政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 私が考えている世界戦略についての話です。 忍者ブログ
27 . April
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07 . July
先頃のバングラデシュ首都ダッカでの一件は、随分と痛ましいもので御座いました。
亡くなられた方々には、心より御冥福をお祈り申し上げます。


このテロ事件では「イスラム国」が犯行声明を出しているわけですけれども。
まあ、何と言いましょうか・・・解決の難しい問題で御座います。
イスラム国は、極悪非道にして一切弁明の余地が無い凶悪なテロ組織です。
ですが、そのイスラム国を倒しただけではテロ連鎖は止められません。
根本的に止めるためには。
中東地域の安定とイスラム教そのものが変わる必要があるだろう。
・・・と私は個人的に考えております。


うーん。そうですね。
なんとも難しい問題になりますが、少しばかり話題にさせて頂きますと・・・。
イスラム国のみならず。現在の中東地域においては、数多の対立と紛争があります。
それは、もはや一朝一夕では解決不可能なほどに、悲惨な有様となっております。
その上で。
このような事を申し上げるのは、酷である事は重々承知ではあるのですけれども。
安全保障を司る立場として、この先の中東情勢と言いますのは。
今以上に混乱。混迷は深まり、今以上に悲惨な有様となる事は確実で御座います。

おそらくではありますが、今の欧米諸国と言うのは。
イスラム国を倒す事で中東情勢が改善へと向かう。と考えているようですが。
残念ながら、既にそのような段階は、とうの昔に過ぎ去っております。
今ここでイスラム国を一掃したとしても焼け石に水。
仮にイスラム国を殲滅させたのだとしても、次の戦いが即座に始まるはずです。
・・・うん。イスラム国との戦いなど序の口です。
中東地域における本格的な紛争は、これからで御座います。



・・・うーん。少し話は変わって申し訳ないんですけれども^^;
先のイギリスの話題でも書かせて頂きましたように。
私は、世界戦略において第三次世界大戦の発生阻止を考えております。
それを・・・ちょっと確認しておきますと、ですねぇ^^;

私は、何においてもアジア地域の安定化こそが最優先であり。
それこそが全ての世界戦略の第一歩である。と考える立場で御座います。

まずは中国に対する戦略として、対中包囲網を完成させて。
国際社会における圧力を背景に経済の自由化と政治の民主化を目指します。
そこでアジア地域。ひいては、世界全体に多大な悪影響を及ぼしている元凶にして。
現在の中国を極めて不当な手段により支配している勢力を一掃させ、
対中包囲網をそのままアジア地域における協力体制へと移行し、
民主化された中国を組み込みつつアメリカやヨーロッパなどと連携して、
新しい国際秩序を作り上げて、不安定化する世界情勢に歯止めをかけます。

ですので、少なくとも中東地域の安定化と言うのは、この次です。
アジアの次に中東です。この順番を変える事は出来ません。
もし中東を先にしてアジアを後回しにしますと、世界秩序が完膚なきまでに崩壊します。
と言うのも今の中東諸国では、世界秩序を維持する事は出来ないからです。

・・・大変失礼だとは思いますが、未だに民主主義も満足に実行出来ない上に。
中東地域での難民をヨーロッパに押し付けるような国家は、足手まといなんです。
なので、これからの世界秩序を維持するのは私達にアジア諸国にかかっているんです。
それゆえに中国の民主化こそが最優先なんです。
うん。これは大多数の方々が賛成してくれるのではないか。と私は考えています。



話を進めますが。
このようにアジアを安定化させ、新しい国際秩序を構築する。と言う事について、
私は、十年の時間が必要だと考えています。
そうですとも。この時点で十年で御座います。
本格的に中東地域の安定化に着手するまで。開始するまでに十年の時間が必要です。
・・・まあ、中国の問題がアッサリ終われば、もっと早いかもしれませんけど。
でも、あれほどまでに問題が山積した中国にケリをつけるとなれば、
数年以内。と考えるのは、ちょっと無責任な楽観論だと思います。
なので、十年の時間が必要不可欠だと覚悟するべきです。


しかしながら・・・ここで、さらに問題になるのはヨーロッパ情勢です。
先にイギリスが離脱した事により、現在のヨーロッパ情勢は相当に危機的です。
現状維持。
つまりは、現在のEUが現状のまま存続する。と言う可能性は極めて低いです。

