えーと。前回は東アジアサミットにおける中国外交。
大量の金と利益誘導による懐柔策での切り崩し工作について、でしたね。
まっ。後先考えず大盤振る舞いして大丈夫なの?、との話でした^^;
うん。これで万が一にも約束不履行になってしまったら。
ASEAN。東南アジア諸国の一切合切は容赦なく中国の敵に回るでしょう。
南シナ海から中国を追い出すまで、徹底的に一致団結して戦うはずです。
なので、中国にとっては随分と重い枷となってしまったわけですね。
んー。まあ、今に始まった話ではありませんけれども。
今の中国政府。習近平と言うのは、本当に目先の事しか考えてませんよねぇ。
とまあ、中国の話は今は置いておくと致しまして。
それで本日の話題は・・・少しばかりアメリカの話をさせて頂きましょう。
大統領選も残り二か月で御座います。
んー。皆々様も何となく予想しておられたかもしれませんけど。
ヒラリーさんの圧勝と言う簡単な話にはなりませんでしたよねぇ。やっぱり。
とまあ、そんなこんながあっての本日の話題です。それでは参りましょう^^
それでは、まずはこちらをご覧下さいませ。
トランプさんを国家の恥。国際社会の最下層民と表現していてあり。
ヒラリーさんを、傲慢さで全てを駄目にしている。と表現していたり。
なかなか辛辣なパウエルさんの意見が書かれているんですけど。
あの、ですねぇ。
これは、あくまでも私個人の意見なんですけれども・・・。
私もパウエルさんとまったくと言って良いくらいに同意見だったりするんです^^;
そもそもコリン・パウエルさんと言うのは、一つ前のブッシュ政権の国務長官で。
数少ない常識的でマトモかつ非常に優秀な人だと思っていた人物です。
もう本当に。非常に優秀な常識人です。物凄く信頼出来る人です^^
ですので、そのような意味におきましても。
パウエルさんの評価に関して極めて信頼出来る。とも私は考えています。
なので、実際問題として大統領候補である二人についての話をしますとね。
繰り返しますが、パウエルさんの評価は正鵠を射抜くものだと思います。
でまあ、トランプさんに関しては、根本的に肯定的な意見を述べる事は難しいです。
もちろん日本は親米国家であり、私も親米派の人間なわけですから。
仮にトランプさんがアメリカ大統領となった場合でも、良好な関係を維持するべきだ。
・・・と言う基本的な方針について変わりはありません。
ただ。
それでも多少なリにアメリカに対する接し方は変わる事になるかもしれません。
それについてはトランプさん次第なので、今の段階でこれ以上の事は言いません。
この話の続きは、実際にトランプさんが大統領になってから行いたいと思います。
それよりも今は残る一方であるヒラリーさんについて、です。
このヒラリーさんについては言いたい事が山ほどあります。
以前に私は、このブログでも「バカ正直に正攻法で戦ったら負ける」と書きました。
うん。実際にその通りになっているかと思います。
はっきり言いますけれども、今回の選挙で政策を論じるのは愚策です。
それは通常の。今までと同じような政治の選挙とは明らかに違うからです。
なぜならば。
通常の政治の選挙であれば、トランプさんが選ばれる事などありえないからです。
よろしいでしょうか?
