政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 グローバリズムは万能の手段ではありません。理想を実現させるのは、常に人の意思なのです。 忍者ブログ
25 . April
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

31 . December
と言うわけで^^;
前回はグチを並べ立てるような、情けない文面だったわけですけど。
まあねぇ。
こんな情けない気持ちを、もう何年も引きずって政治云々を語っておりますけど。
一向に改善される兆しと言うものが、見えないので御座います^^;

謙虚を通り越して、自己嫌悪にまで近い気持ちであるとすれば。
まあ、私のその性根こそが最も卑しいものと言う事なのでしょうねぇ・・・。


んー。まあ、ちょっと妄想じみた話ですけれど。
もしも前世と言うものがあるとすれば、よっぽど私は悪い事をしたんでしょう。
その罪悪感が自己嫌悪になっている・・・のかもしれません。
経済が苦手と言い続けてきましたが、実はお給料を頂く時ですら。
言いしれぬ罪悪感を感じてしまう私だったりするのです。
・・・いや、もうコレって病気か何かですよねぇ。ナハハハ^^;

でも、もし仮に。
前世の私が安全保障の知識を悪用したとすれば、私は文字通りの世界の敵。
まさしく世紀の大悪党だったはずで御座います。。
本来ならば地獄に落ちるべきはずの人間が、なぜこの世界で生きているのでしょう?

うーん。なんだかよくわかりませんね。私は頭が悪いのでわかりません^^;


とまあ、私の話などはともかくと致しまして^^;
さて。とうとう2016年最後の日。大晦日となってしまいました。
本当なら、世界全体を大まかに話題にしようと思っていたのですけれども。
来年の事を考えて、グローバリズムに関する思想について。
それを改めて話題にさせて頂きたいと思います。それでは参りましょう^^

それでは最初に、こちらをご覧下さい。
http://www.sankei.com/world/news/161231/wor1612310015-n1.html

こちらは産経さんの記事で、今年の総括に関する内容が書かれております。
それで、ですねぇ。
正直な事を申し上げますと、この産経さんの主張について私は同意出来ないんです。
失礼して一部抜粋させて頂きますとね。

「各国が自国の利益のみを優先し続ければ、衝突に至ることは歴史が示す通りである。
統合、協調、グローバル化に向かってきた国際社会の結束の乱れは、けっして有益ではない」

・・・と言う事が冒頭に書かれていたりするんですが。
もし万が一に。
この主張が国際社会におけるグローバリズムの基本見解なのだとすれば、
私はグローバリズムを全面的に否定するところで御座います。

なぜか?と言いますとね。
この産経さんの記事の主張を額面通りに受け取るのだとすれば、
グローバリズムの発展によって国家間の対立が無くなる。
ひいては戦争が無くなる。・・・と言う主張になるだろうと思うんです。
それで大変失礼ではありますが、はっきりと断言させて頂きます。
これは間違いです。

どれほどグローバリズムを発展させようとも、国家間の対立が無くなる事はありません。
百歩譲って。
国家と言う概念が消滅して、世界が統一されるような事態になったのだとしても。
必ず対立。争いは生まれるし、戦争は発生する。・・・これらが無くなる事はありえない。
私どものような安全保障を司る立場の基本見解とは、つまりはコレです。


あの・・・この記事と言うか。主張をされている誰かさん。
いやまあ、誰が書いているのか。名前が・・・書かれていないみたいですけど^^;
この主張の根底には人道主義的。博愛主義的な理想があるのだろうと思います。
グローバルスタンダードにより全ての対立。争いが消滅する。と、
それにより理想の世界が出現する。・・・と言う思想があるのだろうと思います。

それで、その理想についてまで私は否定しません。
でも、それを政治の舞台にまで持ってくるのは、申し訳ありませんが非常識です。


うん。どうか悪く思わないで下さいませね。
私が、これほどまでに厳しく批判するのは、それなりの理由あっての事です。
と言うのも、そのような夢物語の理想論。
完全に現実を無視した机上の空論を大真面目に実行した挙句に。
跡形もなく滅亡した国家が世界中に存在する。と言う純然たる事実があるからです。

ほら。このブログでもドイツの話題を書きましたでしょう?
ドイツの積極的な難民の受け入れが、ドイツ一国だけではなく。
EU全体で行われたがために。近い将来に必ずやEUは崩壊する。と言う話です。
本当ならドイツ一国だけで終わるはずの問題を、過度なグローバル化がEU全体。
ヨーロッパ全体にまで及ぶ大問題にしてしまった。
グローバル化による密接な国家関係が仇になってしまった。・・・ってね。

このようにグローバリズムとて完璧では無いんです。
右派。保守。ナショナリズムと同じ程度には不完全なものなんです。
にもかかわらず。
さもグローバル化。グロバーリズムこそが絶対的に正しい。
これによって理想の世界が確立される・・・かのような主張と言うのは非常識であり。
まったくもって無責任なものである。と私には思われてなりません。


あのね。

思想と言うのは、所詮は単なるロジック。理屈であり。理論程度のものです。
そんな程度のもので理想の世界が実現する。などと言う事は絶対にありえません。
それでは、典型的な頭の良いバカだ。と表現する以外には無いと思います。
理想の世界を実現させる方法と言うのは、一つしかないと私は考えています。
それは、そこに生きる人の意思であり人の心です。

机上の空論のような、現実を見ていない人の典型と言うのは。
全てを頭の中だけで考えている事にあります。
目の前にいる人々。現実に生きている人々を見ていない事にあります。
政治とは、常に現実を見定めて行うものです。
現実に生きている人々を直視せずしては、決して政治を行う事など出来ません。


