政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 現在のヨーロッパ地域には安全保障の不備があると思います。 忍者ブログ
09 . May
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11 . June
と言うわけで。
前回は中国情勢。アジア情勢の変化からドイツ。ヨーロッパの話でした。
うん。まあ、そうですねぇ。
今現在のドイツを含めたヨーロッパ情勢と言うのは非常に悪いと思います。
アジアを含めた世界全体が変化しようとしている最中にあって。
まったくもって対応出来ておりません。これは致命的だと私は考えています。

このブログでも書いてきた事ですけれど。
従来通りの慣例。慣習がこれから先も無条件に続く。と言う事は無いんです。
従来の秩序を前提としている権力構造。利権構造。社会構造。経済構造と言うのは。
当然ながら、その秩序が破綻した時点で。それら全てが破綻する事になるんです。


・・・いや、これはね。そんなに難しい話じゃないんですけれどね^^;
グローバルスタンダードのみならず世界経済は世界秩序。世界平和を前提として。
その上で成立するもので御座います。
秩序や平和を無視した経済活動それ自体がナンセンスです。
であればこそ、経済戦略の上に安全保障戦略が存在するのは当たり前の事です。
こんな単純明快にして子供でも分かるような事がわからないなど。
しかもそれが国民から国家権力を信託されたはずの政治家であるなど断じて許されない。

現在のヨーロッパの情勢を見る限りドイツのみならずね。
今のヨーロッパの政治家の大多数が、これに該当するのではないか?・・・と、
そのように私には思われてならないんです。
・・・ハッキリ言いますが、政治家として非常にレベルが低いと思います。


前回に私はイギリスとドイツを比較しましたけれどね。
安全保障を重視している国家と重視しない国家の差は歴然だったでしょう?^^;
経済力の大小の違いが些細な事だ。とまでは私も言いませんけれど。
でも、経済しか頭に無い国家の未来が悲惨である事は明白だったはずであり。
そのような愚かな国家を、これからの国際社会では一人前とは認められないんです。

・・・ほら。一昔前の私達日本がそうだったでしょう?^^;
日本はお金しか出さない。安全保障の責任を背負わない。として、
経済大国であるはずの私達日本は、それに反して国際的な地位は低かったんです。
でも、それは当たり前だと思うんです。
安全保障を背負う事の責任。平和を守る事の責任は、それほどまでに重いからです。

これからの世界。新しい時代では、この点が重要視されていく事になります。
いくらお金を稼いだのか。と言う事よりも、どれだけ平和を守っているのか。
その点こそが国際社会で第一に評価される時代に変わっていくr・・・わけです^^;



それでまあ、本日の話題なんですけれどね。
もう少し前回の続きと言うか。ヨーロッパの安全保障について。
今現在にドイツを含めたヨーロッパ情勢がどうなっているのか。
それに関する話を書かせて頂きたいと思います。それでは参りましょう^^


と言うわけで、まず最初に一つ書いておきたいんですけどね。
誤解しないで欲しいんですけど、別に私はドイツを嫌っているわけじゃ無いんです。
それどころか個人的にはドイツに対して一定の敬意を持っていたくらいです^^;

ですが、それを否定しなければならないくらいに。
それくらいに昨今のドイツが酷い事もまた事実だと思うんです。
うん。そうですねぇ。
ちゃんとドイツが安全保障をしていれば、何も私だって批判しないんです^^;
ドイツが自国の安全保障。ヨーロッパ全体の安全保障。
さらには中東地域の安全保障にまで対応しようと努力しているのならば。
そこまでしているのなら、私だって何も言いません。
ああ。ドイツは立派な国家だなぁ。と心から尊敬しているはずです。うん^^;


