政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 アメリカに流れ込む資金は、新興国だけではありません。 忍者ブログ
27 . April
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29 . December
さてさて。前回の話題は慰安婦問題に関する日韓合意でしたね。
基本的に私達日本にとってはプラスになるだろう。と思われます。うん^^;

でまあ、合意さえ行われてしまえばね。
後は韓国の国内問題として対応出来ますので、それで良しとしておきましょう。
・・・これで合意を蹴り飛ばそうとしたら、アメリカがマジギレしますからね。
と言うわけで。
この話題は、ここまでにしておきましょう^^


それよりも今年中に書いておかなければならない話題が御座います。
本日は、そちらを優先すると致しましょう。

でまあ、タイトルにもありますように本日の話題はアメリカの利上げ。
それに関する世界経済への影響。世界的な資金の流れについて。
アメリカの利上げによって、アメリカに流入する資金は新興国だけではない。
・・・と言う話題で御座います。


毎度おなじみ。私は経済が苦手ですので、それに関して意見は言いません。
・・・って言うか。言えません^^;
ただし。
これが安全保障の分野に関係してくるとなると・・・話は別です。
うん。そうなのです。
今回に行われたアメリカの利上げは安全保障上。極めて重要な決定になります。
それもアメリカに限定した安全保障ではなくて。
世界全体の、世界規模における安全保障。
つまりは、世界秩序。世界平和に対して重要な決定になるだろう。と私は考えています。

それは、なぜか?と言いますとね。
来年にオバマ政権がレームダック化して、世界全体が不安定化するからです。


いやまあ、これって今まで何度も書いてきた話題なんですけれどもね^^;
ただ。
この話題から世界経済に関して意見を述べた事は今まで無かったはずです。
ええ。世界秩序の是非は、当然のように世界経済にも影響を与えるわけです。
・・・まっ。経済が苦手な私の意見。主張なんて簡単なもんです^^;
一言で言ってしまえば、以下のとおり。

「お金は、安全な場所に保管しておいた方が良い」・・・ですね。


やはりと言うか。何と言うか。
来年から世界情勢と言うのは、確実に悪化していくわけですけれども。
その中でも特に顕著となるのはヨーロッパです。
そりゃそうです。
ヨーロッパは地域レベルでの安全保障を行ってきませんでしたからね。
世界中で一番。治安の悪化に関する比率は大きくなります。

でまあ、当然の話として。
そんな危ない場所。危険な場所に資産など置いておけるわけがありません。
もっと安全な場所に置いておこう。と誰もがみんな必ず考えます。

そこで出てくるのが、先頃に利上げを行ったアメリカです。
世界情勢全体が悪化していく最中にあって。
それでも世界最強の軍隊を保有する世界の超大国は未だ健在です。
だとすれば、アメリカに資産を置いていた方が安全だ。と考えるのは道理であり。
結果的に新興国のみならず。
ヨーロッパ諸国からも資産がアメリカに流れ込む可能性があるわけです。
安全な場所へ。安全な場所へ。・・・と流れる資金の動きが確定していくわけですね。


うん。ここです。

私が従来より、これから先の世界情勢は経済よりも安全保障が重要になってくる云々。
・・・などと書いてきた全ての理由が、この単純明快な一点にあります。
安心。安全じゃない場所に資金。資産など置いておけない。と誰もが考える。
そして、今や光の速度で数字が右から左に移動する時代です。

ヨーロッパの状況が今よりも悪化したとなれば、確実にこの流れは発生します。
発生して・・・おそらく。中国の人民元と同じレベルでユーロが急落します。
何度も書いてきましたけれど、これらの全ての原因は難民です。
難民による治安の悪化。経済の悪化が、ヨーロッパ全体での経済危機を誘発させるのです。
そんなわけだから、本当に大変な事になるんです。・・・うん。


