さてさて。前回の中国の話題は、現状の確認と言う基本的な話でしたね。
ちょっと遠回りになってしまったのは、御容赦下さいませ。
何事も正確・・・か。どうかわかりませんけど^^;
ともかく現状認識が出来なくては話を進められませんからね。
と言うわけで。
前回は前置き。前提条件で前座の話題。
今回から本番と言う事になるわけで御座います。それでは参りましょう^^
それでまあ、前回にも書きましたようにね。
私個人の立場としては、李克強さんの動きに注目しているわけで御座います。
先頃の国際会議であるASEMでの言動からは、色々な事が把握出来ました。
まさに「最後のチャンス」とも言うべき今この時において。
李克強さんは、なんとしてでも中国経済の立て直そうとしている。と思われます。
そのための経済改革。中国経済の構造改革を実行するために。
最高権力者である習近平に最大限の配慮を行って、改革の容認を求めた。
国内外における自分の評価を失墜させてでも、習近平を庇った・・・わけです。
まっ。なんであれ、先頃のASEMにおきましては。
習近平は、李克強さんに完全に感謝しなければなりませんよねぇ。
だって。
自分の代わりに矢面に立ってくれたわけですから^^;
ともかく。そんな感じで考えていきますとね。
ASEMでの李克強さんの言動にも、ある程度の納得は出来ます。
まあ、もちろんね^^;
別に私も李克強さんと面識があるわけでもないし。
直接に話を聞いたわけでもなければ、特別な情報源があるわけでもないので・・・。
あくまでも。これは単なる私の個人的な予想でしかないんですけれどもね^^;
でも、仮にそうだとすると、李克強さんの姿勢は本当に立派だと思います。
中国経済の低迷は中国国民の国民生活に直結しますからね。
まったくもって自己保身ばかり考える習近平よりも、よっぽど立派です^^
一国を統治する者は、これくらいの覚悟を持つべきだと思います。
ただ。
だからと言って、李克強さんの改革が成功するか否か。となれば話は別です。
私は、李克強さんの経済改革は確実に失敗する。と予想をしております。
んー。ちょっと酷な事を言いますけれども。
李克強さんと言うのは、数字でしか経済を見ない人の類だからです。
いや・・・これは、ですねぇ。
李克強さんの言動を見る限り、習近平よりも遥かにマトモな人なんですけど。
今の中国において、経済分野だけで中国経済を立て直す事は不可能です。
もっと広い視野が必要です。
つまりは、安全保障の分野での視点が絶対に必要になると私は考えています。
あの、ですねぇ。
色々と理由はありますが、一番簡単で最大の理由は習近平と協力している点です。
この一番最初に出てくる問題点が、最大の問題点でもあるんです。
習近平に配慮する。譲歩する。協力する。と言う時点で話は終わっているんです。
なぜならば、絶対に失敗する事が確定している。・・・からです。
これは、遥か以前から書いている事でもあるんですが・・・。
現在の中国における最高権力者が習近平である事こそが、全ての元凶です。
中国の問題。アジアの問題。ひいては世界の問題において。
その元凶となるものが、この一点にある。と断言しても過言ではありません。
うん。この事実を李克強さんは過小評価しておられます。
はっきり言いますけれども、あの習近平のような人間と協力するなど自殺行為です。
しつこいようですが、今の習近平は自己保身の事以外は頭にありません。
習近平が李克強さんに協力するのも、自分にとって利益があるから。との思惑だけです。
断じて中国国家。中国国民の事など何一つとして考えていません。
・・・仮に少しでも考えているのならば、今すぐに南シナ海から手を引いています。
こんな低俗な人間と協力すれば一体どうなるのか。
言わずもがな。利用するだけ利用された挙句に切り捨てられるのがオチで御座います。
それは李克強さんとて例外ではありません。
これから李克強さんが実行する経済改革が成功すれば良し。それは自分の手柄。
そして、失敗するようならば全ての責任を押し付けて、李克強さんを排除するだけ。
どっちになろうと習近平に損は無い。
・・・とまあ、このような事を間違いなく考えているはずです。
「経済改革の失敗により中国経済が低迷した。
その責任の全ては改革を主導した李克強首相にこそある。責任者を処罰するべきだ」
これにより中国経済に関する全ての責任を李克強さんに押し付けて。
中国国民の怒りの矛先を自分以外に向けさせた上で。
自分はと言えば、その責任者を処罰する事によって自分の評価を引き上げる。
反対勢力も排除出来て一石二鳥。・・・今まで行われてきた腐敗撲滅と同じ論理です。
自分以外の邪悪な誰かを攻撃する事で、自分が正義である事を主張する。
・・・ええ。習近平にとって腐敗撲滅は別に国家や国民のためではないんです。
あくまでも自分のため。自分の自己保身のため。実に低俗かつ陳腐な論理です。
しかしながら、習近平と言う人は、そういう人で御座います。
そして、そんな人間と協力している時点で。
全ての計画は実行する前から破綻する事が確定しているんです。
習近平と言う不安要素があまりにも巨大過ぎて、誰も協力出来なくなるからです。
この点を李克強さんは理解しておられない。
・・・いや、もしかしたら李克強さんは理解した上で。
それでもなお経済改革を優先したのかもしれませんね。今が最後のチャンスだから。
しかしまあ、仮にそうだとしたら実に惜しい人物だと言う事になりますね。
