さてさて。前回は日本の強さに対して日本人は無頓着だ。と言う話でしたね^^;
うん。まあ、表現としては過剰な部分もあるかもしれませんけど。
でも、大体は正しいかと思います。それくらいに日本って強いんです^^
世界的に見て日本と同じレベルの国家など、そうあるものではありませんからね。
ただ近くに常識外の国家がいるために、イマイチわからなくなっているだけです^^;
それで、それはそれと致しまして・・・ちょっと困った事になりました。
本日は、その話をしたいと思います。それでは参りましょう^^
まずは、こちらをご覧下さいませ。
うん・・・これは、ある意味では予想していた事でもあります。
そうですね。きっと私だけじゃないんじゃないと思います。
「グアムにミサイルを発射するのがデットラインだとするのならば。
それじゃあ核実験は、その手前の段階であるはずだ」
・・・と北朝鮮。金正恩は考えるかもしれない。とは私も思っていたんです。
そして、実際にグアムへのミサイル発射と比較すれば核実験は見劣りします。
アメリカがグアムへのミサイル発射に対して最終的な警告を発したとすれば。
北朝鮮はミサイル発射は中止しても、核実験を実行するかもしれない。と、
そのように私は考えていましたし、私以外にも同じ事を考えた人は多かったと思います。
しかし、です。
これだけだったら私も騒いだりしませんでした。・・・北朝鮮の独断であればね。
今回の一件については明らかに北朝鮮単独の意思ではありません。
十中八九。ロシアの意思が介在しているだろう。と思われます。
と言いますのも、つい先日にアメリカが余計な事をした直後の話だからです。
こちらをご覧下さいませ。
アメリカがウクライナへの武器供与の検討を発表してしまったんです。
当然ながら、この記事にもあるようにロシアが反発するだろう事は間違いなく。
ウクライナ。東欧。ひいてはヨーロッパ情勢の不安定化は避けられません。
それで、このタイミングで、です。
このタイミングで北朝鮮の核実験です。あまりにもタイミングが良過ぎます。
つまり、アメリカは完全に。ものの見事に罠にハメられた。と言う事です。
そもそもウクライナの問題は2014年の出来事であって。
今この段階でアメリカによるウクライナへの武器供与と言うのも、今更の話です。
繰り返しますが、ウクライナに対して武器供与。軍事支援を行うとなってしまえば。
ウクライナのみならず東欧全体。ヨーロッパ全体が不安定化する事は避けられません。
そのためアメリカも慎重な態度を見せて、軍事支援を今まで控えていたんです。
にもかかわらず。
それを今この段階で実行するとなれば、その目的は間違いなくロシアへの牽制。
アジア地域でのロシアの暗躍に対する報復の意味合いがあると思われます。
そして、そんなアメリカがウクライナへの武器供与を実行した背景には。
おそらくと言う話ですがアメリカと北朝鮮。
その双方による一定の合意。解決のための一定の道筋があったものだと思われます。
うん。当然ですね^^;
北朝鮮の問題解決に目算がついていないままウクライナに手を出せば。
結果としてアメリカは北朝鮮とウクライナ。
アジアとヨーロッパの二つの地域を同時に対応する事になりますから。
その事態を避けるためにもアメリカは水面下において北朝鮮と一定レベルの合意。
交渉が成功する見込みがある。その可能性がある。と判断して。
その上でウクライナにおいてロシアへの反撃に出た。・・・と考えるのが妥当でしょう。
とは言え、やはりウクライナに手を出したのは間違いだったと思います。
・・・って言うか。そもそも対ロ制裁それ自体が間違いなのですっ!^^;
うん。そうですね。
現状のアメリカがウクライナに干渉する事は、対ロ制裁の延長線上の行為です。
アメリカとしてはロシアに対する報復を実行すると共に。
対ロ制裁に関する正当性を確保したい。と考えていたのでしょう。