んー。ほとんど経済的な要素が無くて、安全保障だけの見解で述べた意見ですが・・・。
それだけに笑い飛ばせない程度の可能性があるかと思います。
あの・・・どんなに経済政策。経済戦略を組み立てたのだとしても。
しつこいようですが安全保障戦略。安全保障体制が存在していない以上。
市場の不安。投資家の不安が無くなる事はありません。
経済活動とは、基本的に平和な状態を前提として行われるものです。
それは、有事の際での経済活動は予想外。想定外の事態が発生しやすく。
それゆえに全ての経済活動のリスクが極めて高くなってしまうからです。

イギリス。フランス。ドイツなどの強い国家は耐えられるかもしれませんが。
これがスペインやイタリアになると、極めて深刻な財政危機になる可能性があり。
さらにギリシャなどの国家になると・・・根本的に国家として存続出来るかどうか。
それすら危うくなってくる事でしょう。


何とかなる。とは言えないんです。
今現在の状況ですら、ヨーロッパでは協力体制が不完全です。
無理やり協力させている。と言う部分が見え隠れして、公然の秘密になっております。
それで。
今よりもなお状況が悪化する。今以上の難民が流入する。となれば。
EU.。ヨーロッパ連合それ自体が崩壊する可能性があって。
さらに言えば。
ヨーロッパ諸国内部においても見捨てられる国家が出てくるかもしれないわけです。
・・・その筆頭がギリシャです。
そして、ギリシャを見捨てる。EU加盟国を見捨てると言う事は。
同時にEU経済圏。EUの共通通貨も否定する。と言う事を意味するわけです。



これだけ状況が揃っていながら、ヨーロッパに資産を置いておく。
ましてユーロの資産を残しておく。と言うのは・・・なかなかにリスクが高い。
どう考えても、ユーロよりはドルに換えた方が安全だ。と考えるのが普通です。

そういうわけですので、
来年は新興国のみならず。ヨーロッパからも資金がアメリカに流れ込みます。
にもかかわらず、そのアメリカ政府。オバマ政権はレームダックで動けない。
アメリカに流れた資金をヨーロッパに戻す。なんて事は出来ません。
ですので、この動きは止められないわけです。

・・・なかなか危機的な状況でしょう?
そんな状態でヨーロッパは対ロ制裁を決定して、ロシアとの対立を継続したんです。
どれほどまでの大失策。大失敗だったのか。
ヨーロッパの方々も、そろそろ理解して下さいませ。




しかしまあ、最後に蛇足ですけれども・・・。
本当に。何と言うか。イギリスって立ち回りが上手いですよねぇ^^;
ええ。結果的にヨーロッパで一番被害が少ないのがイギリスです。
だって、イギリスの通貨はユーロじゃなくてポンドですからね。

その気になれば、イギリスは自分以外の全てのヨーロッパ諸国を切り捨てて。
自分達だけは助かる事が出来るんですから。・・・まったく大したものです。
アメリカほどでは無いにしても、イギリスに資産が流れ込む事も十分にあるでしょう。
実際にギリシャショックでは、ギリシャの資産家がイギリスに逃げてきましたしねぇ。
はからずも。
どんなイギリスの経済政策よりも明確に、イギリス経済が復活する可能性があるくらいです。
金融街ロンドンが物凄い事になる・・・かもしれませんねぇ。


ええ。以前に私はイギリス。ブラウン首相の事は、二枚舌どころか三枚も四枚もある。
・・・みたいな。そんな事を書いて批判した事もありました。
あの悪名高い「三枚舌外交」が決して過去の話ではない事を、
よくよく私も思い知らされましたけど。

でも、ここまできたら。いっそ清々しいくらいで御座いますね^^;
どこの誰を犠牲にしても自分達だけは助かる。と言うスタンスが貫かれている。
これがイギリス。大英帝国の安全保障戦略なのだとすれば私も脱帽です。
もう見事だと思います。ここまでくると皮肉も言えません^^;


・・・まっ。イギリスみたいになりたい。とは思いませんけれど。
それでもね。
そこまで図太く生きられるのは、ちょっとだけ羨ましくも思います。いやはや^^;


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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