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09 . May
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28 . January
ちょっと本文に入る前に寄り道です^^;
こちらをご覧下さいませ。
https://www.sankei.com/world/news/190128/wor1901280010-n1.html

こちらは産経さんの記事で、フランスのマクロン大統領の発言が書かれています。

それでまあ、バランス維持とか。現状維持との内容があるんですけど。
それよりもゴーンさんの一件については、「個人の問題」と表現されています。
うん。この点については素直に評価したいと私は思います^^

安倍総理に直談判した。と聞いた時は、どうしよう?と私も困惑しましたが^^;
少なくとも、これで理不尽にゴリ押しされる事は無くなった事でしょうし。
私ども安全保障としても、これ以上に介入する理由も無くなりました。
もう後は純粋に経済分野の話として、当事者同士で話し合ってね。
間違っても政治問題化してはダメですよ。・・・です^^;


でまあ、このブログでも書いたようにギリギリ首の皮一枚で残ったわけで。
この発言による軌道修正でマクロンさんは正しい判断が出来る事。
軌道修正が出来る程度には理性的で常識的である事が証明されました。
この点については喜ばしい事だと思います^^

・・・うん。世の中には絶対に軌道修正が出来ない非理性的な人もいますから^^;

だから、やっぱりねぇ。惜しいですよねぇ。
もう少し後からフランス大統領になっても良かったなぁ。と私は考えてしまいます。
うん。ちゃんと経験を積んでからマクロンさんが大統領になっていればねぇ。
きっと今よりも遥かにフランス国家。フランス国民のために貢献出来たでしょう。

んー。まあ、それをフランスの政治情勢が許さなかったのでしょうけど・・・。
それにしても、いささか惜しい気がしてしまいます。
もう少しマクロンさんを政治家として、大切に育てても良かったんじゃないかなぁ?

まっ。赤の他人である日本人の私が言う事じゃないですけどね^^;



とまあ、それはともかくと致しまして。

前回はドイツに関連する安全保障の話だったわけですが。
あくまでも私の個人的な意見ではありますけど。
ドイツ国内は当然として。ドイツ国外においても相当に厳しい状況だと思いますし。
そんな厳しい状況をドイツ国民自身がイマイチ理解していない点は非常に悲惨です。

なので、とても気の毒な事だとは思いますけど・・・。
既に書いたように、ドイツが親中路線を継続している国家である以上は。
私達日本が出来る事と言うのは、少ないだろうなぁ。と思います。


それで本日の話題です。
前回のドイツの話題からEUを中心とした話・・・にするつもりだったんですが。
ちょっと予定変更。NATOも組み合わせて話題にしたいと思います。
それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
https://www.sankei.com/world/news/190128/wor1901280006-n1.html

こちらは産経さんの記事で、NATOのストルテンベルグ事務総長が、
トランプ大統領の要望を受け入れて防衛費の負担を増やす。との内容です。

まあ、何と言うか。また絶妙なタイミングでの記事で御座いましたねぇ^^;
当たり前の話ですが、この動きと私のブログは特に関係ありません。
まったく偶然で御座います。ナハハハ^^;
しかしまあ、政治の話をしていると、たまにこんなミラクルが起こるので不思議です。
うん・・・やっぱりね。普通と言うか。道理を前提として考えていけばね。
大体の人が同じ結論に至る。と言う事なんでしょうねぇ^^;


ただまあ、この動きそれ自体については非常に正しい。と言えるでしょう^^
前回に書きましたが、EUの経済戦略が暴走状態にあるがために。
その悪影響はNATOを直撃しております。
ぶっちゃけ。
このままではNATOが維持出来るかどうか。私にもわかりませんでした^^;
なので、今回のストルテンベルグさんの発言と言うのは。
ちゃんとヨーロッパの平和と未来を考えたもの。評価されるべき言動でしょう^^


んー。まあ、改めて確認しておきますとね。
ドイツのメルケル首相は軍事。安全保障のド素人です。何も知りません。
そんな人が一番大きな影響力を保持しているのがEUだったわけですから。
極めて高い確率でEUにおける軍事。安全保障上の連携はスッカラカンだと思われます。

にもかかわらず。
経済的な連携だけは過剰に実行されていたわけですから、
安全保障を無視した経済戦略により暴走状態にあっただろう。
もっと言えば、EU各国の平和と未来が何一つ考えられていなかった。
当然ながらNATOの事なんで二の次。三の次で何も考えていなかった。

もしかしたら、NATOが機能不全に陥るんじゃないか。・・・なんて。
まさにメルケル首相を筆頭にEU各国は夢にも思っていなかっただろうなぁ。と、
そのように結論付けるのが妥当だと私は個人的に考えている次第で御座います。
それで改めて現在のヨーロッパ情勢を振り返りますとね。
今しがた書きましたが、ヨーロッパの安全保障体制であるNATOについて一切考慮されず。
それを無視する形でEUの経済戦略が暴走していた。
もっと言うと経済戦略のみならず、あらゆるEUの活動はNATOを無視してた。と、
そう考えるのが妥当であり、EUどころかNATOすら破綻の危機だった。
・・・と、そこまでの事を私は個人的に考えていたわけで御座います。

なんでそう思うのか?

何度も言いますけれど、難民問題です^^;
メルケル首相が無制限に難民を受け入れる。なんて事を宣言して、
ヨーロッパ中に大量の難民が流入してしまった。なんて事になったらさ。
そりゃあNATOにだって重大な悪影響が出てくるに決まっておりますもん^^;

しつこいようですが、安全保障を考えたら無制限に難民を受け入れるなんてありえない。
大量の難民と言う重大な不確定要素。不安要素によって。
NATOが機能不全を起こしても何一つとして不思議ではない。と私は思います。
しかしながら。
現実として既に大量の難民がヨーロッパに流入してしまっているんです。
ですので、現時点においてNATOが正常に機能するのかどうか。もうわかりません^^;
この責任について。どこの誰が取ると言うのでしょうね?

・・・いや、そもそも責任なんて取れるんでしょうか?