これはヒラリーさんに限らず、全てのアメリカ国民に申し上げる事ですが。
ドナルド・トランプと言う人物が出現した時点で。
今のアメリカは異常である。と認識しなければ正しい行動は出来ません。
それで今回に取り上げました産経さんの記事において、
パウエルさんはトランプさんを極めて激しく。痛烈に批判しています。
でも、この批判と言うのは単純にトランプさんへの批判だけでは無いはずです。
もっと深い意味があります。
つまりは、そんなレベルの低い奴に我々は既に負けている。と言う事実の指摘です。
パウエルさんは共和党に所属している人物です。
それゆえに誰よりも共和党の問題点を熟知しており、
同時にその問題点について手厳しい批判を続けてきた人でもありました。
だからこそ、この明確な事実について誰よりも重く受け止めているはずなんです。
トランプさんは国家の恥。国際社会の最下層民であるが、
そんな国家の恥。国際社会の最低層民に共和党の候補者の全ては敗北した。
共和党の誰一人としてドナルド・トランプよりも民意を獲得する事が出来なかった。
それほどまでに今の共和党は、アメリカ国民からの信頼を失っている。
二大政党制の片割れが、これほどまでに失墜した状態は明らかに異常だ。
パウエルさんの意見には、このような凄まじいまでの自己批判があるように。
そのように私には思われなりません。
そして、これこそが今のアメリカにおける嘘偽りの無い真実だろうと思います。
これを前提とした上で、今回の大統領選を戦う意思を決めない限りは。
何をどうしようともヒラリーさんがトランプさんに勝つ事は難しいでしょう。
まあ、これは一つの可能性の話ですけれども・・・大統領選の土壇場において。
エスタブリッシュメントへの否定。
従来のアメリカ政府に対する批判。不信。憎悪などが一気に表面化して、
アメリカ国民の一切合切は、全てを承知の上でトランプさんに投票する。
・・・なんて事も十分にあり得るだろう。と私は考えています。
そういう状況をヒラリーさんは自らの手で作り出しているからです。
あの・・・まあ、事ここに及んでもやっている事が変わらない以上。
ヒラリーさんも、その周囲にいる方々も理解出来ていないんだろうなぁ。と思うので、
重ねて申し上げますが、今のアメリカの状況と言うのは異常なんです。
本来であれば、誰が考えてもアメリカの大統領候補に。
ドナルド・トランプと言う人物が選ばれる事など絶対にありえないんです。
その、あり得ない事が起こっている。と言う事実を直視するべきです。
私は日本国民で部外者なので、本当ならあんまり言いたくないんですけどね。
アメリカの歴史において今の時代ほど、
アメリカ国民がアメリカ政府を信頼していない時代と言うのは他に無いんです。
だから、間違いだと言う事は理解していても。
それでも従来のアメリカ政府とは異なる。と言う一点でトランプさんを支持する。
アメリカ国民はトランプさんに投票しているんです。
それほどまでに今のアメリカ政府。アメリカの政治家を信頼出来ないから、です。
・・・こんな状況を出現した事について。
アメリカの政治家。政財界の方々と言うのは、心当たりがあるでしょう?
これが仮に日本の話だとしたら、私は日本国民の一人として大激怒しております。
かつてにあって日本の民主党政権の時と同様に。
もう狂ったように声が枯れ果てるまで叫び続けているところで御座います。
それほどまでに今のアメリカは異常だからです。
この状況を打開せずしては、ヒラリーさんが勝つ事は出来ないと私は思います。
つまり、アメリカ国民からの信頼を回復せずしては絶対に支持されないと言う事です。
信頼されていない人間が、どんな政策。どんな主張をしたところで無意味です。
この点についてヒラリーさんはまったく理解していない。
今のヒラリーさんが見ているのはホワイトハウス。大統領の椅子だけです。
目の前にいるアメリカ国民を全く見ていない。だから、この点に気づけない。
ゆえに、パウエルさんはヒラリーさんを傲慢との一言で切り捨てたんです。
あまりにも足元を見ていないから。
アメリカ国民と言うのは、別にアメリカ政府を嫌っているわけじゃない。
何も好き好んで信頼していないわけじゃない。むしろ信頼したい。
しかしながら、自分達が信じるに足ると思えるような政府。政界じゃないんです。
