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07 . July
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15 . November
と言うわけで。
えーと。前回の話題はアメリカの現状の確認と、今後の世界秩序の是非。
アメリカが世界の警察をやめた後の世界平和について。の話題でした。

それで、これは前回にも書きましたように。
今のアメリカと言うのは、残念ながら今後の世界平和について。
具体的なビジョンがまったく存在しない。と言う事が確定しております。
ええ。対ロ制裁の先にある世界平和の実現など不可能だからです。


いや、まあね^^;
実を言えば、まったく方法が無いわけではないんですけど・・・。
でも、極めて実現困難な方法しか残されてはいないだろうなぁ。と思いますので。
常識的に考えれば、対ロ制裁を継続しながらの世界平和は不可能です。
ですから、対ロ制裁を続ける限りアメリカには世界平和を取り戻す意思が無い。
・・・と結論付ける以外には無いわけです。

この点をアメリカが改める事が出来るのか否か。
新しい世界平和を目指して、しっかりとした世界戦略を描けるのかどうか。
それこそが、今後のアメリカには問われている。と私は思います。


さて。これらの事実を前提と致しまして、本日の話題です。
本日は、トランプさんの話題で御座いますね。それでは参りましょう^^

それで、ですねぇ。
トランプさんと言うのは、そもそも政治家では無かった人ですので。
その点だけを考えても予想するのが極めて難しいわけなんですけれども^^;
ただ。
トランプさんの主張を額面通りに受け取るのならば。
その基本方針。行動原理と言うのは物凄く単純明快だろうと思われます。
つまりは『名を捨てて実を取る』と言う事だろうと予想出来ます。

「アメリカの利益になれば何でも実行するし、不利益になれば何でもやめる」

・・・と言う原則によってトランプさんの執政が行われるかと思います。
えーと。既に話題にしておりますように。
安全保障の観点から指摘すれば、まず真っ先に対ロ制裁の撤回。
米ロ関係の改善が実行されるだろうと予想されます。
メンツよりも実際の利益。この場合では国益の浪費を避ける事を優先するからです。

うん。そうですね。
このようにトランプさんの主張では、アメリカが世界の頂点に立つ事。
言い換えれば、世界全体に対するアメリカの影響力を確保する事よりも。
現実的で具体的なアメリカの利益を優先する。と言う事になるかと思います。
なので、その利益に反する事の全てからトランプさんは手を引こうとするはずです。
これは逆に言えば、アメリカの利益提示してトランプさんを納得させる事が出来れば。
トランプさんの協力。アメリカの協力を獲得出来る。と言う事でもあります。

まっ。何が言いたいのか?と言いますとね^^;
これからの対米戦略と言うのは、アメリカに対するプレゼンテーションの良し悪し。
トランプさんを納得させる利益を提示出来るか否か。それが全てになるかと思います。
・・・いやまあ、物凄く大雑把に。物凄く単純に話を進めているかと思いますが。
でも、おそらく。そのような感じになるかなぁ。と私は考えていたりします^^;


でまあ、そう考えると世界中で一番優位なのがロシアになるわけですね^^;

そもそも対ロ制裁における費用対効果と言うのは完全完璧にゼロ。
いえ、ゼロどころかマイナスの状態にあるわけだから即時撤回の可能性もありますし。
また、ロシアが何もしなくても、アメリカは自発的にウクライナから手を引くはずです。
今のままウクライナへの介入を無理に続けたとしても、
トランプさんが納得するだけの利益が出てくる事などは、絶対にありえないからです。
そして、中東戦略においては地域情勢の迅速な安定化。
要するに、さっさとケリをつけて撤収する事をトランプさんは優先するはずなので。
その場合でもロシアとの協力を迷わず選ぶはずだからです。

と言うわけで、結論としては。
現状のロシアが望む事の全てをトランプさんが実行する可能性。
それも極めて早い段階で実行する可能性があるわけです。


さて。それで次に私達日本で御座います^^;
日本は、ロシアほどでは無いにしても二番目くらいに優位な状況にあります。
それは先進各国の中で、日本ほどロシアと良好な関係を構築している国家は他に無く。
また、日本ほどアメリカに対して利益を提示する事が出来る国家も他に無いからです。

んー。日本とロシア。日ロ関係については、既に話題にしたので割愛するとして。
ここで話題とするのは日本がアメリカ。トランプさんに提示出来る利益とは何か?
・・・と言う事で御座います。
この場合の利益は、別に経済的な分野におけるアメリカへの譲歩などではありません。
そんな日本の国益を犠牲にするような事をする必要は無いんです^^;
それ以上の。もっと現実的で具体的な利益をアメリカに提示する事が出来ます。
それこそがアジア地域の平和と安定で御座います。


そもそもの話としても、昨今のアジア地域に存在する対中包囲網なるものは。
オバマ政権が作ったと言う建前になっていますけれども。
そのお膳立てを一から十まで。全て準備したのは日本で御座います。
アメリカは、最後の最後にトドメの一手を押し込んだだけです。

・・・いやまあ、もちろんね。この最後の一手こそが一番重要ではあるんですが^^;
でも、それが最大の効果を発揮するように準備をしたのは紛れも無く日本です。
その理由と言うのは。
何度も言いますが、今のアメリカは世界平和について満足に考えてはおりません。
なので、当然のようにアジアの平和についても満足に考えていない事になります。
もし仮に。
アメリカが本気で対中包囲網を考えて、日本以上に動いていたのだとすれば。
しつこいようですけど、対ロ制裁など絶対に実行していないはずだからです^^;
対中包囲網。それもロシアすら含めた対中包囲網を構築しようとしていたのは、
重ねて申し上げますが私達日本で御座います。
日本のみならずアジア全体の平和。ひいては世界平和の実現に尽力していたのは日本です。
うーん。日本のマスコミは何も言ってはくれませんけれども。
安全保障の観点から明確に断言させて頂きますが。
これは日本が世界に胸を張って堂々と宣言出来るほどに、素晴らしい事で御座います。