これで少しでもウクライナ情勢で進展があれば、対ロ制裁は間違っていなかった。と、
そのように言い訳をする事も可能ですからね。
・・・まっ。そんな打算的な思惑も理解出来なくもありませんが、それでもね。
やはり間違っている。愚かな事だったと言うのが私の個人的な見解で御座います。
今回の北朝鮮の動き。核実験の動きは、あまりにもタイミングが良過ぎます。
ほぼ確実にアメリカの動きに連動したものであるでしょうし。
それを画策したのはロシア。その罠にアメリカがハメられた。と考えるのが妥当です。
んー。まあ、正確に述べると最初から仕掛けられた罠ではない。とは私も思います。
うん。実際にアメリカが北朝鮮と合意の可能性を見つけた。
その具体的な手ごたえ。感触をアメリカが感じ取ったのは・・・事実だったと思います。
ですので、そこまでならば何の問題も無かったのです。
無事に問題解決。めでたし。めでたし。で終わらせる事も出来ました。
ただ。
問題だったのは、北朝鮮の問題が一定の合意により解決へと向かおうとしながらも。
アメリカが対ロ制裁を継続した事。対ロシア強硬路線の態度を明確にし。
さらにはウクライナへの介入を強め、武器供与まで言及した事が・・・・大問題でした。
北朝鮮の問題が解決する前にロシアへの反撃。報復をしようとした事は極めて軽率。
どこの誰が考えたとしても悪手以外の何物でもありません。
アメリカのウクライナへの武器供与に激怒したロシアが、北朝鮮に手を回した。
結果として北朝鮮。金正恩は核実験を実行する。と言う姿勢を明確にした。
・・・と言うところが実情だろうと思われます。
まあ、確かに現在における北朝鮮。金正恩に対する影響力と言うのは。
どこをどう考えてもアメリカよりロシアの方が圧倒的に強い状態にありますからね^^;
アメリカと北朝鮮の合意が水面下で示唆されていたのだとしても。
ロシアが北朝鮮に影響力を行使すればアッサリ覆されるのは、ある意味で必然です。
・・・いくらなんでもアメリカの方々は北朝鮮。金正恩。
何よりもロシアと言う国家を甘く見過ぎていました。と私は思います。
あの・・・しつこいようですが念のために確認しておきます。
アメリカは既に世界の警察では無いのですからね?
世界規模におけるアメリカの影響力が低下している。と、
そのように何度も。何度も指摘されている事だと言うのに。
なぜ今もまた世界の警察が如き振る舞いをしようとするのですか?
そんな事をしたら失敗するに決まっているでしょう。それがわからなかったのですか?
このアメリカと比較すると北朝鮮。金正恩は見極めが上手いですね。
ここまでは大丈夫と言うラインを明確に見極めている。・・・やはり油断出来ません。
それに何よりも、さすがは大国ロシア。
アメリカが自爆し続けているとは言え、実に鮮やかなお手並み。見事です。
一切の隙を見せぬ手練手管に、まったくもって私は感服する次第で御座います。
と言うわけで、アメリカの方々。
こんな事を言ってはアレですけれど・・・また負けましたね?
それも北朝鮮。ロシアが勝ったのではなくて、
あくまでもアメリカが勝手に自爆した。と言う形での敗北です。
大変失礼ながら申し上げますが、一体何回同じ失敗を繰り返せば気が済むのですか?
そもそもの話としても、やはりウクライナを手を出したのは失敗でした。
ロシアへの報復も対ロ制裁の正当性の確保を目指した理由については理解出来ますが。
でも、そうだとしても愚策で悪手だったと思います。
よろしいですか?アメリカの方々。
現状においてアメリカは北朝鮮とウクライナの両方を抱えているんです。
北朝鮮の問題一つで手一杯だとしても、それでウクライナの問題が再燃したら。
ウクライナの不安定化。東欧の不安定化。ひいてはヨーロッパの不安定化を招いたなら。
アメリカの国際的な信用は地に落ちる事になりますからね?