トランプさんを支持しているアメリカ国民は、泣いているんです。
それ以外の選択肢が自分達には存在しない。と言う現実に対して、です。
・・・普通は気づくものですけどね。大統領候補となれば、なおさらに。
いやまあ、ヒラリーさん一人を批判するのはフェアじゃないんですけどねぇ。
これはアメリカ政府全体。政界全体の問題であり、
アメリカで政治を司る全ての人間の問題であるからです。
ですが、今回の大統領選における大統領候補はヒラリーさんであるはずです。
だとすれば、アメリカの全ての政治家を代表して。
ヒラリーさんが責任を背負うべき問題であるはずです。
「これほどまでにアメリカ国民から信頼を失ってしまったのは、
私達の、すべての政治家の責任です。ごめんなさい。
これからは必ずやアメリカ国民に信頼される政府。政治にする。変えて見せる。
それは私が約束します。だから、どうか私を信じて欲しい!」
・・・このような言葉がヒラリーさんから聞こえてきた時に。
おそらく大統領選の状況。アメリカ全体の状況が変わってくるかと思います。
まっ。私は日本人ですからね^^;
赤の他人なわけですので、絶対だ。とは言えませんけれども。
今のように相手を罵倒したり、政策論争をしたりするよりは効果的だと思います。
大切な事は、いかにアメリカ国民に対して誠実であるのか。
信頼されるような大統領候補となるのか。
ひいては、アメリカ合衆国に対して愛を示す事が出来るのか。と言う事です。
私ね。
確かにヒラリーさんが優秀な政治家だと言う印象はあるんですけれども。
ヒラリーさんから「愛」と言うようなものを感じた事が無いんですよねぇ。
・・・だから、なんですからね?
だから、ヒラリーさんは前回の大統領選でオバマ大統領に負けたんです。
オバマ大統領は、今のアメリカが必要としている全ての要素を持っている御方です。
そんな偉大な御方ですら今のアメリカの風潮。この異常さを止める事が出来なかった。
ドナルド・トランプと言う特異の人物が台頭する事を防げなかった。
・・・オバマ大統領ただ一人では、今のアメリカを支え切れなかったのでしょう。
いや、あのさ。
この点では、本当にオバマ大統領はただ一人で戦い続けていたと思います。
もうね・・・見ていられないくらいに可哀想でした。
「どうして誰も助けてあげないのか」
私は他国の人間ではありますが・・・いや、他国の人間だからかな?
部外者の視点で客観的に見たからなのか。そう私には思われて仕方なかったです。
あまりにもオバマ大統領は孤立していて、あまりにも可哀想だった。
それほどまでに今のアメリカは、あまりにも愛を失い過ぎている。
あの・・・失礼ながら、一つだけ質問させて下さいませ。
今のアメリカでは「愛国心」と言う言葉が死語になっていませんか?
かつては確かにあったはずの自由と平等。民主主義と言うアメリカの理想。正義。
輝くばかりだったアメリカの栄誉。栄光。権威。権勢は・・・。
それらは果たして今のアメリカにもあると、胸を張って断言出来ますか?
アメリカの全ての方々に申し上げます。
アメリカ合衆国は、過去に忘れてきてしまったもの。失われてしまったものを、
もう一度思い出して、再び拾い上げる事が必要なのでは無いでしょうか?
原点に戻られては如何でしょうか?
遠回りに見えるかもしれませんが、それこそが実は一番の近道かもしれません。
・・・私は他国の人間です。これ以上の事は言えません。
内政不干渉の原理原則がありますからね。
もし仮にドナルド・トランプと言う新しい大統領が選ばれたのであれば。
私を含め全て日本人。世界中の全ての人間は、それを静かに受け入れるだけ。
例えそれがアメリカにとって斜陽を迎える事になるのだとしても、です。
うん。ここまでにしておきましょうか^^;
やっぱり私は日本人であって、アメリカ人ではありませんからねぇ。
何を考えようともアメリカについて意見を述べるのは筋違い、なのですから。
もう私がアメリカの大統領選について意見を述べる事はありません。
結果が出るまで黙っている事にします。
それが民主主義のマナーですからねぇ。いやはや^^;
本日もまた長々と失礼致しました。それでは皆々様。おやすみなさいませ^^
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