ええ。そうですとも。
ここ近年において、日本ほど世界平和の実現に対して尽力した国家は他にありません。
それほどまでに日本が行ってきた事と言うのは、本来であれば評価されて然るべきです。
対ロ制裁などと言うバカ丸出しの事を実行して、
不用意に世界全体を不安定化させた連中とは雲泥の差がある。・・・と、
そのように表現してもよろしいくらいで御座います。うん^^

それで、この事実を背景として私達日本はアメリカに対してアジア地域の平和と安定。
もっと言えば。
アジア地域におけるアメリカの権益確保に対する最大限の助力を提示出来ます。
うん。これならば、間違いなくトランプさんを味方とする事が出来るかと思います^^

・・・とは言え、この程度の事はね。
とっくの昔に安倍政権。安倍総理がトランプさんに伝えていると思いますけどね^^;


とまあ、そんなこんながありまして。
今現在の世界情勢で1、2を争うほどに優位な立場にあるのが日本とロシアです。
今のアメリカに対して、最大の損失回避を提示出来るのがロシアであるのならば。
最大の利益確保を提示出来るのは、私達日本であるかと思います。
うん。そうですね。
日本とロシア以上に今のアメリカ。トランプさんに協力出来る国家と言うのは。
他にはありえないだろうなぁ。と言うのが私の個人的な見解で御座います。



あの・・・んー。少し蛇足みたいな話になるんですけどね。
今のアメリカに具体的な世界秩序。世界平和のビジョンが無い。と言うのは。
これは、なかなかに致命的な事である。と私には思われてなりません。
仮にも世界の頂点。世界の超大国が世界平和について何も考えていないとなると。
世界中の国々がアメリカを見限って、アメリカが世界から孤立する事だってありえます。

うん。アメリカが世界から孤立する。などと言う事態は、
私達日本にとっても非常に不本意な事なので、可能な限り助けるつもりではありますが。
それでも対ロ制裁などと言う無分別かつ無責任な事を平気で実行されてしまうと。
いくらアジア最大の親米国家である日本だとしても、アメリカを庇い切れません。
そんなわけですので、何よりも重要な事はアメリカの自発的な努力によって。
世界平和に対する責任にある行動を世界各国に示すと言う以外には。
根本的な解決策は無い。とアメリカの方々には理解して頂く必要があります。
現状におけるアメリカの世界平和に対する認識不足。
つまりは、世界戦略の欠如は極めて重大な問題であるかと思います。

と言うわけで、たぶんトランプさんは大統領に就任した直後より、まず真っ先に。
このようなアメリカの不見識を改めるところから、始める事になるだろうと思われます。
そして、今現在の世界情勢においてアメリカが掲げるべき世界戦略。
目指すべき世界平和に対する一番現実的で、一番迅速な手段を考えた時。
そこで出てくるのが日本であり、ロシアなんじゃないか。と私は考えております。


日米関係。米ロ関係。それぞれの協力関係によってアメリカが世界平和を目指せば、
劇的に世界全体を安定化させる事も不可能ではありません。
それゆえに、今回に書きました事。
確実に損失を回避。または最小限としながら、確実で最大の利益を獲得する事。
それらを日本とロシアがアメリカに対してプレゼンするので御座います。

もしも日米ロによる三カ国の協力体制が実現すれば・・・もしかしたら、来年一年。
2017年の就任一年目にして、トランプ大統領が世界を一気に安定させるかもしれません。
もちろんアメリカとしての、十分な利益の獲得とて不可能ではないでしょう。
かつては確かにあった輝くばかりのアメリカの正義と理想。
世界の超大国としての権威を取り戻す事だって、決して夢では無いはずです。


まっ。さすがに楽観的過ぎる部分があるかもしれませんけれども^^;
でも、それなりに現実的な可能性。期待出来る可能性はあるんじゃないかなぁ。
・・・と、私は思うのでした。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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13 . November
さてさて。前回は対ロ制裁と日ロ関係の話題だったわけですけれども。

まっ。ロシアが決断する事に対して、私達日本が文句を言うのもねぇ。
ちょっと筋違いな話ですのでね。
どうしてもロシアが日本を都合よく利用したい。と言うのならば仕方ありません。
非常に残念な話ではありますけれども。
ロシアは、その程度の国家だった。として諦める以外には無いでしょうし。
それを前提として対ロ戦略。アジア戦略。ひいては世界戦略を組み立てるべきです。

ちなみに。そのような場合。
まあ、もちろんロシアとは対等な協力関係が一番の望ましい事は当然ですけれど。
それでもね。
仮にロシアと対等じゃない協力関係しか構築出来なかった場合だとしてもね。
それはそれとして。そんなに悪い話では無いだろうなぁ。と私は思うんです^^
なぜなら、日本の周囲には山のように問題児の国家が多かったとしても。
本当に恐れるべき強国は一つとして存在しない。と言う事が確定するからです。

いやぁ~。私は以前からロシアほど恐れるべき国家は存在しないだろう。と、
そのように考えていたんですが、これが私の勘違いなのだとすれば。
もう私達日本の周囲には、日本が恐れるべき国家など一つも存在しません。
どんなに後手に回っても、絶対に勝てる弱小国家ばっかりだと言う事です^^;
なので、ある意味では随分と楽な立場になれるわけで御座います。

アメリカが世界の警察をやめた事で、必然的に始まる新しい世界秩序。
新しい世界平和を構築していく最中にあって。
このような立場となれるのは、物凄くラッキーだと思います^^


と言うわけで、この辺りでロシアの話題は切り上げまして。
それでは改めてアメリカ。トランプさんの話題を書かせて頂きます。
それでは参りましょう^^

それで、ですねぇ。
このトランプさんの話題を書く場合には、まず大前提とする話題があります。
それはアメリカの現状です。
今のアメリカを正確に認識しない限りは、トランプさんを論じる事。
ひいては、これから先のアメリカを論じる事など絶対に出来ません。
そして、今のアメリカと言うのは、はっきり言いまして異常な状態です。