今回の一件。
よりにもよって発言者はマティスさん。場所はウクライナの首都キエフ。
ポロシェンコ大統領との共同記者会見・・・となれば、無かった事にするのは難しい。
安易に発言を撤回すれば、アメリカはウクライナを見捨てた。と批判される事でしょう。
今後の対応は極めて難しいと言う以外にはありません。
うん。もし仮に。
現時点で北朝鮮を攻撃するとなれば中国。ロシア。韓国。これらの国々に目を向けつつ。
さらに世界の裏側であるウクライナにまで目を向ける必要が出てきたわけです。
これを成功させるにはサーカスの曲芸どころか。神様の奇跡に期待するしかありません。
今までも十分にリスクが高かったのに、今以上にリスクが高くなったわけです。
うん。実にアメリカは厳しい状況となったと私は思います。
そんなわけで、私の主張は相変わらずの一つだけ。
「対ロ制裁を即時に撤回して、ロシアとの関係改善を急げ」
・・・です。
ロシアと関係改善を行えば、仮にウクライナへの武器供与があったとしても。
ウクライナの情勢悪化を回避させる事は可能で御座います。
さすがにね。そろそろ理解して下さいませ。
安全保障戦略を前提としない軍事戦略は絶対に失敗するんです。
国益を無視したまま動いては、どうやってもアメリカにプラスの結果にはならない。
今のままでは何をどうやったところで、アメリカはロシアには勝てません。
・・・いえ、敗因がアメリカの自爆である以上は世界の誰が相手でも勝てないんです。
もう少し頭を冷やして、現実を直視した上で慎重に行動するべきで御座います。
何度も同じような事を言って申し訳ありませんが、あまりにも行動が軽率過ぎます。
現在のアメリカが実行している事は、世界平和のためでもなければ。
アメリカの国益のためですら無いはずです。
一部の人々の都合のため。そのためだけに行動しているのではありませんか?
アメリカと言う国家。国民を蔑ろにしているのではありませんか?
このままだと本当の本当にアメリカは分裂して、滅亡してしまいますよ?
えーと・・・私も親米派の立場です。
最後に蛇足の話。無駄かもしれませんが、あえて申し上げます。
一部の人間が自分達の都合だけで動いているのは、国益に対する認識。
その重要性を理解していないからであす。
そのため今現在のアメリカが国益を無視して行動しているのは。
アメリカ合衆国と言う共同体への帰属意識が希薄になっているからです。
だからこそ、現状の打開のためにはナショナリズムの復活が急務なのであり、
それゆえの愛国心なのです。
愛国心とは戦争に人々を引き込むような方便。詭弁などではありません。
その国家に所属し、同じ所属する人々を自らの同胞とする事であり。
それらの全てを愛しを守らんとする人の意思であり、人の心を意味するのです。
自分の家族を守るため。友人知人を守るため。ひいては国家を守るため。
その人々の意思こそが愛国心なのです。
そして、今の自分達が何をすれば良いのかわからない。
あるいは、何を目指せば良いのかわからない。と言うのならば、過去を御覧なさい。
過去の歴史は数多の人々の足跡が普遍的に記されたものです。
そこから学び取ってこそ目指すべき道。目指すべき未来が見えてくる。
アメリカの過去。歴史を見返した時に物事の善悪。正邪を知る事が出来るのです。
私ども右派。保守。ナショナリストは自己肯定。それゆえに過去を尊重する立場です。
一言で言えば・・・古臭い考え。頭の固い頑固ジジイみたいな立場です^^;
でも、だからこそ道に迷う若い連中を導くのもまた、私どもの仕事なのです。
僭越ながら私のアメリカに対する意見を申し上げます。
全てが否定される国家が世界の超大国。世界のリーダーになれるはずがない。
アメリカが世界で一番の国家になったのは。
そこに世界中の人々が認めて、受け入れた意味と価値があったからです。
未来へと進んでいく世界。時代の流れがアメリカの価値観を求めたからです。
自由と平等。
その光り輝くようなアメリカの正義が世界の全てを照らし出した事は。
それは紛れもない真実であるはずです。
であればこそ、アメリカは世界の超大国であり、世界のリーダーとなったのです。
確かにアメリカがやってきた事の全てが正しいかったわけではありません。
様々な問題がありました。私達日本とて色々と思うところはあります。
しかしながら、今日の世界があるのは。
紛れもなくアメリカの正義があればこそ、で御座います。
その事については・・・かつては敵であり、今はアメリカ陣営に所属している私達日本が。
この世界の誰に対しても明確に断言する次第で御座います。
私達日本が今日にまで繁栄出来た事は、アメリカの正義と無関係であるはずが無いからです。
この一番大事な事を、今のアメリカは忘れていると思います。
今一度アメリカ合衆国として正義。その理想と理念を思い出すべきで御座います。
全てがダメだ。と言うような非常に極端な極左の思想に支配されてしまっては。
アメリカのみならず。世界中の全ての国家が滅亡を避けられないでしょう。
まさしく悪魔の如き破滅の論理です。・・・そんなものに負けちゃダメなんです。
これは私の個人的な意見ではありますが。
アメリカ合衆国は、今この時こそが生き残れるかどうか。国家の存亡が問われている。と、
そのように私は考えている次第で御座います。
とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;
それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^
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