大変申し訳ありませんが、私はイギリス以外のEU各国。ヨーロッパ各国の能力。
安全保障に関する見識については、極めて懐疑的で御座います。
・・・マトモな人間が一人もない。と言う可能性を半ば本気で考えております。
ヘタをすればヨーロッパ全域の安全保障体制が崩壊して、
ヨーロッパのド真ん中で戦争が勃発するだろう。と考えているくらいです。

そして、万が一にも。丸ごと全部ヨーロッパが火の海となってしまった場合。
中東地域に対処する前に、ヨーロッパに対処する必要が出てきます。
そんなわけで、アジア。ヨーロッパ。中東の順番になる可能性があるんです。
それで、このヨーロッパの場合においても、やはりアジアと同程度の期間。
つまりは、十年の時間を覚悟するべきです。


と言うわけですので。
最悪の場合。本格的な中東地域の安定化に着手するのは、
二十年後を想定しなければならないだろう。と言うのが私個人の見解であり。
さらに中東地域の安定化の実現についても、やはり十年。
なので、三十年の計画で中東地域の安定化を実現させる事になるかもしれません。

・・・うーん。我ながらバカみたいに大雑把な予想で、
無駄に遠大な計画になってしまったわけですが^^;
でも、これくらいの心構えが無ければ、中東地域の安定化は不可能だと思います。
もう本当にね。
中東地域の安定化と言うのは、地域レベルでは解決不可能です。
繰り返しますが、中東地域の混乱と言うのは、これからが本番なんです。

それはなぜか?簡単です。
中東地域の安全保障体制が完全完璧に崩壊してしまっているからです。
これは、もう・・・見ればわかる。と言うレベルで御座います。
従来の中東地域の安全保障体制を知る者が見れば、もう泣くしかないレベルですToT
ですから、今以上の混乱するし、今以上に難民も激増するはずです。
それら全てがヨーロッパを目指す事になるかもしれないんです。・・・洒落にならない。

はぁ~。本当に。愚かな事をしましたよね。
ウクライナの騒乱の全てを無視して、難民の受け入れなどと言う後手に回らず。
積極的に中東地域の安定化を優先させていれば、こんな事にはならなかったものを・・・。
まあ、事ここに及んでは何を言っても無意味なんですけどね。
ただ・・・それにしたところで。
中東地域の不安定化はヨーロッパの安全保障に重大な悪影響が発生する。と、
そんな基本的な事も予想出来なかったのだとしたら、自業自得なんですからね?
国際社会の一員として。
まして先進国。常任理事国として恥ずべき事なんですからね?



・・・あの、ですねぇ。

それくらいに安全保障と言うのは難しくて。
不安定化した地域を安定化させると言うのは、実に骨が折れるんです^^;

本当に・・・安全保障を軽んじた挙句に、地域情勢を不安定化させる事は。
なんとも罪深い事である。と私は改めて考える次第で御座います。
まあ、こんな私でも安全保障を司る立場ですのでね。
当たり前の話を、それでも改めて申し上げるんですけれども・・・。

安全保障を構築するのは本当の本当に極めて難しい。物凄い重労働です。
でも、そんな安全保障を破壊するのは一瞬なんです。
一瞬で安全保障と言うのは簡単に消し飛んでしまうのです。
だからこそ。
ありとあらゆる人間が、必死の努力によって安全保障を守ろうとするんです。
国家。地域。ひいては世界全体の平和と未来を守るために。です。

この当たり前の事実を理解しようとせず、安全保障を軽んじた挙句。
平気な顔で平和と未来を破壊しようとする輩を私は許しません。
まったくもって極めて罪深い行為である。と私は断言するところで御座います。
どれほど平和を守る事が難しく、どれほど戦争の発生が容易であるのか。
それを知らぬ者に政治。天下国家を論じる資格は無いと思います。


・・・とまあ、そんなわけでね^^;

それが仮に、どれほど気の遠くなるような話だったとしても。
あるいは、どれほど無力に感じる場合があったのだとしても。
それでも、やらなければならないのです。
今この時代を生きる人間の一人として、責任を背負わなければなりません。
それは一つの義務として、あらゆる不幸。悲劇と戦う事であるのかもしれません。

そんなような事を私は考えているのです。・・・考えているのでした。いやはや^^;


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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