と言うのも。
まず第一にドナルド・トランプさんが大統領選で勝利した事実。
この事実を私達は誠実に受け止める必要があるかと思います。
このブログでは、以前にパウエルさんの話題でチラッと書いたのですけど。
ドナルド・トランプさんは政治に関してド素人とも言うべき人です。
そんな人にヒラリー・クリントンさんを筆頭として。
アメリカのエスタブリッシュメント。従来の権力者達が完全完璧に敗北したんです。
それほどまでにアメリカ国民の政治不信と言うのは、頂点に達しているわけです。

・・・ぶっちゃけ。
これでも上手くいかなかった場合。ほぼ確実にアメリカ各地で暴動が発生します。
下手をすれば世界の超大国であるアメリカ合衆国が内戦状態に突入した挙句。
いくつかの国家に分裂する可能性すらありえるくらいで御座います。
ええ。そうですとも。
今回のトランプさんでもアメリカ国民の政治不信が解消されなかった場合。
アメリカ合衆国と言う国家は、ほぼ確実に滅亡する事になります。
これは安全保障の観点から明確に断言するところで御座います。


この事実を一つの前提としまして。
ここで重要になるのは、この点についてアメリカのエスタブリッシュメント。
従来の権力者達が、どの程度認識しているのか。・・・です。
もし万が一にも。
このようなアメリカの現実に対して何一つ認識する事も無く。
また、危機的な状況である事も自覚せず。今までと同じような事をした場合。
繰り返しますが、アメリカは内戦状態に突入する事になります。
うん。ほぼ不可避だろう。と言うのが私の個人的な結論で御座います。

・・・ですが、それとは反対に。
今のアメリカの危機的な状況を自覚していたのならば。
再びアメリカが世界の超大国として返り咲く事も可能である。と私は思います。
ですので、今のアメリカと言うのは極めて重大なターニングポイント。
天国と地獄の分岐点にある。と考えるのがよろしいかと思います。


さて。それでは次の話題です。
そんな分岐点にあるアメリカは、世界の警察と言う役割を放棄しました。
つまり、従来から国際社会に存在していた大前提。
アメリカを中心とした世界秩序。世界平和の前提が、そこで崩れたわけです。
それを考慮した上でアメリカが世界戦略。世界秩序の構築を目指し、
その上で新しい世界平和を目指す事が出来るのかどうか。
その点こそが、今後のアメリカを見る上で重要な点になるかと思います。

・・・一応。念のために書いておきますが、それが出来なかった場合。
必然的に世界中の誰もがアメリカを世界の超大国として認めなくなります。


えーと。これは私としても大変言い難い事なのですけれども。
実際問題としても、その傾向と言うのは既に世界各地で表面化しております。
ええ。当然ですね。
オバマ政権でケリー国務長官が、アメリカが世界の警察では無いと宣言されているのに。
従来と変わらず世界の警察であるかのように対ロ制裁を実行したのですから。
結果的に世界中のあらゆる問題に対応出来なくなるのは、当たり前の話です。
そんな無分別かつ無責任な言動をしたがために、アメリカの評判はダダ下がりです。

そして、その状態は今現在も継続中です。
世界全体は混乱しており、混乱させた元凶であるアメリカの評判は下がり続けています。
うん。そうなんです。
だからこそ、一刻も早く。一秒でも早く対ロ制裁を撤回しろ。と言ったわけです^^;
世界を混乱させている張本人がアメリカだと、誰がもわかっているからですし。
何よりも重大な事は、対ロ制裁などと言うバカな事を続けている限り。
アメリカが、これから先の世界秩序。世界平和について何一つ満足に考えていない。
世界の警察を辞めた後の世界については、完全なノープランである。・・・と、
その事が世界中の全ての人間に暴露されてしまっている状態だと言う事です。

そのために全ての人間が不安と恐怖で混乱しているのが、今の世界なわけです^^;


あの、ですねぇ。
これ以上アメリカの評判が下がり続けて、信頼が失われ続けてしまった場合。
世界の超大国として、まったくもって無責任かつ無分別な言動を続けてしまった場合。
本当に取り返しのつかない事になって・・・本当に第三次世界大戦が勃発します。

それを阻止するためにもトランプさん。またアメリカ議会が正しく機能するのか否か。
アメリカが世界の警察をやめた後。その後の世界秩序。世界平和について。
ちゃんと考えている。と言う事を世界全体に示す事が出来るのか否か。
それ次第で今後のアメリカに対する評価の全てが決まりますし。
第三次世界大戦を回避して、新しい世界秩序。世界平和を構築できるか否か。
その点が決まるかと思います。
うん。それが来年一年に決まる。と表現してもよろしいかもしれませんね。
私個人と致しましても、それくらいの覚悟でアメリカの未来。
ひいては世界の未来を見定めるつもりで御座います。


・・・と言うのも、トランプさんが勝利した影響と言うのは。
以前にも書きましたが、早ければ今年中にも出てくるかもしれないからです。
うん。本当に一番早い場合を想定すると、今年中にもウクライナが大激変します。
それに伴って周辺の地域情勢も激変する事でしょう。
ここで重要になるのは東欧諸国の動きです。
ロシアの動きに合わせて東欧諸国が同時に動く可能性があります。
そして、この動きにドイツやフランスは絶対に対応出来ません。必ず後手に回ります。

そんな物凄く大きな変化が、あるいは今年中。
・・・って言うか。もう残り二か月を切りましたけど^^;
それでも、起こるもしれない。起こらないと断言出来ない。と私は考えている次第です。


うん。まあ、最初はこんなところかな。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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12 . November
はぁ~。やれやれ。
ちょっと予定外の出来事があって、遅れてしまいました^^;


