さて。前回は東京都議会。自民党都連と公明党都連に関する話題でした。
んー。やっぱりね。今回の敗因は自民党都連にある。と言う事になるでしょうか。
一昔前にいた悪い政治家の典型例・・・とまあ、そんな事を前回では書きましたが。
もっと簡単に言うのならば、時代劇の悪代官みたいなもんです^^;
そもそも自民党都連が品行方正。もう少しでも常識。良識的であったのならば。
こんなに誰もが苦労する事には、ならなかったはずですからねぇ。うん^^;
・・・ただ。
改めて申し上げます。今回の都議選と言うのは。
最初から自民党が本気で戦っていれば、十分に自民党が勝利出来る戦いでした。
ええ。そうですとも。
自民党都連が一昔前にいた悪い政治家の典型例。時代劇の悪代官なのだとしても。
腐っても鯛。腐っても自民党です。
自民党であればこそ、最後の最後まで責任は自民党によって背負われているんです。
ところが。
これが都知事の小池さん。また都民ファーストの会となれば話は別です。
小池さん。都民ファーストの会と言うのは、いざとなれば責任を放棄します。
この点については、まず間違いないでしょう。
事と次第では都政。都民が犠牲になったとしても、全ての責任が放棄される可能性があります。
・・・この点を自民党が本気で追及すれば、必ずや都議選は自民党が勝利しておりました。
でまあ、それを証明するニュースがありますのでね。
本日は話題は、その話題で御座います。それでは参りましょう^^
まずはこちらをご覧下さいませ。
その理由は知事に専念したいから。二元代表制への懸念があるから。と言う事みたいです。
うん。まあ、それらの理由についても理解出来なくはありませんけど。
でも、私には別の理由があるように思われてなりません。
すなわち小池さんは、都民ファーストの会の責任を背負いたくなかった。・・・です。
今回の都議選において当選した都民ファーストの会の候補者には。
かなりの問題児が含まれているんです。
政治のイロハも知らないド素人。または元々が民進党の議員。
あるいは、文字通りの時限爆弾みたいな物凄い問題を抱えている人・・・とか。
ともかく。
それらの責任。問題児を候補者として選んだ責任。
都民ファーストの会の代表としての責任を問われる事を恐れて。
小池さんは代表を辞任したように、そのように私には思われてなりません。
えーと。ちょっと別の記事になりますけど。
これまた産経さんの記事になりますが、維新の会の松井さんの発言として。
「小池さんが代表だから票を入れた人たちから見ると、それは違うということになる」
・・・と批判していますが。私も同じような感想を持ちました。
でも、このような批判に対しては小池さんは痛くも痒くも無いのでしょうね。
だって、もう選挙は終わったから、です^^;
実際に選挙が終わってしまった以上。
どのような反発が都民から出たとしても、大して支障はありませんからねぇ。
小池さんは、相変わらず非常に器用に立ち回っているなぁ。と思います。
思いますが・・・本気で支障が無い。と思っているのだとしたら、読みが甘過ぎます。
と言うのも、ですねぇ。
この松井さんの発言と言うのは、相当に優しい発言です。ええ。紳士ですね^^
やっぱり相手が女性だと言う事なので、松井さんは少し手加減していると思います。
ただ。
私の場合は完全にチンピラ風情なので、そんなに優しくはありません。
優しくないので、はっきり言います。
その戦略で都民は騙せても、公明党は騙せませんよ?・・・です。
あの、ですねぇ。
小池さんは、イマイチ理解していないのかもしれませんけれどね。
公明党と言うのは自民党の陰に隠れがちなわけですので、どうにも目立ちませんが。
でも、公明党は公明党で百戦錬磨の方々なんですからね?
・・・それこそ小池さんなんて足元にも及ばないほどに、です。
うん。ダテに自民党と互角の連立を組んでいるわけじゃないんです^^;
パッと見た感じだと公明党って、単なる小規模政党にも見えてしまいますし。
特に目立つような派手さも無いので、何とも影が薄い立場なわけなんですけれど。
ところがどっこい。
あそこにいる政治家って、冗談でも何でもなくマジな政治家が揃っています^^;
それでまあ、本題に戻りますけど、
今回の小池さんの代表辞任について、公明党からの了承は得ていると思います。
でも、それで全てが万事解決だ。と思ったら大間違いなんですからね?
何にも解決していないんですからね?