ちなみに。
参考程度までに私達日本について言及するのならばね^^;
先の民主党政権で鳩ポッポーさんが普天間問題と言う超ド級の大自爆をした事により。
日本の安全保障戦略の中核である日米同盟に亀裂が入りました。
この行為とは、紛れもなく日本と言う国家。国民を滅ぼそうとした行為です。
結果として、この人は日本における最低最悪の極悪人の代名詞となりました。
ただ一言。万死に値する。と言う評価が下されているわけです。

そして、それは何十年。何百年先にまで汚名として残るかと思います。
・・・って言うか。全力で残していきたいと思います^^;
未来の日本人。私たちの子孫が同じ失敗を繰り返さないために、です。


それで話を戻しまして、ヨーロッパの場合においてもね。
NATOに亀裂を入れた全ての人間。その筆頭がメルケル首相になるわけですけれど。
そこに関係した全ての人間にも同じ評価が下されて然るべきだと思います。
すなわちヨーロッパを滅ぼそうとした最低最悪の極悪人であり。
そんな極悪人が揃っているのが・・・失礼ながら、今のEUになるわけです。
うん。そうですね。
この点から考えても、EUが存続する可能性と言うのは低いんじゃないかなぁ。

・・・大変失礼ながら、もはや言い訳が出来る状態じゃありませんからね?
EU各国の全ての国民からボッコボコに批判される事を覚悟するべきですし。
根本的な話としてもヨーロッパの全てが破滅する事も覚悟するべきです。

そんなわけで。
EU首脳部の名誉のためでもあり。また、単純に死にたくない場合においてもね。
現在の状態にあるEUは解体するべきだと思いますし。
もしくは最低でもNATOが正常に機能するレベルまで。
ちゃんと安全保障を前提としたレベルまでEU。経済連携の規模を引き下げるべきです。
断言しますが現在のEUは暴走しています。NATOの枠組みから完全に飛び出しています。
ですので、この点に関しては今すぐにでも議論して然るべきだろう。と私は思います。



それで、もう少しNATOに関する話を進めますとね。

ちょっとギリギリみたいな感じですが、ストルテンベルグさんの発言によってね。
NATOが維持される公算が高くなりましたので、
前回に書いた時よりも幾分か。ヨーロッパは危機は後退したと思います^^
ただし、勘違いしてはならない事として。
トランプ大統領の要求通りに負担増を受け入れれば。と言う話だと言う事です。

既に難民問題にも言及していますので、皆々様にもお察し頂けるかと思います。
果たして。
今のヨーロッパ諸国にNATOに関する負担増を耐えられるのか?・・・です。
ただでさえ現在のヨーロッパには難民と言う負担があるんです。
それなのに、さらにNATOにおける防衛費の負担まで増えるとなればねぇ・・・。
それに応じられる国家ばかりだ。と考えるのは楽観的過ぎるかと思います。

そして、ストルテンベルグさんは、既に来年末までと期限を提示していますので。
それまでに負担増を受け入れない国家があるとすれば。
最悪の場合。
NATOから叩き出される可能性を考慮する必要があるだろう。と思います。
・・・アメリカ政府。トランプ大統領の態度は厳しいはずですから。


もし万が一にもNATOから叩き出された場合。それはもう国家の危機です。
安全保障戦略が存在しない国家とは、平和と未来が存在しない国家になります。
・・・まあ、さすがにね。すぐさま戦争になる。とまでは私も言いませんけど^^;
でも、いつ戦争になってもおかしくない状況である事は間違いありません。

また、戦争にならなくてもね。安全保障が無い。不完全だ。と言う時点で。
もう一人前の国家。対等の国家としては見てもらえなくなります。
安全保障が欠落した国家が厳しい国際社会。激烈な国際競争でどんな扱いを受けるのか?
言わずもがな。
そんなの徹底的に足元を見られて、ボロクソにされるに決まっております^^;

でまあ、それを考えればね・・・たとえ借金したとしてもね。
ヨーロッパ諸国と言うのはNATOに関する負担を受け入れる必要があるんです。
うん。そうなんですからね?
今のヨーロッパ諸国と言うのは、それほどまでに危機的な状況にあるんです。


でね。

そうなってくると、です。
ほぼ確実に大きな議論になるのが、難民の是非について、です^^;
事ここに及べば、さすがにヨーロッパの人々も自分達の恐ろしく危機的な状況。
自分達を守っているNATOが機能不全になる。と言う恐怖を実感出来るはずです。
そして、NATOの負担と難民の負担を比較すれば、どう考えても前者の方が重要です。
どれだけ難民が可哀想だからと言って、赤の他人を助けるために自国の安全保障。
すなわち自分達の平和と未来を犠牲にするなど論外だからです。

となれば、当然ながら難民は出ていけ。それよりもNATOを優先しろ。と、
至極真っ当な。完全無欠のド正論が出てくる事は明らかです^^;
うん。そうですね。
今回のNATOに関する負担増によって、難民問題は燃え上がると思いますし。
その怒り。不平不満は、そのまま原因を作ったドイツ。メルケル首相に対する批判。
果てはEUと言う組織全体への批判にまで発展する事になるでしょう。
EUとしては極めて難しい状況にあると思います。


NATOを守るためにEUを解体するのか。
もしくは、何とか頑張ってEUを縮小させて、両方ともに残すのか。
あるいは・・・どっちも出来ずにヨーロッパ全土が火の海になってしまうのか。
今まさにヨーロッパにとって大きな時代の転換点を迎えているだろう。と、
そのように私は考えております。



とまあ、今回はここまでにしておきましょう。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[6回]

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21 . July
やれやれ。なんとも暑い日が続いておりますよねぇ^^;
皆々様は大丈夫でしたでしょうか?
よくよく熱中症にはお気をつけ下さいませ。


それで前回は中国人や韓国人への対応は理想的な状態だ。と言う話でしたね。
うん。ホントにねぇ^^;
あれだけ安倍政権を批判していた方々と言うのは、反省した方が良いと思います。
戦後から考えて今ほど日中関係。日韓関係が日本優位の状況となった事はありません。
ええ。そうですとも。
今や中国も韓国も、どちらも共に私達日本の顔色をうかがう状況ですからね^^
何が正解であるのか。と言う事は誰が見ても明白だろう。と私は考えております。

・・・物凄く個人的な意見を言わせてもらうのならば。
現在に至るまで反日や何らやで理不尽な要求ばかりを突き付けられてきた事を考えれば。
私個人と致しましても、何とも溜飲が下がる思いで御座います。ナハハハ^^;

とまあ、それはともかく。
今現在の安倍政権の対中戦略。対韓戦略をモデルケースとして正当に評価し。
これから先の日本のアジア戦略の基本姿勢。基本戦略とするべきである。と思いますね^^


んー。まあ、おそらく。と言う話ですが。
現在に日本のメディアがこの点について評価もせず、反省もしないのは。
安倍政権が終わり次第。再び日本を土下座外交に引きずり戻そう。との思惑でしょうけど。
そうは問屋が卸しません^^;
もはやメディア。特にテレビの意向如きで日本が右往左往する時代は終わったのです。
ぶっちゃけ。
日本のメディアを陰から支配しようとする黒幕。すなわち中国共産党はもう終わりです。
従来のやり方は通用しない。従来の利害関係も通用しない。
それゆえに従来の常識など通用するはずが無いんです。

日本国内のマスメディアの方々。
よくよく自分の身の振り方を考えた方が良いと思いますよ?^^;
何度も言いますが、今までの常識は通用しないんです。
中国や朝鮮半島への配慮が第一だ。などと言う下らぬ論理は通用しなくなるんです。
なぜならば、中国も韓国も滅び去る運命にあるからです。
特に中国が滅亡した後は・・・貴方達を守る人間など誰一人としていないんですからね?