と言うわけで。
前回ではアメリカ大統領選でトランプさんが勝利した事による影響。
その中でも一番早い段階で、一番大きな変化になるだろう話。
対ロ制裁の撤回による米ロ関係の改善と、
それに伴う今後のロシアの動きについての話題をさせて頂きました。

うん。まあ、そのような事になるのではないかな。と言うのがね。
私の個人的な予想で御座います^^;


それで、ですねぇ。
この対ロ制裁と言うのは、これからの事を考えると相当に重要な話題になるので。
トランプさんの話よりも、こっちを優先したいと思います。うん^^;
あの、私も安全保障を司る立場ですので。
この対ロ制裁が終わる事による変化。それに伴う世界情勢。世界秩序。
ひいては世界平和に極めて大きな変化が発生するだろうと私は確信しております。
それでは参りましょう^^


まず改めて対ロ制裁についての話をさせて頂きますとね。
この対ロ制裁と言うのは、確かにオバマ政権が画策した事なんですけれども。
でも、オバマ大統領が画策した事では無いんです。
うん。この点については明確に断言するところで御座います。
オバマ大統領は、むしろ対ロ制裁について極めて消極的な立場だったんです。
それもそのはず。
オバマ大統領はウクライナ以前に発生したシリアの問題で断言しているんです。

「アメリカは世界の警察では無い」

この発言と比較すると対ロ制裁と言うのは、まったく正反対の動きになるんです。
もう完全に矛盾した暴走状態です^^;
なぜならば、対ロ制裁と言う行為そのものが。
アメリカが世界の警察である事を前提としなければ成立しない話だからです。
つまり、オバマ大統領の意向を無視して、どこかのバカが実行した事なんです。
それが現在の国務長官であるジョン・ケリーその人です。

この人はオバマ大統領の頭を完全に飛び越えて、対ロ制裁をゴリ押しした張本人です。
ぶっちゃけ。世界情勢を不安定化させ、世界秩序をぶち壊し、
世界平和の全てを破滅させようとしてしまった元凶。
・・・いやまあ、当人に悪意はなかったのだろう。と私も信じたいですけれども。
しかしながら。
この無分別極まる軽率な言動により、世界全体がムチャクチャになったのは事実です。

私が前回の話題で、一発くらい殴ってやろう。などと書いた理由がコレです^^;


いや、だってさ^^;
対ロ制裁によって何かしらのプラスが発生した事など、
今現在に至るまで何一つとして存在しないのですからねぇ^^;
ウクライナは混乱し続ける、中東も混乱し続けるし。難民は発生し続けるし。
その難民問題でヨーロッパはドエライ事になるし。
中東地域の安全保障体制が半ば消滅してイスラエルは大激怒するし。
対ロ制裁に日本までが巻き込まれた事で、対中包囲網からロシアが離脱するし。
結果的に中国が暴れ回って、アジアまでが混乱するし。

・・・もう最悪です^^;

対ロ制裁によるプラスが何か一つでもあるならば、私に教えてくれ。です^^;
ちなみに。
オバマ政権が外交面で失敗続きだ。と言われた原因も対ロ制裁にあると思います。
まっ。こんなバカ丸出しの愚かな事を続けていたら。
そりゃあ世界中の、どこのどんな外交も上手くいくわけがありませんもん^^;


でまあ、さすがにね。
いくらなんでもアメリカとしても、さすがにヤバイと思ったのか。
対ロ制裁の段階的な縮小と、米ロ関係の改善を目指して動いていたんです。
その証明の一つが、私達日本とロシアの関係改善。
日ロ関係の改善と強化をアメリカが容認した事を見ればわかるかと思います。
ですから、前回にも書きましたけれども。
仮にヒラリーさんが勝利した場合でも、対ロ制裁は段階的に緩和されるはずでした。
ただ。
今回の大統領選で勝利したのはトランプさんになりますので、
かなり思い切った形での対ロ制裁の撤回が行われる事になる。と私は考えています。


前回でも書きましたがオバマ大統領の、アメリカは世界の警察では無い。との発言を。
トランプさんは、より積極的かつ強い形で実行しようとするからです。

「アメリカは世界の警察では無いし、そもそもアメリカと無関係の国家。
ウクライナのためだけにアメリカの国力を膨大に浪費してまで。
ロシアと対立しなければならない理由など無いはずだ」

・・・と、必ずやトランプさんならば主張するはずです。
確認しますがウクライナはNATOでもなければ、EUでもありません。
ここでアメリカが手を引いたとしても、誰からも文句を言われる筋合いは無いわけです。
そもそもの話としても。
アメリカのメンツに固執する一部のバカの悪あがきがあったがために^^;
既に決着が出ている勝負を、対ロ制裁と言う理不尽な言動で引き延ばしていただけです。
ウクライナ。ひいては、その延長線上にある中東地域などにつきましても。
そんな陳腐な理由でアメリカの国力を浪費する事を、トランプさんは許さないでしょう。


んー。今後の中東地域においては、おそらくトランプさんはロシアと協力して。
その上で新しい安全保障体制を構築する。と言う極めて妥当な方法を選ぶと思います。
既に中東地域ではイスラエルがアメリカを見限るように独自の外交を展開しており、
イスラエル。トルコ。ロシア。そして、シリアのアサド政権などが連携を見せています。
これらの勢力と敵対するか。それとも協力するかによって中東情勢は大きく変わります。
そして、従来のアメリカ。オバマ政権と言うのは敵対していたんです。
・・・終わらないんです。そんな事ではね。

いや、わかるんですよ?^^;
シリアのアサド政権が生物兵器を使った以上。あんな連中との和解などありえない。
そんな風に考えるのは十分にわかるんです。
わかるんですけれど・・・今のまま敵対していては、絶対に中東地域は安定しません。