・・・いや、ホントにさ^^;
小池さんは、改めて都民ファーストの会の現状について。もっと真剣に考えるべきでした。
まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。
都民ファーストの会それ自体に、まだ信頼と言うのは存在しないんです。
その代わりに小池さんの支持率。人気を担保にして都民からの信頼を先取りして、
都民ファーストの会の候補者を選挙で勝利させたんです。
確認しておきますが都民ファーストの会には多数のド素人。元民進党。爆弾みたいな問題児。
これらが存在しているわけですけれど。
彼らの信用を担保したのは都知事である小池百合子さん当人です。
小池さんが言うのであれば、信用する。として都民は投票したんです。
ところが。
その小池さんは選挙終了直後に代表を辞任してしまった。
色々と理由があるのだとしても、これでは責任を放棄した。と指摘されても仕方ありません。
ええ。都民を騙した。と批判されても仕方ないだろうと思います。
だって。
いざ何か問題が起こった時。小池さんが責任をもって対応するのだと思っていたら。
その小池さんが誰よりも先に都民ファーストの会から抜けてしまった。
いやいや、それじゃあ誰が都民ファーストの会の責任を背負うんです?^^;
さて。そんなこんなの状況があって公明党です。
公明党は、そんな問題児ばかりの都民ファーストの会と連携して選挙を勝利しました。
つまり、公明党は都民ファーストの会に関する責任の一端を担う立場になっているわけです。
もし万が一にも。
その都民ファーストの会に何らかの重大な問題が発生した場合。
それが公明党にまで飛び火してしまう可能性は十分にあり得るわけです。
公明党としては、小池さんが全ての責任を背負うのだとばかり思っていたのに。
その一番肝心な小池さんが代表をやめてしまったわけでしょう?^^;
そうだとすれば、必然的な話としてね。
都民ファーストの会の問題。その責任の全てが自分達に押し付けられるかも。・・・と、
そのような可能性を危惧するのは、至極当然の事で御座います。
となれば、どうするのか?・・・簡単です。物凄く簡単です^^;
ゆっくりと。わからないように。
しかしながら、確実に公明党は都民ファーストの会から離れていくんです。
そして、次の都議選では何事も無かったかのように自民党と連携して戦っている事でしょう。
えーと。そういえば。
これからの小池都政と言うのは、公明党との連携を前提としているのでしたねぇ。
その公明党が気が付いたら、どこにもいなくなっていた。・・・みたいな。
そのような可能性になったりは、しませんか?
・・・あの、ですねぇ。
都民ファーストの会の代表を辞任する事を、公明党が了承してくれたんだ。としましょう。
でもね。
小池さんは一度でも良いから、公明党の立場になって考えてみるべきだったんです。
そうすれば必ずわかったはずです。
小池さんがいない都民ファーストの会なんて、単なる烏合の衆で御座います^^;
何かあった時に都民ファーストの会の責任を誰が背負うのか。
そんなの小池さん以外にいるわけがないでしょう?
その小池さんが代表を辞任します。となれば・・・連携なんて出来るわけないじゃん^^;
話が違う。として公明党が手を引こうとするのは当たり前の事です。
それでは、なぜ公明党は代表の辞任を了承したのでしょう?・・・これも簡単です。
小池さんと同じ理由。つまりは、選挙で勝つためです。
公明党都連は自民党都連との協力を解消してまで、都民ファーストの会との協力を選びました。
もう絶対に負ける事が許されない状況だったわけです。
そんな状況にある公明党都連の立場としては、どれほど不満があったのだとしても。
小池さん。都民ファーストの会との協力関係を崩す事は出来ないわけです。
その上で小池さんが唐突に。土壇場で代表辞任の話を持ってこられたら・・・そりゃあね。
公明党の立場を考えたら、小池さんの代表辞任を了承する以外には無いでしょう?^^;
本当にさ。了承する。と応じる以外に選択肢は無かったはずですし。
それを見越した上で小池さんも代表辞任の話を公明党にゴリ押ししたのでしょう?
