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20 . May
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06 . December
さてさて。前回は、アメリカは東欧地域に対する影響力よりも。
EUの消滅に伴うユーロの排除を選ぶ。・・・と言う話でしたね。

うん。まあ、そうなるんじゃないかなぁ。と私は思います。
トランプさんは、既にアメリカの利益を優先すると宣言しておりますし。
そうなりますと、世界経済でのドル基軸体制を強化する方を選ぶはずです。
・・・難民問題で瓦解寸前のEUを助けるよりは、
多国間で流通する共通通貨を排除した方が、アメリカの利益になりますから。


さて。それでは本日の話題です。
本日は、難民問題における各種メディアの報道について。
以前にチラッとだけ。
一種のプロパガンダのような性質がある。・・・なんて書きましたでしょう?
それを話題にしたいと思います。それでは参りましょう^^

それでは、まず最初にこちらをご覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/161205/wor1612050057-n1.html

こちらは産経さんの記事になるのですけれども。
ヨーロッパにおけるポピュリズム。大衆迎合主義の台頭について書かれております。
えーと・・・まあ、そうですねぇ^^;
確かに最近のヨーロッパでは、極端な意見が台頭しやすい状況ではあるんです。

このブログでも以前から書いておりますように。
社会情勢の不安定化。人々に不安と恐怖が蔓延した状況では。
早期の状況打開を求める世論によって、非常に極端な意見が台頭しやすくなります。
つまるところ。
現在のヨーロッパでは、それほどまでに社会情勢が不安定化し。
人々が不安と恐怖に脅えている・・・わけですね。


それで、ですねぇ。
このようなヨーロッパの情勢が不安定化する根本的な原因と言うのは。
この場所でも延々と書き続けてきましたが・・・やはり難民問題にあるのであって。
さらに指摘するのならば。
その難民問題が一向に解決する兆しが見えず、逆に深刻化している現状がある。
・・・と言う点にあるわけです。

このような状況を直視して、具体的な打開策を打ち出さない限りは。
決してヨーロッパ情勢が安定する事は無く、ひいては極端な意見の台頭。
ポピュリズムなどの主張が拡大していく事も避けられない・・・わけです^^;


うん。まあ、現在のヨーロッパを論じると大体こんな感じになるんですが・・・。
本日の本題は、今回に取り上げました産経さんの記事にもありますように。
各種メディアが報道している『ポピュリズム』なる主張について、です。

・・・いや、これは別に産経さんだけに限った話では無くて^^;
欧米諸国のメディア。その報道機関の大多数に同じ事が指摘出来るんですが。
『ポピュリズム』『大衆迎合』の解釈を間違えているんです。


そもそもの話としてポピュリズム。大衆迎合主義による政治と言うのは。
私は個人的に以下のような定義で考えています。

「国益を度外視して国民の人気取りを行う政治」

・・・です。
それで、今回に取り上げた産経さんの記事を額面通りに受け取るのであれば。
既存の政治勢力。または従来の秩序に対する批判と否定。
EUと言う組織。難民と言う存在に対する批判と否定が大衆迎合である。・・・と、
そのような事になるみたいなんですけれども。
当たり前の話ですが、必ずしも既存の政治勢力。従来の秩序を批判。否定する事。
まして難民の受け入れを批判。否定する事が、
ポピュリズム。大衆迎合に直結する主義主張である・・・とは限らない。

はっきり言ってしまえば。
EUに残留する事。難民を受け入れる事が正義であり、それに反対する事が悪だ。
・・・などと言うような主張は、明らかに極論であり暴論です。
そのような主張と言うのは、あまりにもレベルが低過ぎると私は思うのです。

重要な事は、その国家の国益に対してプラスであるか。マイナスであるのか。
この一点こそ常に中心とする事こそが、政治の議論であるべきです。
EUに残留する事。難民を受け入れる事が、本当に国益にとってプラスとなるのか。
それを議論せずしてEUの是非。難民の是非を論じるのは、間違いです。


でね。

現在の状況を冷静に考えてみた場合。
現在のEUの方針。その中でも難民の受け入れに対する方針と言うのは。
これは、明らかに間違っています。

世界中のどこの誰であっても、常識的に考えて。
難民を受け入れるにも限度がありますし、限度を超えて難民を受け入れてしまえば。
その国家は破綻して、その国民は新しい難民となって世界中を逃げ回る事になります。
このような悲惨極まる未来を回避するためにも。
今のヨーロッパ各国。EU各国が最も実行しなければならない事は、

「どこまで難民を受け入れるのか。どこまでを限度と判断するのか。
どうやって難民を適切に対処するのか。あるいは、どのように帰還させるのか」

それを決める事です。
この点を今のヨーロッパ各国。EU各国は何一つ議論せず、まったく決めていません。
何も決めずに、ただダラダラと惰性的に難民を受け入れ続けているのが現状です。
そして、このような無責任な状態こそが、ヨーロッパ全体の不安定化。
社会情勢の不安定化に直結している事実を直視して、誠実に受け止めた場合。

何も決められず、一方的に負担ばかりを押し付けるEUから離脱する事。
また、膨大な負担となり国家。国民を破滅させる難民の受け入れを即時停止する事。
・・・と言うのは、非常に常識的な判断であり。主張である。と考えるべきです。


改めて申し上げます。
この主張の、どこがポピュリズムで、どこが大衆迎合なのでしょうか?
自分の国家と国民と国益を守る事こそが、世界中の全ての政治家の責務です。
にもかかわらず。
自分の国家も国民も国益も犠牲してまでEUに残る必要性。
難民を受け入れる必要性が、どこにあると言うのですか?