念のために申し上げておきます。
私ども安全保障の人間はメディアの偏向報道を絶対に許しませんし。
絶対に見逃す事はありません。
この点については、よくよく理解して頂きたいと思う次第で御座います。

・・・とまあ、こんな事を言い続けるのもね。さすがに疲れましたけどねぇ^^;



とまあ、それはそれと致しまして、本日の話題で御座います。
本日は、日欧EPAに関する話題を取り上げたいと思います。
それでは参りましょう^^

まずは、こちらをご覧下さいませ。
https://www.sankei.com/economy/news/180717/ecn1807170031-n1.html

こちらは産経さんの記事で、日欧EPAへの署名が行われた。との内容が書かれています。

うん。この動きそれ自体は、私達日本としても歓迎する事で御座いますね^^
日欧EPAが締結されれば、今後の日本の世界戦略にとってもプラスになるでしょうし。
中国を想定した場合でも、日本が優位になるだろう事は疑いようがありませんからね^^


一つの確認と致しまして、このEPAとは何ぞや?と言いますとね。
この点については高橋洋一さんが実に簡潔に説明して下さいました^^

EPAとFTAの違いについては、自由化される対象の違いです。
EPAの場合ではモノ。人。お金など様々な分野において自由化する協定です。
これに対してFTAはモノだけ。売り買いのモノを自由化する協定になります。
つまりは、自由化のレベルが違うわけですね^^;
日本のマスメディアでは関税ばかりが注目されてしまうので。
EPAとFTAの違いがイマイチわかりにくいのですが、実際は全然違うわけなんです。


それで、です。

この自由化のレベルの違いについて、直撃しているのが中国になるわけです^^;
中国はFTAは締結出来てもEPAは締結出来ないんです。
なぜならば、中国はお金。資本の自由化を許可していないからです。
ほら。中国って経済の自由化をしていないでしょう?^^;
経済を自由化すると政治の民主化に発展してしまうからです。
従来より中国政府。中国共産党。習近平は、自分達の権力を維持するためにも。
政治の民主化を阻止するために、経済の自由化と言うのが出来ないんです。
それゆえにFTAは締結出来ても、EPAは締結出来ない。
世界経済。自由主義経済で中国が台頭する事が出来ない最大の理由になっているわけです。

にもかかわらず。
最近の中国では輸入拡大を主張し、中国こそが自由主義経済を牽引する。などと、
物凄い主張をしているわけですけれど・・・実際には誰も信用していないんです。
だって。
肝心の中国経済が自由化していないからです。うん^^;
なので、中国が世界経済を引っ張る事なんて永遠に不可能なんです。


でまあ、ここからは安全保障の話になるんですけどね^^;

今回の日欧EPAが締結した背景には、このような中国の事情も一因になっていると思います。
と言いますのも、ヨーロッパ各国。EU各国のアジア戦略と言うのは。
基本的に日本と中国。この二つのどちらを選ぶのか。と言う点にあったからです。

まあ、近年では経済成長が著しい中国の存在が大きかったがために。
ヨーロッパのアジア戦略と言うのは、基本的に中国を中心としたものになっていました。
うん・・・まあ、ある意味で仕方の無い話だと思いますね^^;
仮に私がヨーロッパ。EUの立場だとしても、同じ判断をした事でしょう。

このためにヨーロッパ各国はチベットやウィグルの問題は無論の事。
東シナ海や南シナ海のシーレーンに関する問題ですら半ば沈黙していましたからね。
中国の横暴を見て見ぬフリをしてでも、中国との関係を重視したからですね。
それだけ中国から得られる利益は大きかったわけです。


しかし、です。

ここ数年において状況は大きく変わりました。
中国経済の停滞。衰退が明確になり、中国から得られる利益が減少したのです。
これに加えて最高権力者である習近平がバカ丸出しの失敗。失策が立て続けに発生し。
予想以上に中国の状況が悪化してしまったのです。

そして、これに対して昼行燈と言うか何と言うか。いるのかいないのか。
よくわからない私達日本が、安倍政権になってから急激に覚醒しました。うん^^;
日米同盟を強化し、対中包囲網を構築して、中国の横暴に真正面から対決し。
アジアの盟主としての責任を十全に果し始めたのです。
これにより中国を中心としたアジア情勢から、日本を中心としたアジア情勢へと。
明確な形でアジア地域そのものが変化したのです。

そのためヨーロッパ。EUのアジア戦略が変化するのは必然的な事だったわけです。
今まで見て見ぬフリを続けてきた中国の横暴に対して否定的な姿勢に変わり。
イギリスやフランスなどがアジア地域で軍事的に連携し始め。
NATOに日本を組み込むような動きまで出現した挙句に。
今回の日欧EPAが締結するに至った・・・わけです^^;
うん。そういうわけですので今回の日欧EPAの締結と言うのは。
ヨーロッパ。EUのアジア戦略が明確に変わった瞬間だった。と考えるべきだと思います。

あの、ですねぇ。
今回は日本とヨーロッパ。EUの締結なわけで中国に対して影響は無いだろう。とか。
そんな風に考えている人もいるかもしれませんが、そんな事は無いんです^^;
EPAの締結により日本とEU各国の自由化が推進される。と言う事は。
その分だけ日本におけるEUの影響力。EUにおける日本の影響力が拡大する事を意味し。
相対的に双方の地域における中国の影響力が低下する事を意味するわけです。
と言うわけで。
今回の日欧EPAは中国にとってマイナス以外の何物でも無いわけです^^;


さて。そうだとすれば、です。

もう少し踏み込んで考えると、今回の日欧EPA締結を中国は妨害したはずなんです。
ほら。アレです^^;
先頃に中国とヨーロッパが連携して自由主義経済を守る云々。・・・みたいな。
そんな感じの主張を中国は宣言していましたでしょう?^^;
もっと言えば、あの劉暁波さんの奥さん。確か・・・劉霞さんでしたっけ?
その人をドイツに出国させた。と言うのも中国側のヨーロッパに対する配慮でした。
そこまで中国が配慮しておきながらの、今回の日欧EPAです。
先に述べたように、このEPAの締結はヨーロッパのアジア戦略が変化したものであり。
ある意味で中国のメンツは丸潰れになったわけです^^;

そんなわけで。
本来ならば、中国としても絶対に阻止しようと考えていたはずですし。
実際に日本とヨーロッパの関係強化についても、中国は今まで邪魔してきた事でしょう。
普通に考えれば、もっと早くに日欧EPAが締結しても不思議ではありませんでしたからね。
・・・ぶっちゃけ。
私個人の意見としては、今回のEPAは遅いくらいだ。と考えております。
うん。もう一年くらいは早く実行する事は可能だったはずですし。
そうしていれば・・・また色々と状況も変わっていただろうなぁ。とも思います。

ともかくに相当に中国は邪魔していただろう。と私は思うんです^^;
しかしながら。
そんな中国の動きがあったとしても、遂に日欧EPAへの署名が行われてしまったわけです。
つまりは、それほどまでに中国の影響力が低下した。と考える事が出来ると思います。


えーと。アメリカがヨーロッパに対して影響力を行使する場合。
その間を取り持っていたのがイギリスであったように。
中国がヨーロッパに影響力を行使する場合に、その間を取り持っていたのはドイツです。
そして、そのドイツは自称EUの盟主を気取る程度には、大きな影響力を持っていた。
事実上。EU最大の影響力を行使していたのはドイツであり、メルメル首相であるはずです。
そして、そんなドイツは中国側の意向もあり、今回の日欧EPAを潰そうとしていた。
・・・まあ、少なくとも消極的な姿勢だっただろう。と私は個人的に予想しております。

なぜか?