うん。そもそもの話としてもね。
ロシアと対立しながら中東地域を安定させようとするって、そんなのムリです^^;
そんな不可能な事をオバマ政権と言うか。ケリー国務長官はやろうとしていたわけで。
だから、今のままでは何をやろうと絶対に中東地域の安定化など出来ませんし。
それ以前にケリーさん自身が半ば諦めていたようだったので・・・。
私としても中東地域を安定化させる事は不可能だ。と諦めていたんです。
ですが、子飼の大統領選によりトランプさんが勝利した事で。
あるいは、中東地域が安定化する兆しが出てくるかもしれないなぁ。・・・と、
そのように私は期待していたりします^^


また、私達日本。ひいてはアジア情勢においてもロシアと対立する事よりも。
ロシアと協力する事で中国をけん制する。と言う点を重要視するはずです。
・・・うん。その方が安上がりだからです^^;
これは私達日本としても中国だけに集中したいので、歓迎するべき事だと思います。
まっ。より根本的な点を指摘すればね。
これからの日本とロシアと言うのは、相互に協力する以外にはありませんからね。
日本もロシアも、お互いに対立している余裕が無い。との共通点があります^^;

うん。そうなんです。
ロシアは無論の事。私達日本にとっても対ロ制裁と言うのは、
本当の本当に。冗談でも何でも無くて害悪以外の何物でも無かったわけです^^;
そもそも、なんで地球の裏側にあるような、日本と全く関係ない国家のために。
対ロ制裁などのために日ロ関係を犠牲にしなければならないのか。
まったくもって理解不能で御座いましたからね^^;

それに何よりも日ロ関係が悪化してしまったら。
アメリカだって日米同盟によりロシアを警戒しなければならないわけであって。
それだけ余計な国力を浪費するわけですし、それをトランプさんが見逃すはずが無い。


とまあ、そんなこんながありまして。
対ロ制裁の撤回。それも迅速な撤回と言うのは、確定事項だと私は思います。

・・・って言うか。この点でトランプさんが譲歩しちゃったらねぇ^^;
はっきり言いまして、トランプさんは何もする気が無い。と判断するしかありません。
ですから、まず間違いなくトランプさんが最初に着手する事と言うのは。
対ロ制裁の撤回と米ロ関係の改善。
ウクライナから手を引く事と、中東戦略の全面的な見直し・・・になるかと思います。


うん。こんな感じになるんじゃないかなぁ。と私は考えております。いやはや^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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09 . November
さて。前回の話をする前に・・・ついに決まりましたねぇ^^;
次の新しいアメリカ大統領選は、ドナルド・トランプさんになりました。
うん。まあ、アメリカ国民の民意ですからね。
私達日本としては、それを率直に受け止めるべきだと思います。

それで、私個人の感想なんですけれども。
いやぁ~。本当に接戦でしたよねぇ。私も結果を予想出来ませんでした^^;
ただ。
それでも前回にも書いた事ですが、どっちの場合でも大変な事になるかと思います。
まっ。ヒラリーさんは負けちゃったので、今更ながら話題にする意味も無いので。
あくまでもトランプさんの話題を優先的に書かせて頂きますとね。
まず間違いなく世界情勢全体が激変する事は、これはもう避けられないと思います。


でまあ、そんな話の流れでの、本日の話題で御座います。
繰り返しますが、トランプさんが勝利したので世界情勢は極めて大きく変化します。
うん。前回はアジア情勢の話題を書かせて頂きましたけれども。
もっと広い視野で考える必要があるかと思います。それでは参りましょう^^

まずこちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/161109/wor1611090066-n1.html

こちらは産経さんの記事なのですけれども。
トランプさんが勝利した事で、ロシアが狂喜乱舞している。と言う内容です。
うん。まあ、そうなるでしょうね^^;
トランプさんが勝利した事で、まず間違いなく大きく変化する国家戦略。
世界戦略があるとすれば、対ロ制裁の撤回によるロシアとの関係改善でしょう。
これは安全保障の観点から考えても非常に大きな事だと思います。


まっ。そもそもの話と致しましてもね^^;
世界中の、どこの誰が見ても対ロ制裁と言うのは悪手でした。
ウクライナの問題をキッカケとして行われた対ロ制裁については、
実行された当初から今に至るまで私の意見は一貫しております。
つまりは、即時に撤回すべし。・・・です。
その理由は簡単です。そんな事をしてもマイナスしか存在しないからです。

それでも実行されてきたのは単純にアメリカのメンツのため。と言うか。
オバマ政権のメンツのため・・・と言うか。
国務長官であるジョン・ケリーさんのメンツのため・・・になります。
いや、これね^^;
対ロ制裁についての詳しい説明は、後日に改めて話題にさせて頂きますけれども。
うーん。今だから言わせて頂きますが・・・。
本当に最低最悪の世界戦略で、アメリカを含め世界中の誰のプラスにもならない。
それこそイラク戦争に匹敵するかもしれないほどの、大悪手でしたからね^^;
ええ。はっきり言います。
対ロ制裁には、何一つとして正義は存在しません。
そして、この対ロ制裁こそが現在の世界情勢を著しく不安定化させている。と、
そのように表現しても間違いではないくらいで御座います。


とまあ、そんな事情があるので、たぶんですがヒラリーさんが勝利した場合でもね。
対ロ制裁は段階的に緩和される流れになっただろう。と私も考えていましたけど。
トランプさんになった以上は、即時撤回もあり得ない話ではありませんからね^^;
対ロ制裁が撤回され、米ロ関係が改善されるのであれば。
それはそのまま対中包囲網としても機能する事が期待出来ますし。
日本とロシアの関係改善。関係強化についても、弾みがつく事は間違いありません。
大変に喜ばしい事だと思います^^

・・・裏を返せば、それくらいにオバマ政権。特にケリー国務長官と言うのは。
著しく世界情勢を不安定化させていたのであり、日本としても。
そして、私個人としても非常に大激怒しております。うん^^;
このジョン・ケリーなるバカが一人いたせいで、日ロ関係は悪化するし。
日本の安全保障は危機的な状況に陥るし。日本の世界戦略も見直しを迫られるし。
もう色々な意味で最悪でしたからね。一発ぐらい殴ってやりたいところです^^;