うん。これほどの人物が失脚して排除される事は、
そのまま中国共産党の破滅を意味する事になるでしょう。
・・・ええ。終わるべくして中国共産党は終焉を迎える事になるのです。
まあ、その話は今は置いておくと致しまして。
今の中国経済を本当の本当に。本気で立て直そうと考えるのならば。
最大の不安要素であり最大の障害となるべきものを、一番最初に排除するべきです。
つまるところ。
李克強さんは、最初の第一手において迷わず習近平を失脚させるべきです。
そして、それを実現した瞬間に。
国際社会。諸外国の中国に対する態度は一瞬にして激変する事でしょう。
その理由は「中国が生き残る」と判断するからです。
・・・逆に言えば。
最高権力者が習近平である限り、今の中国は必ず死ぬ。と言うのが、
今現在の世界全体。国際社会の大多数における共通認識だとも表現出来ます。
習近平に権力がある限り、李克強さんが何をどうしようと絶対に成功しない。
必ず失敗する。と判断されてしまうからです。
少し厳しい事を言うようですけどね。
最高権力者が習近平である限り、中国経済を立て直す事など不可能です。
その理由は、習近平自身が中国経済の崩壊を阻止しようとしていないからです。
何度でも申し上げますが、習近平の目的は自己保身だけです。
自分が助かるためならば自分以外の全てを犠牲にしようとする人です。
ですから、中国経済とて平気で犠牲にしようとするはずです。
中国経済が崩壊して、中国国民の大多数が恐ろしく危機的な状況になろうとも。
仮に中国全土が阿鼻叫喚の地獄絵図となろうとも。
習近平は、それでも構わない。と本気で考えています。
本気で考えているからこそ、国際社会での孤立化ですら容認出来てしまえるんです。
こんな人間が最高権力者の座にある限り、何をどうしようと失敗します。
経済改革だろうが。あらゆる国家戦略は失敗する以外には無いんです。
どれほど李克強さんが自分を犠牲にして経済改革を断行したとしても。
必ず失敗するんです。
失敗して、習近平の利用されて破滅する以外にはありません。
この点を考慮した上で経済改革。いや、国家改革を実行する覚悟が無い限りは。
今の中国を立て直す事など絶対に不可能です。
習近平を排除せずして、生き残る道などありえないんです。
・・・うん。まあ、こんなところでしょうねぇ。
えーと。皆々様もお気づきだと思いますが。これは安全保障における見解です。
李克強さんは経済に精通しておられる人ですから経済対策。経済改革。
中国経済の構造改革と言うのは十中八九。完璧なものにしているはずです。
しかしながら、安全保障に関する考察が抜け落ちています。
それも最高権力者が習近平である。と言う一番根本的な点を見逃している限りは。
李克強さんは確実に失敗します。
それほどまでに習近平と言う一人の存在が、今の中国にとって致命的な弱点であり。
中国全体にとって最大の不安要素だからです。
あんな人間が最高権力者として頂点に居座っている限り。
下にいる人間がどれだけ頑張っても上手くいくはずが無いんです。
「上手くいかなくても良い。自分の地位と権力さえ守れれば」
・・・と、そのように習近平が考えているからです。
この状況を何とかしたいなら習近平を排除する以外にはありません。
そして、それが出来ない以上。李克強さんでは中国経済は立て直せないし。
中国と言う国家それ自体もまた救う事が出来ない。
とまあ、こんな感じが私の個人的な見解で御座います。
それで、最後にもう一言だけ。
そもそもの話としては、なぜに習近平のような人が最高権力者になったのか。
中国ほどの大国を統治するには、あまりにも度量が小さ過ぎる。
・・・うん。この一点に尽きるんです。
このような人が、どうして最高権力者になったのか。未だに私には理解出来ない。
国家を統治する。と言う点について、あまりにも見識が無さ過ぎる。
常識。良識があるならば、自発的に最高権力者としての地位と権力を返上する。と、
そのような決断をして然るべき人です。
それすら出来ない。
明らかに自分には分不相応な地位と権力だ。との自覚も出来ない。
あまりに度量が小さく、あまりにも見識不足。実力不足な人です。
習近平は一つ勘違いをしています。
国家権力とは、一個人が所有出来るようなものでは無いんです。
また、権力の大きさに比例して責任も大きくなるものです。
それゆえに巨大な権力には、それに伴う巨大な責任が必ず存在する。
こんな当たり前の事すら理解出来ていない。
自分の権力を自分だけのものだと勘違いして、自分が背負うべき責任を忘れている。
そんな未熟な人間が、無理やり最高権力者になった結果。どうなったのか?
「全てを犠牲にするような自己保身しか考えられない」
今の習近平とは、そんな状態にあるんです。
まるで地獄の餓鬼畜生が如き浅ましさであり愚かさによって。
完全に自縄自縛の上に、孤立無援にして煉獄の炎に身を焼かれている事でしょう。
・・・分不相応な己の業に呑まれている。とでも言うべきでしょうか。
それが中国。アジア。ひいては世界に悪影響を与えているのが事の真相です。
まったく。
たった一人のバカのために。どれほど数多くの人間が後始末に忙殺されている事か。
・・・うん。私は、そのように考えているので御座います。いやはや^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^
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