今回の日欧EPAはヨーロッパ。EUのアジア戦略が変化した事を意味するものであり。
日本との関係が強化すれば、その分だけ中国との関係が希薄化する事になるからです。
そんな中国との関係が最も強いドイツとしては、そうなる事は避けたかったはず。
中国とヨーロッパの関係を強化した方が、ドイツとしては都合が良かったからです。
ところが、です。
実際にはEU首脳。トゥクス大統領は、豪雨被害により安倍総理の外遊が延期されると。
わざわざ日本にやってきてまで日欧EPAの締結を推し進めたわけです。

・・・これさ。
なんやかんや屁理屈を並べ立ててドイツ。メルケル首相が止めてもおかしくなかった。
こんなドタバタしながら署名する必要は無いだろう。との意見なども出たはずなんです。
それらの意見を押し切ってトゥクス大統領が日本までやってきたわけでしょう?^^;
つまるところ。
中国に連鎖してドイツの影響力まで低下している。と見る事が出来ると思うんです。


と言うのも、トゥクス大統領って物凄く印象が薄かったでしょう?^^;
今回のEPAで顔と名前が知れ渡りましたけど、そもそもEU大統領。
EU首脳部と言うのは、私達日本から見ると非常に影の薄い存在でした。
それよりもドイツのメルケル首相やフランスのマクロン大統領の方が、
よっぽど印象が強くEUでリーダーシップを発揮しているように見えたはずです。
うん。実際にそうだったはずです^^;
EU首脳部って、そんなに印象が強いものでは無かったんです。
その理由と言うのは、それほどまでに弱い立場だったんでしょう。おそらく。

しかし、ドイツ経済の低迷。政治的混乱により影響力が低下して事で。
EU首脳部が日本にやってきてまでEPAに署名する。と言うような決断を下した。
それだけの意思決定が出来るようになった。EU内部における権力構造が変化したんです。
ですので、ドイツの影響力が低下した。と言うのは、まず間違いないでしょうね。


そして、そのドイツの影響力低下はそのまま中国のヨーロッパ戦略。
ひいては中国の世界戦略そのものを直撃し、大きく後退する事になった。・・・と、
そのように結論付けるのが妥当であるように私には思えてなりません。


うん。まあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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13 . October
さてさて。前回は小池さんについて。
その発言の軽さ。無責任な言動の裏には小池さん自身の野心があるのではないか。
国民のためでは無く。自分のための主張であればこそ。
小池さんの主張には無責任さが付きまとうのではないか?・・・と言う話でした。

うん。まあ、あくまでも私の個人的な感想ではあるんですけどね^^;
でも、そのように私には感じられてしまったわけなのです。


それで、です。

ちょっと話が変わって申し訳ないんですけれど。
本日の話題はヨーロッパに関する話題を取り上げようかと思います。
と言いますのもね。
難民問題で明確な進展がありましてので、それに関する話を書きたいと思うんです。
それでは参りましょう^^

まず、こちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/171009/wor1710090012-n1.html

こちらは産経さんの記事なのですが、ついにドイツが移民の受け入れを制限しました。

それで、これは先月末にあったドイツでの選挙結果が影響するんですけど。
うん。まあ、私個人と致しましてもね^^;
今まで難民の受け入れをやめろ。と言い続けてきた立場ですので・・・。
この判断については、極めて正しい判断である。と思います^^

ただ。やはりと言うか。当然の話なんですが、もっと早くに決断するべきでした。
もっと早くドイツ政府。メルケル首相が方針転換をしていれば、
ここまで難民問題が悪化する事も無かったでしょう。
・・・自分の失敗を認めるのに、あまりにも時間がかかり過ぎた。と思います。
この点については、将来のドイツ。ヨーロッパにおいて重くのしかかる事になります。


とまあ、そんなグチみたいな事を言っても仕方ありませんよね^^;
ともかく。
難民の受け入れを強硬に主張してきた張本人であるドイツ。メルケル首相が、
受け入れに制限する事を宣言した事によって。
これがヨーロッパ全体。EU全体の動きにも影響する事は間違いありません。

もちろん難民の受け入れを制限する。と言う事については大変よろしい事だ。と、
そのように私も思うのですけれども。
受け入れを制限して、それだけで難民問題が解決するわけじゃないんです。
むしろ。ここからが重要なのです。
受け入れを制限したところで、流入してくる難民そのものを阻止しなければ。
難民に対して適切な対処をしなければ何の意味もありません。


まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。
流入する難民そのものを食い止めないと、逆に事態は悪化する。と言う事です。
難民の受け入れ制限をしても、それで難民が消えてなくなるわけじゃないんです。
受け入れ制限で溢れた難民をヨーロッパ各国が押し付け合う事など目に見えています。

「ドイツは難民の受け入れを制限した。それじゃあドイツ以外の別の国に行こう」

・・・となるだろう事は間違いありませんからね^^;
ドイツが難民の受け入れ制限を発表した事で、それ以外の国々はさらに厳しい制限。
ドイツから溢れた難民が流入しないように厳格な規制をかける事は確実です。
こうなると難民をヨーロッパ各国が押し付け合う状況になるわけであり。
それは必然的に難民に対する嫌悪感に繋がり、極端な極右思想。排外主義が蔓延し。
難民を排除する風潮。最悪の場合には難民の虐殺と言う悲劇に至るわけです。
これを阻止するためにも根本的に難民の流入そのものを阻止する必要があるわけです。
となると、実行するべき事は一つ。
あらゆる手段を用いて難民流入のルートを片っ端から潰していくしかありません。


それで、現在のヨーロッパに流入する難民のルートと言うのは。
大きく分けて三つ御座います。
それは中東。アフリカ。そして、ロシアです。
それで、これらのルートからの難民流入を阻止するためにね。
ヨーロッパだけで対応するには限界があるんです。それだと後手に回るからです。
中東では中東諸国。アフリカではアフリカ諸国。ロシアでは単純明快にロシア。
それぞれの地域の国家と協力して難民の流入を食い止める以外に方法はありません。

さて。そう考えた場合です。
今のヨーロッパの周辺状況は最悪です。
今しがた挙げた三つの地域。その全ての地域とヨーロッパは敵対しているからです。
ええ。そうですよね?