・・・でも、実際は違うでしょう?
中東どころかヨーロッパの安全保障も手を抜いているし。
それどころか自国の安全保障すら怪しい部分があるとなれば・・・これではね。
これでは日本と対等な国家。尊敬出来る国家だ。と判断する事は出来ません。
むしろ。
自分達は安全保障の責任を果たさないくせに、日本の安全保障は利用するのか。
ドイツが中国で利益を獲得するために日中友好。日米同盟は一方的に利用するのに。
ヨーロッパの安全保障を利用させないつもりなのか。
それじゃあ安保のタダ乗りじゃないかっ!・・・です^^;


うん。ここなんです。
経済のグローバル化。それ自体は別に悪い話ではありませんし。
それほど批判するほどに私も頑迷と言うか。視野の狭い人間じゃないつもりです^^;
ですから、アジア諸国以外の国家がアジア市場で経済活動をする事。
利益を獲得する事をそれ自体を否定するつもりはありません。
自由な経済活動が行われて然るべきであるだろう。と私も思います。

ただし、です。

アジア地域で経済活動をする。と言う事は、大前提としてアジア地域の安全保障体制。
この場合はアジア最大の安全保障である日米同盟を利用する。と言う事でもあります。
だとしたら。
同じように安全保障を利用させてくれ。経済活動をさせてくれ。と言う話です^^;
そして、ヨーロッパで言えば当然ながらNATOです。

NATOを前提として世界各国はヨーロッパで経済活動をしているのであり。
ヨーロッパ各国は、このNATOを維持する責任があるはずです。
もしその責任を放棄するようなヨーロッパの国家があるとすれば。
その国家は他地域において経済活動をする資格はありません。
そんな無責任で自分勝手な国家を認めるほどに、国際社会は甘くは無いからです。
もちろん私達日本を含めたアジア地域としても、その国家をアジア市場から叩き出します。
それが今後の国際社会では常識になるからです。


さて。そうだとすれば現実問題として実際のヨーロッパ各国はどうなのか。
特にドイツはどうなのか。・・・です。
既に述べたようにドイツは自国の安全保障すら怪しい部分があります。
・・・前回にも書きましたが、ドイツの軍隊は相当にヤバイ状態で御座います^^;
そして、自国の安全保障すら満足では無い国家となれば。
地域全体の安全保障。すなわちNATOに対しても満足とは言い難いはずです。


でまあ、そのように安全保障に問題を抱えるドイツを含めたヨーロッパ各国が。
他地域において経済活動をすると言うのは・・・ちょっと図々しい話です^^;
それが例えばアジア市場だったり、あるいはアメリカ。北米市場だったり。
それらの市場における経済活動が当該地域の安全保障によって守られていて。
安全保障の恩恵を受けて自由で安定的な経済活動が約束されいるのに。
自分達の市場を安全保障で守らないのでは・・・これではアンフェア。不公平です。
NATOの不備を放置すれば、アジア諸国とアメリカから批判の声が上がるのは当然です。

実際に。
今現在のアメリカ。トランプさんは批判しているでしょう?
もっとヨーロッパ諸国は安全保障の負担をするべきだ。・・・ってね。
このトランプさんの批判は決して理不尽なものでは無いんですよ?
正確に現実を見据えたの上での、正当な批判なんです。
紛れもなくドイツを筆頭にヨーロッパ各国は安保のタダ乗りをしているからです。



その上で、です。
容赦の無い事を言わせて頂きますと、NATOの不備を改善する事。
現状を見れば極めて難しいと言う以外にはありません。
ぶっちゃけ。
私個人の意見としては、改善の可能性は限りなくゼロに近しい。とすら考えています。
それがなぜなのか?その理由が何なのか。わかりますね?ヨーロッパの方々。
それは難民がいるからです。

これは安全保障を司る人間として断言させて頂きます。
もはやヨーロッパの難民は安全保障上の脅威になっているのであり。
この難民の存在それ自体が、NATOにおける致命傷となっているのが実情です。
念のために確認しますが難民問題は、受け入れたら終わり。と言う問題では無いんです。
自国民の一人として自立し、国民の一員となるその時までずーっと続くんです。
難民問題とは、それほどに恐ろしく重大で非常に深刻な問題なんです。