・・・うん。まあ、このような経緯があった事は、まず間違いないでしょうねぇ。
でも、そんな理不尽な形で結ばれた約束なんて。
バカ正直に公明党が守る理由nなどあるわけないんです。
こっちの足元を見て理不尽な事を要求してきた。と公明党は内心怒り狂っているでしょう。
であればこそ。
時機を見て、必ずや小池さんと都民ファーストの会との協力関係を御破算にするはずです。
こんな無責任で不誠実な連中など信用出来ない。と考えて、です。
でまあ、これに前回までの話が加わるわけです^^;
自民党。安倍政権は敗北。それも歴史的な惨敗を覚悟してまで公明党との衝突を避けた。
あらゆる犠牲を覚悟の上で、それでもなお自公連立を死守したわけです。
流血すら覚悟して仁義を通した自民党と、信頼を先取りしただけの都民ファーストの会。
最後まで責任を背負った安倍総理と、アッサリ責任を放棄した小池都知事。
どっちを公明党が選ぶかなんて、そんな事は考えるまでも無いでしょう?^^;
小池さんは、いくらなんでも自民党も公明党も甘く見過ぎています。
今回の都議選の直前に小池さんが色々と小細工をしたように。
自民党や公明党だって色々と動いていたんですからね?
無責任な言動に加えて、相手の足元を見てゴリ押しするような真似をされて。
そこまでされて公明党が黙っている。・・・なんて思いましたか?
とっくの昔に自公両党は水面下で交渉を開始している事でしょう。
それこそ自民党は都民ファーストの会の候補者を徹底的に調べ上げて、
それらの情報を片っ端から公明党に流していたはずです。
都民ファーストの会は見掛け倒しで、中身が最悪だ。恐るべき問題を抱えている。・・・と、
選挙で対立する事が出来なくても、選挙の後を見越して自民党は動いていたはずですし。
それらの自民党の真摯な対応に公明党は好感を持っていると共に。
どれほど小池さん。都民ファーストの会を信頼する事が危険であるのか。
その事を公明党は実感していた事でしょう。
ええ。これくらいの事は間違いなくあったはずです。
・・・もし私が自民党の立場だったら迷わずそれらの事を実行しているからです。
自民党と都民ファーストの会。安倍さんと小池さん。
どちらを選ぶべきであるのか。それらを丁寧に説明して、公明党を懸命に説得しております。
実際に自民党。安倍総理は実行していたでしょう。
と言うわけで、結論としては。
今後の都政において、公明党は絶対に自民党の意向を無視しないはずです。
何か問題があって。それを自民党が反対した場合。ほぼ確実に公明党も反対します。
小池さん。都民ファーストの会よりも自民党を重視するような言動を見せるはずです。
なぜか?
公明党は小池さん。都民ファーストの会を信用していないからです。
自民党を完全に無視して小池さんの意向だけで都政を行う。
出来ません。そんなの。
それが出来ない状況を、小池さん自身が作り上げてしまったからです。
あまりにも小池さんが公明党に対して無責任で不誠実だったから、です。
・・・ああ。いやまあ、民進党や共産党と協力するのなら話は別ですけれどね^^;
その場合ならば自民党を完全に無視した都政を実行する事も可能でしょう。
でも、それをやった瞬間に全ての保守勢力が小池さんから離れるでしょうし。
公明党も二度と協力してくれなくなるでしょう。それでもよろしければ、どうぞ御自由に。
うん。まあ、今後の都政はこんな感じになるでしょうね^^;
とりあえずは豊洲移転。その次はオリンピックがありますので。
そこまで都政がムチャクチャに荒れる事は無いと思います。日本の国益にも関わりますから。
ただし。
何かあるたびに少しずつ。確実に小池さんの支持率。人気が下がっていくだけです。
ええ。なぜ自民党と公明党が政権与党であるのか。
その事実を嫌と言うほどに小池さんは思い知る事になるでしょう。
しかしまあ、何と言いましょうか^^;
あの公明党を小池さんが都合良く操れる。・・・なんて致命的な勘違いなんですけど。
その事について。誰も教えてはくれませんでしたか?
本物の政治家が、どれほどまでに恐るべきものなのか。教えてはくれませんでしたか?
んー。自民党の議員であるならば。普通は誰かが教えてくれるものなんですけれどねぇ。
・・・なんとも御可哀想な事で御座います。
何度も言いますが、私は単なるチンピラです。
松井さんのような紳士ではありませんので、はっきりと言わせて頂きました。
・・・まっ。安全保障の立場としては、都政には関与する事もありませんから。
都知事としての残りの任期と、都民ファーストの会の後始末。
それについてだけは、しっかりと小池さんには責任を背負って頂きたい次第で御座います。
とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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