中東については、トルコの役割が極めて重要になっています。
これは世界地図などを見てもわかりますように、
トルコと言うのはヨーロッパと中東における門の役割を果たしている国家です。
そして、難民問題において考えれば実際にヨーロッパにとっての城門。城壁の役割。
そんな極めて重要な役割を担っているのが現在のトルコです。

ただ今のヨーロッパとトルコの関係は良好とは言い難い状況になっているんです。
と言うのも、ヨーロッパ各国はトルコのEU参加に『待った』をかけたからです。
ヨーロッパはトルコ政府によるクルド人に対する非人道的な対応を理由として。
トルコのEUへの参加に反対したわけなんですけれど。
いや、本当にバカじゃないのか。・・・と私は思いますね。

クルド人の人権云々を問題視出来る余裕など今のヨーロッパには無いはずです。
もし仮に。
トルコが本気で激怒して、抑え込んでいる難民の全て。
その一切合切をヨーロッパに流し込んだらどうなると思っているんでしょう?
その瞬間にギリシャなどの南欧諸国は壊滅的な打撃を受ける事になりますし。
東欧諸国の全ての国々は、あらゆる難民を拒絶するでしょう。
当然ながらEUは崩壊。ヨーロッパはバラバラに分裂する事になります。

よってトルコとの関係悪化はヨーロッパにとっての死活問題です。
それを正しく理解していないから、クルド人の問題を取り上げるんです。
・・・いやまあ、クルド人の問題も決して小さいとは言いませんけど。
でも、優先順位は違うでしょう?
クルド人よりもヨーロッパ人を優先するべきでは無いのですか?
それともクルド人のためにヨーロッパの全てを犠牲にしても構わない。と、
そんな自己犠牲溢れる決断をヨーロッパ各国は下したとでも言うつもりですか?
・・・本当に。私には理解出来ません。

結論としてはクルド人の問題を棚上げして。
全速力でトルコとの和解。関係改善をする以外に南欧諸国を救う手立てはありません。
まあ、根本的な解決のためには中東地域の安全保障体制を確立させる。と、
そこまで実行する必要があるんですけれど、今はここまでが精一杯でしょう。
難民問題では中東よりも優先するべき地位がありますからね。
重ねて申し上げます。
トルコとの関係悪化は絶対に回避するべきです。
・・・バルカン半島を再びヨーロッパの火薬庫にしたい。と言うならば。
それならば、もう私も止めませんけどね。



さて。中東一つで、これだけの問題があるわけですけど^^;
それでも次にアフリカよりはマシです。アフリカは中東よりも状況的には悪いです。
と言うのも、中東では今しがた書いたようにトルコと言う強国があるからです。
トルコと協力すれば、中東の難民に関しては対応する事は難しくありません。
・・・まあ、それでも一時的な話でしかないんですけど。

そんな中東と比較すればアフリカにはトルコほどの強国は存在しません。
地中海沿岸に存在するアフリカ北部諸国は一つ残らず脆弱な国家です。
うん。これも全ては先にあった『アラブの春』が原因なんですけれど・・・。
いやぁ~。ホントにさ^^;
このアラブの春の時点でヨーロッパ各国が適切に対応していればねぇ。
こんな事にはならなかったと言いますのに・・・。


一応。確認のために書いておきますとアラブの春が発生するまでは。
このアフリカ北部諸国はヨーロッパの壁として機能があったんです。
実際にリビアのカダフィ大佐などが過去に明言していましたけれど。
アフリカの難民を食い止めているのは、地中海沿岸のアフリカ北部諸国です。
この壁としての機能がアラブの春によって一切合切がぶっ壊れてしまったのです。
そして、壊れたのを壊れたままにした結果。
ヨーロッパがアフリカを放置し続けた結果が今現在の難民問題に繋がっているわけです。

あの・・・改めて質問するんですけれど、わざとじゃありませんよね?
アラブの春が発生したらどうなるのか。本気でわからなかったんですか?
いやまあ、百歩譲ってアラブの春については良いとしましょう。
リビアのカダフィ政権をヨーロッパ連合軍が潰したわけですけれど。
それが果たして。どんな結果をとなるのか。本気でわからなかったんですか?

ただカダフィ政権を潰しただけでは、リビアから大量の難民が流れてくる。と、
それが本当に予想出来なかったんですか?
私達日本ですら、朝鮮半島有事の際は難民流入の危険性を考慮していると言うのに。
ヨーロッパは誰一人として、その危険性を予想出来ませんでしたか?
・・・本当にねぇ。信じられませんよねぇ。意図的にやったとしか思えません。


まあ、それを今ここで言っても仕方の無い話です^^;
ともかく。
この脆弱であろうが何だろうが。アフリカ北部諸国を何とかしない限りは。
アフリカからの難民を食い止める事は出来ません。
すなわちヨーロッパの総力を挙げてアフリカ北部諸国を立て直すしかない。
ヨーロッパにおける壁としての役割を復活させる以外に、ヨーロッパ生き残る道は無い。
トルコと協力して一時的にでも中東からの難民流入が阻止されている今この時に。
一刻も早くアフリカへの対応を実行し、難民が流入する状況を打開するべきです。
これ以外の他にヨーロッパ各国が破滅の未来から逃れる手段はありません。

・・・難しいとか。無理とか。そんな陳腐な言い訳は聞きたくありません。
ヨーロッパが生き残るためには、もうやるしかねぇ。の一言だけです。うん^^;



さて。それでは最後にロシアです。
なぜに難民問題でロシアが出てくるのか?と疑問に思われた方々もいるでしょう。
うん。これは実に簡単な話です。
わざわざロシアが難民をヨーロッパにまで運んでいる可能性があるからです^^;

いやまあ、別に私も明確な証拠があって言っているわけじゃないんです。
ですが、そう考えないと説明が出来ない状況があるんです^^;

えーと。これは聞いた話なんですけれどね。
確かヨーロッパにはアフガニスタンからの難民がいるはずですよねぇ?
失礼ですが、よっぽどのお金持ちじゃないとアフガニスタンからヨーロッパには。
普通に考えても逃げ込めるわけが無いんです。

例えばシリアからの難民を見て頂ければわかると思うんですけれど。
彼らは全ての財産を投げ捨てて必死でヨーロッパにまで逃げてきた人々です。
シリアからヨーロッパでそれです。
それじゃあアフガニスタンからヨーロッパって・・・距離的に考えても無理でしょう?
いや、そもそもシリアよりも遥かにアフガニスタンは貧しい国家なわけですから。
投げ捨てる財産すら存在しないはずです。

・・・と言う事は、どこかの親切な誰かさんがお手伝いしない限りは。
どう考えてもアフガニスタンからの難民がヨーロッパに流れ込むわけが無いんです。

ちなみに。
シリアやアフリカにおける難民に関連したブローカー。
ヨーロッパに流入すために手助けをする人々は極めて高額な報酬を要求しています。
もうこれ以上ないくらいに難民の足元を見ているわけです^^;
それと比較すれば・・・信じれないくらいに良心的な。
もう格安どころか。タダでやっているんじゃないか。と言うような。
極めて特殊なブローカーがいる。と考える以外には無いわけです。
果たして。
そんな難民にとっての救世主。聖人君子が如き存在とは誰の事なのか?


