEPAに署名する。と言うような決断を下した。
それだけの意思決定が出来るようになった。EU内部における権力構造が変化したんです。
ですので、ドイツの影響力が低下した。と言うのは、まず間違いないでしょうね。


そして、そのドイツの影響力低下はそのまま中国のヨーロッパ戦略。
ひいては中国の世界戦略そのものを直撃し、大きく後退する事になった。・・・と、
そのように結論付けるのが妥当であるように私には思えてなりません。


うん。まあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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