まっ。そんな話は今は置いておくと致しまして。
このように世界情勢全体としても対ロ制裁の撤回。
米ロ関係の改善と言うのは、世界が安定化に向かう重要な一歩になるわけですけど。
それじゃあ全部が上手くいくのか?と言いますと・・・そうは問屋が卸さない。

今しがた書いたように日本としても大激怒しているのが対ロ制裁でしたけど。
それ以上に怒りに燃え上がっているのは、当然ながらロシアなわけです。うん^^;
日本は基本的に我慢して耐え忍ぶ事を国是として美徳にしておりますが、
ロシアは必ずや復讐しようとするはずです。


対ロ制裁の撤回と共に日米両国との関係改善。対ロ制裁の撤回によって。
凄まじく疲弊した状態だったロシアが、ついに復活します。
となると、ロシアの思考としては当然のように復讐を考えるわけです。
そして、ロシアが復讐する相手はどこの誰だ?となった場合。
どこをどう考えてもヨーロッパに目が向けられる事になるだろうと思います。

「よくもアメリカと一緒になって好き勝手に色々とやってくれたな!」

・・・と文字通りの「倍返し」とばかりにロシアの壮絶な逆襲が始まる事でしょう。


うん。そうなんですからね?ヨーロッパの方々。
トランプさんが勝利した事で、完全に攻守が逆転したのです。
ヨーロッパの方々は覚悟しておいた方がよろしいでしょう。
こうなった時のロシアって、本当の本当に怖いですからねぇ?^^;
怒れるロシアは、あらゆる手段を用いてヨーロッパに代償を求めるはずです。

仮に私がヨーロッパの人間だったとしたら。
もう冗談でも何でも無く。恐怖に震え上がって即座にロシアとの関係改善。
アメリカが動くよりも早く。トランプさんが動くよりも早くロシアと内通して、
仲直りして下さい。と必死に懇願しながら関係改善を模索しているところです^^;
それくらいに・・・こんな時のロシアって怖いんですからね?

ちなみに。
参考程度までに申し上げますと、私達日本はトランプさんが勝つ前の段階から。
ロシアとの関係改善を全力で推し進めております。
対ロ制裁につきましても形式上。建前以上の事は絶対にやりませんでした。
なにをどうしようとも、対ロ制裁が絶対に失敗する事はわかりきっていたからです。
失敗する事がわからなかったのは・・・失礼ながら、ヨーロッパだけです。

いやぁ~。ホントに安倍政権の外交って隙がありませんよねぇ。頭が下がります^^;


それで、少しだけ具体的な事を話しますと・・・この場合におきまして。
ロシアが真っ先に狙うだろう相手と言うのは、まず間違いなくウクライナです。
先のウクライナの騒乱によってロシアと対立した反ロシア勢力。
それらの全てを手始めに叩き潰そうとロシアが動き出すはずです。
ええ。これは間違いないでしょうね。
何しろアメリカの新しい大統領はトランプさんで御座います。
アメリカとウクライナは無関係だ。と考えて指一本動かす事はしないでしょう。
よっぽど非人道的な事が表沙汰にならない限りは、アメリカは干渉しないはずです。
なぜならば、そんな事をしてもお金のムダだとトランプさんが考えるからです^^;
なので、ロシアはムチャクチャやります。徹底的に敵対勢力を叩き潰す事でしょう。

えーと。私個人としても今のウクライナ政府。親米派。親欧派には批判的でしたし。
何度となくアメリカに対しましても、
ウクライナなどに手を出すべきではない。と声が枯れ果てるまで警告しておりました。
うん。なぜかと言うと、彼らは彼らで相当に悪い事をしているからです。
先のウクライナの騒乱ではロシアが全て悪い。みたいな事が報道されていますけれど。
そんな事は無いんです。
今のウクライナ政府も相当に。凄まじく悪い事をしたんです。
ええ。親ロ派の人間を虐殺するような事だってしたんですからね。
あんな連中などと断じて手を組むべきではない。
こんな事でロシアと対立するべきではない。と私はアメリカに警告していました。
・・・まっ。全て無視されてきましたけれどね^^;

ともかく。
そんなわけで、ロシアがムチャクチャな事をしても私は一切同情しない事にしています。
日本としても、トランプさんと同様にウクライナに関しては見て見ぬフリをするでしょう。
ウクライナのような無関係の国家よりも、ロシアとの関係の方が重要だからです。

ええ。ウクライナとは親ロ派の政権が樹立してから関係改善をしたいと思います。
おそらくは、これが日米両政府の公式見解となるだろうなぁ。と私は予想しております。
・・・たぶんですけどね^^;

と言うわけで。
今回のトランプさんの勝利で一番最初に。真っ先に犠牲になるのはウクライナです。
これは確定だと言ってもよろしいかなぁ。と言うのが私の個人的な見解です。
そもそもウクライナと言う国家は、NATOでもなければ、EUでもありません。
アメリカもヨーロッパもウクライナに手を出している余裕が無いんです。
だから、ヘタをすれば年内にでもウクライナ国内はグチャグチャになるかもしれない。
・・・そうなっても何一つ不思議では無いだろうなぁ。と私は予想しております。


とまあ、現段階で安全保障の観点から述べるのならば。
こんな感じになるだろうかと思います。いやはや^^;


それで最後に・・・蛇足ながら武士の情けで一度だけ忠告です。

ウクライナの政府関係者及び親米派。親欧派の方々は今すぐに逃げなさい。
今のままウクライナに残っていたら、何をどうしようとも確実に破滅します。
ええ。ロシアを甘く見たら、地獄の底まで後悔する事になるでしょう。
家族と一緒にアメリカにでも亡命するか。
そうでもないのなら・・・今すぐにロシアに対して命乞いでもしなさいな。
今のままの状態が続く。どこかの誰かが助けてくれると思ったら大間違いです。
これからの事は、よくよく考えてから行動しなさい。命に関わりますからね。


それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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15 . September
えーと。前回は東アジアサミットにおける中国外交。
大量の金と利益誘導による懐柔策での切り崩し工作について、でしたね。
まっ。後先考えず大盤振る舞いして大丈夫なの?、との話でした^^;

うん。これで万が一にも約束不履行になってしまったら。
ASEAN。東南アジア諸国の一切合切は容赦なく中国の敵に回るでしょう。
南シナ海から中国を追い出すまで、徹底的に一致団結して戦うはずです。
なので、中国にとっては随分と重い枷となってしまったわけですね。

んー。まあ、今に始まった話ではありませんけれども。
今の中国政府。習近平と言うのは、本当に目先の事しか考えてませんよねぇ。


とまあ、中国の話は今は置いておくと致しまして。
それで本日の話題は・・・少しばかりアメリカの話をさせて頂きましょう。
大統領選も残り二か月で御座います。
んー。皆々様も何となく予想しておられたかもしれませんけど。
ヒラリーさんの圧勝と言う簡単な話にはなりませんでしたよねぇ。やっぱり。
とまあ、そんなこんながあっての本日の話題です。それでは参りましょう^^

それでは、まずはこちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/160915/wor1609150041-n1.html

こちらは産経さんの記事で、アメリカのパウエルさんの話が書かれています。
トランプさんを国家の恥。国際社会の最下層民と表現していてあり。
ヒラリーさんを、傲慢さで全てを駄目にしている。と表現していたり。
なかなか辛辣なパウエルさんの意見が書かれているんですけど。
あの、ですねぇ。
これは、あくまでも私個人の意見なんですけれども・・・。
私もパウエルさんとまったくと言って良いくらいに同意見だったりするんです^^;

そもそもコリン・パウエルさんと言うのは、一つ前のブッシュ政権の国務長官で。
数少ない常識的でマトモかつ非常に優秀な人だと思っていた人物です。
もう本当に。非常に優秀な常識人です。物凄く信頼出来る人です^^
ですので、そのような意味におきましても。
パウエルさんの評価に関して極めて信頼出来る。とも私は考えています。
なので、実際問題として大統領候補である二人についての話をしますとね。
繰り返しますが、パウエルさんの評価は正鵠を射抜くものだと思います。


でまあ、トランプさんに関しては、根本的に肯定的な意見を述べる事は難しいです。
もちろん日本は親米国家であり、私も親米派の人間なわけですから。
仮にトランプさんがアメリカ大統領となった場合でも、良好な関係を維持するべきだ。
・・・と言う基本的な方針について変わりはありません。
ただ。
それでも多少なリにアメリカに対する接し方は変わる事になるかもしれません。
それについてはトランプさん次第なので、今の段階でこれ以上の事は言いません。
この話の続きは、実際にトランプさんが大統領になってから行いたいと思います。


それよりも今は残る一方であるヒラリーさんについて、です。
このヒラリーさんについては言いたい事が山ほどあります。
以前に私は、このブログでも「バカ正直に正攻法で戦ったら負ける」と書きました。
うん。実際にその通りになっているかと思います。
はっきり言いますけれども、今回の選挙で政策を論じるのは愚策です。
それは通常の。今までと同じような政治の選挙とは明らかに違うからです。
なぜならば。
通常の政治の選挙であれば、トランプさんが選ばれる事などありえないからです。

よろしいでしょうか?
これはヒラリーさんに限らず、全てのアメリカ国民に申し上げる事ですが。
ドナルド・トランプと言う人物が出現した時点で。
今のアメリカは異常である。と認識しなければ正しい行動は出来ません。



それで今回に取り上げました産経さんの記事において、
パウエルさんはトランプさんを極めて激しく。痛烈に批判しています。
でも、この批判と言うのは単純にトランプさんへの批判だけでは無いはずです。
もっと深い意味があります。
つまりは、そんなレベルの低い奴に我々は既に負けている。と言う事実の指摘です。

パウエルさんは共和党に所属している人物です。
それゆえに誰よりも共和党の問題点を熟知しており、
同時にその問題点について手厳しい批判を続けてきた人でもありました。
だからこそ、この明確な事実について誰よりも重く受け止めているはずなんです。

トランプさんは国家の恥。国際社会の最下層民であるが、
そんな国家の恥。国際社会の最低層民に共和党の候補者の全ては敗北した。
共和党の誰一人としてドナルド・トランプよりも民意を獲得する事が出来なかった。
それほどまでに今の共和党は、アメリカ国民からの信頼を失っている。
二大政党制の片割れが、これほどまでに失墜した状態は明らかに異常だ。

パウエルさんの意見には、このような凄まじいまでの自己批判があるように。
そのように私には思われなりません。
そして、これこそが今のアメリカにおける嘘偽りの無い真実だろうと思います。
これを前提とした上で、今回の大統領選を戦う意思を決めない限りは。
何をどうしようともヒラリーさんがトランプさんに勝つ事は難しいでしょう。

まあ、これは一つの可能性の話ですけれども・・・大統領選の土壇場において。
エスタブリッシュメントへの否定。
従来のアメリカ政府に対する批判。不信。憎悪などが一気に表面化して、
アメリカ国民の一切合切は、全てを承知の上でトランプさんに投票する。
・・・なんて事も十分にあり得るだろう。と私は考えています。
そういう状況をヒラリーさんは自らの手で作り出しているからです。



あの・・・まあ、事ここに及んでもやっている事が変わらない以上。
ヒラリーさんも、その周囲にいる方々も理解出来ていないんだろうなぁ。と思うので、
重ねて申し上げますが、今のアメリカの状況と言うのは異常なんです。
本来であれば、誰が考えてもアメリカの大統領候補に。
ドナルド・トランプと言う人物が選ばれる事など絶対にありえないんです。
その、あり得ない事が起こっている。と言う事実を直視するべきです。