・・・まっ。普通に考えてロシアしかいないだろうなぁ。と思います^^;
無論。あくまでも可能性の話。私の単なる予想。推測の話でしか無いんですけど。
でも、そんな事をする誰かさんは他にいませんからねぇ。

なぜロシアがそんな事をするのか?・・・考えるまでもありません。
対ロ制裁に対する明確な報復です。
難民と言う存在をヨーロッパを滅ぼす戦略兵器として用いているわけです。
ええ。そうですとも。
仮にバレたとしても、何が問題なんだ?と開き直る事も出来るでしょう?
人道的な見地から対応した。と言われたら誰も批判など出来なくなりますから。
つまるところ。
難民から搾取する連中と比較すれば、慈母のように優しく難民たちを手厚く扱い。
安全なヨーロッパまで逃がしている。・・・となるわけです。
もう完璧な世界戦略です。これをやられたら私達日本でも悲鳴を上げますもん^^;


それで、ですねぇ。
あくまでも私の個人的な予想。推測の話でしかありませんけれど。
でも、この可能性については明確に安全保障の話になりますのでね。
とっくの昔にヨーロッパの方々には警告しております。
対ロ制裁を継続した場合。必ずやロシアは難民を利用してくる。
ヨーロッパに対する反撃手段の一環として、難民問題が利用された場合。
それ一つでヨーロッパは丸ごと全部が火の海になるかもしれないぞ。・・・と、
数年前から私ですら警告しておりました。

ですから・・・知らなかった。なんて言わないで下さいませね?
ヨーロッパの方々は理解していたはずです。
それなのに今まで対応していなかったのは、それは・・・ヨーロッパの怠慢です。


対ロ制裁については、アメリカへの配慮だとは思いますけれど。
あまりにもヨーロッパにとって悪影響が大き過ぎるんです。
中東やアフリカに対応しなければならない状況にあって。
そこで、さらにロシアにまで対応するなど論外であるはずです。
と言うわけで。
アメリカに対して対ロ制裁をやめるように説得するべきです。
それが出来ないのならば・・・水面下でロシアとの和解。関係改善を進めるべきです。

まあ、さすがにね。対ロ制裁が実行されて、もう随分と時間が経過していますし。
ヨーロッパは、もうロシアと密かに和解している。関係改善している。と、
そのように思いたいですけれどね^^;

ですが、もし万が一にもロシアとの関係改善が未だに出来ていないのならば。
どんな事をしてでもロシアとの関係改善をしなさい。ロシアとの対立を回避しなさい。
今の段階でロシアと対立しても絶対に勝てません。必ず負けます。
このままではヨーロッパが滅びます。


よろしいですか?
難民の受け入れを制限した。と言う事は、これは明確な前進です。
事態の悪化を食い止めて、状況を打開しようとする第一歩です。
ヨーロッパが滅亡から回避するために自浄作用が機能した事の証左です。
この動きを無駄にしてはなりません。急ぎなさい。時間はありません。
一刻も早く適切な対応をしなければ、本当の本当にヨーロッパは・・・。
言葉に出来ないほどの悲劇に直面する事になってしまうのですから。


とまあ、こんな感じかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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05 . August
「ど」の字さん。コメントありがとう御座います^^


まずアメリカがヨーロッパを優先する。と言う点についてですが。
私としてもね。幾分かは仕方ない部分もあるとは思うんです^^;
でも、それと同時に何事も限度があるだろう。とも思われてしまうんです。
と言うのも、ですねぇ。
現在のようにアメリカがあくまでもヨーロッパを優先する場合。
ヨーロッパ以外の国々がアメリカを見限る可能性が出てくる。とも思うんです。
なぜかと言うと、もうアメリカは世界の警察では無いからです。

それで日本がアメリカ以外に頼れる国があるのか。と言う点については。
んー。まあ、確かに難しいとは私も思いますけどね^^;
ですが、そうだとしても。
現在のような態度をアメリカが続けるのであれば、本気で別の可能性を考える必要はあります。
それくらいに私達日本が対ロ制裁に巻き込まれた事実は、重大だと私は考えているからです。


北朝鮮については・・・おっしゃるとおり。非常に危険だと思います。
でも、そもそも危険だと言うのならば。北朝鮮は前々から危険だったのです^^;
なので、北朝鮮が核兵器を資金源の一つとして売買する事については。
これは国際社会全体で封じ込める以外には無いと思います。
北朝鮮。金正恩も自分達の存続を望んでいる以上は、限度を超えた破滅的な事は実行しない。
もし実行するのであれば、その時こそ日米中ロ。四カ国が総力を挙げて北朝鮮を潰す。と、
これを前提に朝鮮半島戦略は進める以外には無いかなぁ。と言うのが私の個人的な意見です。


それで最後にロシアですね。
あの、ロシアの場合は国力云々の話では無くて。ひとえに世界平和に必要なんです。
仮にロシアを除外した上で世界平和を実現するとなったのならば。
それは、もう恐ろしい事になります^^;
それくらいにロシアが世界平和に貢献している点と言うのは大きいんです。
この点については安全保障の観点から私は断言致します。
ロシアの協力が無ければ、第三次世界大戦を回避する事は絶対に不可能です。
だからこそ、ロシアは本物の大国なんです。中国などの偽物とは雲泥の差があります。

・・・うん。こんな感じかな^^;



それで、前回からヨーロッパの話題に入っているわけですけれども。
うん。やっぱりね。
前回にも書きましたように、現在のヨーロッパは危機的です。
EUどころか。NATOすら存続出来るかどうか。不透明な状況にあります。

でまあ、その理由がNATOの中核を担うべき米英同盟。
イギリスが、ここ最近になって次々に失策を重ねている点にある、わけです。
えーと。ある一時期まではね。
イギリスの動きと言うのは、先の先まで見据えた物凄い高度なものでした。
うん。これは間違いないんです。
私自身も、イギリスこそが今後のヨーロッパを引っ張っていくのだろう。と、
そんな風にすら思っていたくらいですからね^^;