んー。難民問題に関する詳しい話については・・・まあ、これはね^^;
このブログでも何度も取り上げたので今ここでは割愛しますけど。
近い将来。
ヨーロッパ地域で難民の押し付け合いが始まるだろう事は自明の理でしょう。
それによりヨーロッパにおける国家間の関係は激烈なまでに悪化すると思いますし。
現在の秩序であるEU。ひいてはNATOの維持は・・・とてつもなく難しくなります。

一応ですが改めて確認します。
NATO加盟国同士の争い。または難民を相手にはNATOは発動しません。
そもそもの話として、そんなバカな争いにアメリカが介入する事はありえないからです。


これも確認しますけど、ヨーロッパの難民問題と言うのは。
これはアメリカが原因ではありませんよね?
アメリカが難民を受け入れろ。と理不尽な圧力をかけたわけじゃありませんよね?

あくまでもヨーロッパ。特にドイツによる自発的な行動の結果ですよね?
それも無制限に難民を受け入れる。なんて無分別極まる愚かな事をした結果。
難民を受け入れる代わりとして中東地域の安定をアメリカに丸投げした結果。
その結果としてヨーロッパ全体の安全保障体制に重大な不備。問題を発生させたのは。
これはヨーロッパ諸国の手によるものであり、いわば自業自得ですよね?

それでヨーロッパの安全保障に対する負担が増加したのだとしたら・・・。
まあ、そりゃあねぇ。
アメリカ政府。トランプ大統領が増加した負担はヨーロッパが背負え。と言うのは。
その主張は至極道理であるだろうかと思います。そうでしょう?




・・・そして、イギリスは考えた。

これは無理だ。もうNATOは維持出来ない。ヨーロッパの従来の秩序は破綻する。
その上で行動しなれければ生き残る事は出来ない。
いずれ必ずやヨーロッパには今とは異なる別の。新しい秩序が必要にある。
それゆえに、です。
イギリスはEUから離脱した。ブレグジットは起こった。
ヨーロッパからアジアへと世界戦略をシフトした・・・わけです。
北朝鮮に対する瀬取り監視を実行しているのは、安全保障の責任を果たす事を示すため。
世界に対して他のヨーロッパ諸国とは異なる立場。責任ある立場を証明するためです。

だから、です。

だから、以前にもチラッと書きましたが私達日本はEUではなくてイギリスを選ぶ。
世界平和のために尽力しているのがEUではなくイギリスであるから、です。


うーん。・・・孤軍奮闘を続けるトゥスク大統領に敬意を表する意味でもね。
私も今まで黙っていましたけれど。
日欧EPAの利益と言うのは、期待するほどに大きくはならないと思います。
想定される額面通りの利益を獲得するのは難しいでしょう。
その理由はヨーロッパが混乱して、正常な経済活動は難しくなる可能性があるからです。
逆に。
それよりもヨーロッパが混乱する事を前提とするような。
戦争特需みたいな利益の方が大きくなってしまうかなぁ。と私個人は予想しています。

無論。その場合には日本が直接ヨーロッパに手を出すのではなくて。
イギリスを経由する事で利益を獲得する。と言うような流れになると思います。
うん。そうです。
新しいヨーロッパの秩序はイギリスを中心として構築される事になるはずだからです。
ここまで話していけばさ・・・大体わかりますでしょう?^^;
だからこそ、今ここで日英同盟の復活なんて話が出てくるんです。

イギリスがアジア地域。あるいはTPPで利益を確保する反面。
私達日本を含めたアジア諸国。そして、アメリカのヨーロッパにおける利益を約束する。
そのような新しい世界秩序が構築されようとしているんです。
以前に書いた事ですけどね。
今後の世界四強が日米英ロとなる。と書いたのは、このような背景があっての事です。



ね?

安全保障ってとっても重要でしょう?世界の平和を守る事って大切でしょう?^^;
経済だけ。お金を稼ぐ事だけしか考えなかった人は、残念ですけど負け組です。
それは負けるべくして負けたのだろう。と私は思います。



とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^



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