えーと。グローバリズムによって競争が強化されて、企業努力による技術の発展。
文化や文明の発展が期待出来る。と言う主張であれば私は賛成です。
実際に他国の異文化と交流する事は、とても刺激的な事だと思いますからね^^

ただ。グローバリズムが平和と安定。
この記事の場合では、協調と和解が実現する。と考えるのは危険です。
仮にそれが実現するとすれば、それは人の意思なのであって。
断じてグローバリズムの理論が平和をもたらすわけではない。

・・・そんなシステム化された平和が簡単に手に入るのならば。
そもそも政治も。安全保障もいらないでしょうに^^;

平和の実現とは、常にその国家。その地域。世界に生きる人々の意思であり。
世界の平和に向けて行われる人々の努力以外にはありえません。
理論如きで平和が実現する。などと考えるのは知識人。有識者の傲慢です。
この世界は。人の心は、そんなに単純に出来ているわけではないからです。


あの、ですねぇ。
助け合いとなれ合いは違うんです。協力する事と依存する事は違うんです。
えーと。今しがた調べましたが^^;
『和して同ぜず』と言う言葉があります。

先の日ロ首脳会談で、やたらと私は対等関係について言及しましたでしょう?
日本とロシアは対等の関係である事。
どちらかがどちらかに依存するような、なれ合いの関係では無い事。
その点を極めて強く私は主張しました。

グローバル化。グローバルスタンダード。グローバリズム。
大変結構な事だと思います。よろしい事であると私も思います。

しかし。
国家単位であろうとも、基本的な事は普通の一般的な対人関係と変わりません。
対等であり協力して助け合う。と言う最も基本的かつ最も重要な要素が無ければ。
世界中の、どこの国家のどんな関係であれ必ずや破綻します。
・・・泣き言や屁理屈を並べ立てるような、
そんな甘えた国家など淘汰されて然るべきだからです。
この一点を理解出来るかどうか。それが価値観を共有出来るかどうか。なのです。

ロシアは、これが理解出来る。と私は考えております。
これに対して今の中国や韓国と言うのは、これが理解出来ない。とも私は考えています。
だから、価値観が共有出来る国家と出来ない国家にわかれるんです。


それで、この産経さんの主張と言うのは。
どちらかと言えば中国や韓国が主張している事に酷似しているんです。
つまりは、マトモに現実を見ていない自分勝手な妄想だ。と言う事です。

・・・いや、私も産経さんの記事を引用させてもらっている立場なのでね^^;
本当は、あんまり産経さんを批判したくないんですけれども。
この主張に関してだけは、物凄く厳しく批判するところで御座います。
なぜならば、このような妄想が国家を滅ぼすからです。


いや、あの率直に申し上げまして産経さん。産経新聞らしくない記事ですよねぇ。
産経新聞と言うのは右派。保守を自称するメディアだと思っていたので。
もう左翼どころか。極左思想のような主張。
グローバリズムこそが絶対的に正しく、全ての問題を解決する。と言わんばかりの。
こんな物凄い記事が出てくるとは思ってもいなかったです。

しつこいようですが、右翼と左翼は対立関係であると同時に相互に補完する関係です。
だから、左翼が正しくて右翼が間違っている。と言う主張は論理破綻しているんです。
グローバリズム万能論なんか主張したらダメです!

んー。何かの手違い?・・・なのかもしれませんねぇ。
産経さんは、いつもはもっとマトモですからね。ちょっと手違いがあったんでしょう。
いや、私も一瞬。朝日新聞かと思いましたもん^^;



あの、実はですねぇ。
これとは別の記事。藤井厳喜さんが書かれた記事があるんです。
http://www.sankei.com/world/news/161230/wor1612300015-n3.html

こちらの記事の方が、よほど産経さんらしい記事ですね^^
内容的にもちゃんと妥当性がありますし、常識的で良識的です。
今回に話題としたようにグローバリズムが善で、反グローバリズムが悪だ。みたいな。
そんなレベルの低い内容とは雲泥の差があります。
しっかりと現実を見て記事が書かれておられると思います。

なので、やっぱり手違いだったのかもしれませんねぇ。
でもまあ、悪い見本として反面教師にする意味もありますので。
今回は、あえて話題にさせて頂きました。
・・・産経さんには申し訳ない事をしてしまいました。
決して産経さんを貶める意思があって、今回の話題を書いたわけではないのです。
その点だけは、どうか信じて下さいませ。



と、言うわけで今年はこれで終わりで御座います^^;
来年はいよいよ2017年。
2016年が予想外に安定してしまったので、その分だけ来年は激動の一年になります。
ですが、決して悲観する事は無いと思います^^
正しい人々の意思と心があるのならば、必ずや全ての困難を乗り越える事が出来ます。
うん。そうですね。
私が当初に予想していたよりも、ずっと世界情勢は良い方向に動いております^^

日本国民が一致団結して、日本の平和と未来を守って参りましょう^^


それでは本日もまた失礼致しました。それでは皆々様。良いお年を^^

拍手[1回]

PR
NAME
TITLE
TEXT COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
ササラド
性別:
非公開
P R

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

新品価格
¥1,037から
(2015/1/27 23:02時点)

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

新品価格
¥972から
(2015/1/27 23:12時点)

コレキヨの恋文

新品価格
¥1,728から
(2015/1/27 23:15時点)

Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]