ところが、です。
現在のメイ首相になってから、不自然なほどにイギリスで失策が続いています。
このままであればイギリスは恐ろしい事態に突入していく事にもなりますし。
それは必然的な話として米英同盟の不安定化。ひいてはNATO全体の不安定化であり。
ヨーロッパ全体の不安定化にまで及ぶ可能性があるんですけれど・・・。
現在のヨーロッパには、このような危機感を持っている為政者はいないみたいです。


あの・・・これにつきましてはね。
ヨーロッパが難民を受け入れる。と主張した時から同じ事を私は指摘しているんですが。
ヨーロッパ全体の安全保障。ヨーロッパの平和を考えている人間が少な過ぎるんです。
・・・正直に言いましてバラバラである。と私には思われてなりません。
なので、その点についての話を本日の話題にしたいと思います。
それでは参りましょう^^


まず最初に確認ですが、ヨーロッパ全体の安全保障を考えるのならば。
当然の話としてNATOが出てくるかと思います。
これはアメリカを中心としたヨーロッパ諸国全体の安全保障体制であり。
ヨーロッパの平和と未来を守る中核である。と表現する事が出来ます。
そして、そのヨーロッパ諸国の中でも特にアメリカと密接な関係になっているのが。
他ならぬイギリス。あの大英帝国となるわけで御座います^^;


一応。参考までに書いておきますが、私達日本は迷わず軍備増強を実行しています。
アメリカが世界の警察では無くなった以上。その負担を同盟国が担う必要があるからです。
うん。当たり前ですね。
そうしなければ従来の安全保障体制を維持する事など絶対に出来ないからです。
この点につきましては、一切に議論の余地が無いかと思います。
・・・でも、この当たり前の事が今のイギリスでは成立していないんですよねぇ。

既に書きましたように昨今のイギリスは、次々と致命的な失策を続けております。
特に緊縮財政による軍備縮小の動きは正気の沙汰とは思えません。
よっぽど軍事。安全保障のド素人がテキトーに対応している。としか思えない。
その先にあるのが米英同盟。NATO。ヨーロッパ全体の不安定化。
ヨーロッパ全体の安全保障体制が消滅する事に、まったく気が付いていません。

そして、さらに悪い事に。
そんなイギリスをEUから離脱した裏切り者に制裁を加える。として、
ヨーロッパ各国がイギリスを袋叩きにしようとする現状がある。
つまり、イギリスを含めヨーロッパの誰もが危機的な現状を理解していないんです。
・・・これは相当に問題だと思います。


あの、ですねぇ。

本来であれば、ヨーロッパと言うのは全力で対外政策を実行するべき立場なんです。
それは具体的に言えば三つ。
一つ目がロシアとの関係改善。二つ目は中東地域の安全保障体制の確立。
三つ目がアフリカからの難民流入の阻止。
これらをヨーロッパ各国は全力で実行するべきはずなんです。

・・・にもかかわらず、何一つとして実行出来ていないわけです。
そりゃそうです^^;
だって、自分達の安全保障体制ですら満足に確立させていないんですからねぇ。
そりゃあね。ヨーロッパの外にまで目を向けろ。対応しろ。と言うのは。
どう考えても不可能な話で御座います。


それでね。

不可能だ。どうしても出来ない。と言うのならば別に良いんです。
この期に及んで未だにヨーロッパは結束出来ない。一致団結して対応出来ない。と、
そのようにヨーロッパの方々が主張するのならば、私も何も言いません。
ただし。
私達日本やアジア諸国は、このようなヨーロッパ諸国の無責任な現状について。
アメリカ政府。ドナルド・トランプ大統領には考えて頂く事になると思います。

特に私達日本としては極めて正当性のある主張。要求をする事になります。
何しろ私達日本が自国の負担を増やしてまで日米同盟を維持している。
従来どおりアジアの安全保障体制。平和と安定を維持しようとしている。と言うのに。
その日米同盟が対ロ制裁なるものに利用されているわけです。

なぜかアジア地域にヨーロッパの問題が持ち込まれた挙句。
私達日本が必死で守っているはずのアジアの平和が乱されているわけです。
この現状についてアメリカに詳細な説明を求めるのは、当然の話で御座います。
つまるところ。
そこまでしてヨーロッパの平和を守らなければならないのか?・・・です。


いや、もちろんヨーロッパの平和を守る事はよろしいのです^^;
ただし。
それを理由にアジアの平和が犠牲になる。となれば私には納得出来ません。
果たして。そこまでして対ロ制裁を継続する意味と価値とは一体何でしょうか?
どう考えても間違っているし、明らかに別の解決手段があるはずです。

このままだと冗談でも何でもなくて・・・ヨーロッパの問題に巻き込まれる形で。
日米同盟が破綻して、アジア地域の安全保障体制が崩壊する事になってしまいます。
およそ想像しうる最悪の形で、アメリカはアジア地域から追い出される事になります。
これも前回に書きましたが、世界の超大国と言う地位を失うには十分な理由です。

・・・アメリカは、そこまでして対ロ制裁に固執するつもりなんですか?

うーん。まあ、アメリカとしてはヨーロッパにも従来の安全保障体制。
NATOを中心とした安全保障体制を維持したい。と言う思惑があるのはわかります。
これを維持出来なければヨーロッパ全体が混乱した挙句。
その混乱を利用したロシアの影響力が拡大する事を恐れているのだろう。
この可能性を危惧しているがために、対ロ制裁をやめられない。・・・と、
そんなアメリカの事情については、私としても理解出来なくはありません。

ですが。
どれだけ対ロ制裁を実行して、アメリカがNATOを維持しようと努力したところで。
肝心のヨーロッパ諸国には、NATOを維持しようとする気配が無いわけです。
もしNATOを維持するのであればロシア。中東。アフリカには必ず対応するはずです。
この点についてヨーロッパは明らかに努力不足だ。と指摘する以外には無いと思います。
極端な事を言えば。
従来の安全保障体制なんて無くなっても構わない。と言う雰囲気すら感じます。
・・・それが無くなって困るのは自分達だと言うのに、です。

このようなヨーロッパ諸国の姿勢と言うのは。
日米同盟を必死で維持しようと努力を続けている私達日本から見ると。
非常に無責任かつ憤りを覚える状況である。と厳しく糾弾する以外にはありませんし。
そのような方々を守るための対ロ制裁に巻き込まれた挙句。
アジア地域の平和と安定が乱される事については、断じて容認出来ません。
改めて申し上げますが、このような理不尽極まる状況について。
私達日本をはじめ、アジア諸国はアメリカに詳細な説明を求める次第で御座います。


うん。これが妥当な感じだと思いますね。
ちょっと今のヨーロッパと言うのは、世界平和に対して無責任だと思います。
もし世界平和を考えているのならば、先に述べた三つ。
ロシアとの和解。中東の和平。アフリカの安定。
この三つを誰よりも率先して実行するべき立場が、ヨーロッパであるはずです。
ええ。そうですとも。
私達日本が中国や北朝鮮と対峙する事。アジアの平和と安定を守る事。
それと同じ程度の責任がヨーロッパにもあるはずです。