私は日本国民で部外者なので、本当ならあんまり言いたくないんですけどね。
アメリカの歴史において今の時代ほど、
アメリカ国民がアメリカ政府を信頼していない時代と言うのは他に無いんです。
だから、間違いだと言う事は理解していても。
それでも従来のアメリカ政府とは異なる。と言う一点でトランプさんを支持する。
アメリカ国民はトランプさんに投票しているんです。
それほどまでに今のアメリカ政府。アメリカの政治家を信頼出来ないから、です。

・・・こんな状況を出現した事について。
アメリカの政治家。政財界の方々と言うのは、心当たりがあるでしょう?
これが仮に日本の話だとしたら、私は日本国民の一人として大激怒しております。
かつてにあって日本の民主党政権の時と同様に。
もう狂ったように声が枯れ果てるまで叫び続けているところで御座います。
それほどまでに今のアメリカは異常だからです。


この状況を打開せずしては、ヒラリーさんが勝つ事は出来ないと私は思います。
つまり、アメリカ国民からの信頼を回復せずしては絶対に支持されないと言う事です。
信頼されていない人間が、どんな政策。どんな主張をしたところで無意味です。
この点についてヒラリーさんはまったく理解していない。
今のヒラリーさんが見ているのはホワイトハウス。大統領の椅子だけです。
目の前にいるアメリカ国民を全く見ていない。だから、この点に気づけない。
ゆえに、パウエルさんはヒラリーさんを傲慢との一言で切り捨てたんです。
あまりにも足元を見ていないから。

アメリカ国民と言うのは、別にアメリカ政府を嫌っているわけじゃない。
何も好き好んで信頼していないわけじゃない。むしろ信頼したい。
しかしながら、自分達が信じるに足ると思えるような政府。政界じゃないんです。
トランプさんを支持しているアメリカ国民は、泣いているんです。
それ以外の選択肢が自分達には存在しない。と言う現実に対して、です。
・・・普通は気づくものですけどね。大統領候補となれば、なおさらに。


いやまあ、ヒラリーさん一人を批判するのはフェアじゃないんですけどねぇ。
これはアメリカ政府全体。政界全体の問題であり、
アメリカで政治を司る全ての人間の問題であるからです。
ですが、今回の大統領選における大統領候補はヒラリーさんであるはずです。
だとすれば、アメリカの全ての政治家を代表して。
ヒラリーさんが責任を背負うべき問題であるはずです。

「これほどまでにアメリカ国民から信頼を失ってしまったのは、
私達の、すべての政治家の責任です。ごめんなさい。
これからは必ずやアメリカ国民に信頼される政府。政治にする。変えて見せる。
それは私が約束します。だから、どうか私を信じて欲しい!」

・・・このような言葉がヒラリーさんから聞こえてきた時に。
おそらく大統領選の状況。アメリカ全体の状況が変わってくるかと思います。


まっ。私は日本人ですからね^^;
赤の他人なわけですので、絶対だ。とは言えませんけれども。
今のように相手を罵倒したり、政策論争をしたりするよりは効果的だと思います。
大切な事は、いかにアメリカ国民に対して誠実であるのか。
信頼されるような大統領候補となるのか。
ひいては、アメリカ合衆国に対して愛を示す事が出来るのか。と言う事です。


私ね。
確かにヒラリーさんが優秀な政治家だと言う印象はあるんですけれども。
ヒラリーさんから「愛」と言うようなものを感じた事が無いんですよねぇ。
・・・だから、なんですからね?
だから、ヒラリーさんは前回の大統領選でオバマ大統領に負けたんです。

オバマ大統領は、今のアメリカが必要としている全ての要素を持っている御方です。
そんな偉大な御方ですら今のアメリカの風潮。この異常さを止める事が出来なかった。
ドナルド・トランプと言う特異の人物が台頭する事を防げなかった。
・・・オバマ大統領ただ一人では、今のアメリカを支え切れなかったのでしょう。

いや、あのさ。
この点では、本当にオバマ大統領はただ一人で戦い続けていたと思います。
もうね・・・見ていられないくらいに可哀想でした。

「どうして誰も助けてあげないのか」

私は他国の人間ではありますが・・・いや、他国の人間だからかな?
部外者の視点で客観的に見たからなのか。そう私には思われて仕方なかったです。
あまりにもオバマ大統領は孤立していて、あまりにも可哀想だった。
それほどまでに今のアメリカは、あまりにも愛を失い過ぎている。



あの・・・失礼ながら、一つだけ質問させて下さいませ。
今のアメリカでは「愛国心」と言う言葉が死語になっていませんか?
かつては確かにあったはずの自由と平等。民主主義と言うアメリカの理想。正義。
輝くばかりだったアメリカの栄誉。栄光。権威。権勢は・・・。
それらは果たして今のアメリカにもあると、胸を張って断言出来ますか?

アメリカの全ての方々に申し上げます。
アメリカ合衆国は、過去に忘れてきてしまったもの。失われてしまったものを、
もう一度思い出して、再び拾い上げる事が必要なのでは無いでしょうか?
原点に戻られては如何でしょうか?
遠回りに見えるかもしれませんが、それこそが実は一番の近道かもしれません。

・・・私は他国の人間です。これ以上の事は言えません。
内政不干渉の原理原則がありますからね。
もし仮にドナルド・トランプと言う新しい大統領が選ばれたのであれば。
私を含め全て日本人。世界中の全ての人間は、それを静かに受け入れるだけ。
例えそれがアメリカにとって斜陽を迎える事になるのだとしても、です。



うん。ここまでにしておきましょうか^^;
やっぱり私は日本人であって、アメリカ人ではありませんからねぇ。
何を考えようともアメリカについて意見を述べるのは筋違い、なのですから。
もう私がアメリカの大統領選について意見を述べる事はありません。
結果が出るまで黙っている事にします。
それが民主主義のマナーですからねぇ。いやはや^^;


本日もまた長々と失礼致しました。それでは皆々様。おやすみなさいませ^^

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