・・・とまあ、こんな感じでどうだったでしょうか。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼致します。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[4回]

04 . August
さてさて。前回の話題は、中国こそがアジア戦略の本命である。
ついでに言えば、現在の朝鮮半島の混乱は韓国。米韓同盟の機能不全。
これらが、まったくもって抑止力として機能していない事が原因だろう。
・・・と言う感じの話でしたね^^;

うん。まあ、そうだろう。と思います。
日米同盟と同じように米韓同盟が機能していれば、ここまで混乱していませんし。
朝鮮半島の問題で対中戦略が後回しになる。みたいな事にはならないと思います。
なので、アメリカの方々には改めて米韓同盟の機能不全について。
この点を考えた上で、今後のアジア戦略を構築する事を私は強く主張する次第です。


とまあ、それはそれと致しましてね^^;

本日の話題は、久しぶりにアジア以外の話を話題にしたいと思います。
ぶっちゃけ。
もう少し説明しないと対ロ制裁をやめる。と言う事が、どれほど重要であるのか。
その点についてアメリカの方々も納得しないだろう。と私も思ったわけです^^;
それでは参りましょう^^


まず最初に確認しておきますが。
対ロ制裁と言うのはヨーロッパ。ウクライナの問題を発端とするものであって。
何度も何度も言いますが私達日本。アジア諸国にとっては無関係です。
そんな無関係の問題を持ち込まれて、アジア地域が混乱している点について。
この点についてアジア諸国の大多数には物凄く評判が悪いのが実情です。
うん。当たり前ですね^^;
しつこいようですが、アジア諸国は無関係であるはずなんですから。

はっきり言わせて頂きますが、この対ロ制裁をアジア地域にまで持ち込んだ事で。
アジアにおけるアメリカの影響力が一つ下がっている。と表現しても過言ではありません。
それくらいの悪影響がアジア全体の安全保障体制に発生しております。
この事実をアメリカの方々には、ぜひとも直視して頂きたいと私は思います。


それでね。

この点を前提としてアジアから世界全体にまで視野を広げた場合。
アメリカの世界戦略。そこにおける致命的な間違いが判明する・・・かもしれない。と、
そのように私は考えていたりします^^;
と言うのも、ですねぇ。
この対ロ制裁一つだけで、アメリカはアジアよりもヨーロッパを優先している。と、
そのような世界戦略。明確な姿勢が判明するわけなんです。
でまあ、これは間違いである。と私個人としては指摘させて頂く次第で御座います。


アメリカの方々。
一つ確認しておきますけれども、これからの世界情勢が第三次世界大戦へ突入する事。
人類が滅亡するような最終戦争でも勃発しない限り。
今後の世界情勢において、アジアとヨーロッパの国際的な地位は確実に逆転します。
欧米諸国中心の世界秩序が終わり、アジア中心の世界秩序が始まります。

そんな物凄い時代の大転換ともいうべき時期にあって。
今と変わらず世界の超大国としてアメリカが世界に君臨出来るのか。
それとも普通の大国レベルにまでアメリカの国際的な地位が下がる事になるのか。

どちらになるかは、今この時のアメリカの決断にかかっています。
今ここでアジアよりもヨーロッパを優先した瞬間に、世界の超大国は消滅します。
アメリカ合衆国は、ロシア連邦と同じレベルにまで国際的な地位が下がります。
さて・・・アメリカの方々。どうしますか?
あくまでもヨーロッパを優先しますか?それともアジアを優先しますか?


んー。まあ、これからのアジア情勢につきましてはね^^;
今まで色々と書いてきましたので、ここではヨーロッパ情勢の話をしますとね。
今現在のヨーロッパと言うのは、大変残念ではありますけれど。
現状の秩序を維持し続ける事は出来ません。

それで私は以前に、EUは消滅してもNATOは残る。と書いた事があります。
この点について訂正させて頂きます。
今のヨーロッパを見る限り、NATOですら残るかどうかわかりません。
アメリカを中心とした現状のヨーロッパの秩序。
これが維持出来るのか。それすら私は懐疑的な立場になってきました。


と言うのも、NATOの中核を担うはずの米英同盟が極めて怪しくなってきたからです。
いや、米英同盟と言うか。イギリスそれ自体です^^;
先の選挙で与党側が大敗した事もそうなんですけれど・・・。
現在のイギリスは、どうにも緊縮財政に移行しようとしているみたいなんです。
それで、ですねぇ。
この緊縮財政の余波が、よりにもよって軍事にまで波及している状況があるんです。
・・・今のイギリスで軍事を犠牲にするなど自殺行為も良いところです。

いや、この話を最初に聞いた時にはね。
私も自分の耳を疑いましたが、どうやら事実みたいなんです。
つまり、今の私達日本と正反対の事をイギリスはやろうとしているみたいなんです。
言うまでも無く。そんな事をしたら米英同盟にまで影響が出るのは必然で御座います。


念のために書いておきますが、もう既にアメリカは世界の警察ではありません。
それゆえに、その分だけアメリカ以外の国々が安全保障を担う必要があるんです。
にもかかわらず。
今この時にアメリカの同盟国が軍事を犠牲にするなど、絶対にありえません。
どう考えても明らかな失策で御座います。
そんな失策をイギリスが計画している事を知った時。
私は米英同盟どころか。NATOすら危ういと即座に判断するしかありませんでした。
・・・そして、この事実にヨーロッパの大多数の人々は気づいていません。

気づいていたら、EUを裏切ったイギリスに制裁を加えよう。だなんて。
そんな動きが出てくるわけがありませんもん^^;
もう少し位はEUではなく、NATOを考慮してイギリスを擁護するはずです。
・・・でも、この意見って今のEUでは物凄い少数派なんですよねぇ。うん。


なので、私の結論と致しましてはね。
事ここに及んでもなお。未だヨーロッパと言うのは。
ヨーロッパ全体の安全保障体制と言うものが、真剣に議論されていないんです。
これは安全保障を司る立場としては、考えられない愚行です。
こんな有様ではEUでヨーロッパを統一する。だなんて夢のまた夢です。
・・・そりゃあね。世界の中心がアジアになったとしても、仕方のない話です。



さて。アメリカの方々。
このようにEUどころか。NATOすら危ういのがヨーロッパの実情です。
そんなヨーロッパを、あくまでもアジアよりも優先しますか?
たかがウクライナ一国のために。対ロ制裁を継続するんですか?
それで無関係なアジア諸国を巻き込むのですか?、
アジア地域におけるアメリカの影響力を低下させるんですか?
そこまでして・・・対ロ制裁とは継続しなければならないものなんですか?

今一度。対ロ制裁がアメリカの国益になるのか否か。
その点について冷静に考えた方が良いんじゃないかな。・・・と私は思います。


うん。最初は、こんなところかな。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[3回]

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