国益を犠牲にしてまで他の何かを優先するような政治家は国賊。売国奴であり。
さもその主張が正しいかのように訴える事と言うのは。
私は、それこそがポピュリズム。大衆迎合である。と思われてなりません。


そんなわけで。
しっかりとした議論をしないままにEUに残る事。
何の計画性も無く難民を受け入れる事こそが絶対的に正しい。と言う主張こそが。
本来はポピュリズム。大衆迎合として激烈に批判されるべき事なのであって。
それを批判するどころか。逆に肯定するかのような。
欧米諸国におけるメディアの報道と言うのは、明らかなミスリードであり。
一種のプロパガンダのような性質を持っている。と結論付けるのが妥当です。

・・・産経さんは、おそらく欧米諸国の報道を額面通りに受け入れたんでしょう。
そのために、このような報道内容になってしまったと思われます。



と言うわけで、どんだけ控えめに見てもね^^;
今のヨーロッパでは間違っている事を正しい。正しい事を間違っている。と、
そのように支離滅裂でムチャクチャな主張が飛び交っているわけです。
このような現状を冷静に判断すれば、EUが崩壊しない。と考える方が難しいんです。

・・・とは言っても今更ね^^;
この話で大騒ぎするつもりは、私にはありません。もう十分に配慮しましたから。
今までの話は、現在のヨーロッパ情勢を改めて説明しただけであって。
それ以上でもそれ以下でもありません。
今頃になって、なんで教えてくれなかったんだ。なんてバカな事は言わないで下さいね?


それで、ですねぇ。
今回に私が注目しているのは、今しがた書いたメディアの報道。
どう考えてもミスリードであり、プロパガンダ以外の何物でもないんですけれど。
これを考えて仕掛けた人って・・・本当に頭が良い人だと思います。

いやぁ~。これは私としても脱帽です^^;
なんやかんやで十年近く私も政治を見ているわけですが、その中でもダントツです。
これほど鮮やかに難民問題一つで、ものの見事にEUを崩壊させてしまうとは。
ダントツに一番頭が良い人です。
もうズバ抜けて頭が良い人だと思います。本当に・・・すげぇの一言です^^;


・・・うん。ドイツ政府。メルケル首相が難民を受け入れる。と、
そのように発表した直後から。それこそ相当に初期の段階からではありますが。
私は、難民など受け入れるべきではない。と警告を発しておりましたし。
無論。私などよりも、もっと優秀な方々が同じように警告していたんですけれど。
その警告が、メディアのミスリードによりを完全完璧に封じ込められた挙句。
それに煽られた人権派。人道主義者のリベラル勢力によって、徹底的に叩き潰されました。
情けない話ですが・・・私などでは手も足も出なかったです^^;

うん。それくらいに見事なお手並みでした。

私は陰謀論などは、あまり好きでは無いんですけれども。
今回の難民問題に関連したEU崩壊については、本当に見事の一言でした。
何と言うか・・・もう呆れるくらいに。悪魔のように狡猾な人だと思います。

私の狭い見識では、あまり信頼出来ないかもしれませんが^^;
それでも私が知りうる中でも最強の黒幕だと思います。
権謀術数の手練手管としては、あのジョージ・ソロスさんすら上回るでしょう。
うーん。一体どこの誰なんでしょうねぇ?
・・・まあ、私なんぞが考えてわかる話じゃないんですけどねぇ。ナハハハ^^;



それでまあ、最後に蛇足ながら日本への影響について、ですけれど。
皮肉な話かもしれませんが、この難民問題に対するプロパガンダと言うのは。
私達日本にとって・・・と言うか。
ヨーロッパ以外の全ての国家にはプラスに影響すると思います。

まあ、簡単に言ってしまうと反動が出てくるわけですね。
今後の国際社会では、難民の受け入れを拒否する事が国家国防の手段。
国家と国民。ひいては国益を守るための正当な手段として認められて。
安全保障における一個の手段として、確立されるだろうからです。
ですので、これで少なくとも。
ヨーロッパと同じように難民によって滅びる国家は無くなるでしょうし。
膨大な難民を受け入れて、とてつもない負担を背負う。と言う事もありません。
流入してきた難民を片っ端から強制送還しても、どこからも文句は言われません。
世界中の国家が、自分の国民。国益を守る事で手一杯になるからです。


・・・ええ。そうなんですからね?
無計画な難民の受け入れによるEUの崩壊と言う特大の犠牲によって。
難民を受け入れて助けるべきだ。と言う人道主義的な主張は、
無分別かつ無責任だ。と言う論理で排除されるからです。

無計画に。限界以上に難民を受け入れたばっかりに。
自分の祖国を滅ぼし、自分の家族を新しい難民にしてしまった。
そんな哀れな人々を見れば、どんな人道主義者であろうとも。
もう安易に難民を受け入れるべきだ。との主張は出来ないはずです。

つまり、自分達の主張が極めて無責任な主張。単なる幻想。妄想の類である事。
難民を助けようとして、新しい難民を増やしただけ。
無駄に新しい犠牲者を増やしただけだった。と言う現実を嫌でも直視する事。
自分達が間違っていた。と言う真実と直面する事になるからです。
・・・まあ、夢の終わり。現実の始まり。と言う奴ですね。


一応言っておきますと政治とは、どこまでも現実を追求する分野になります。
現実を無視して無意味な理想。妄想じみた自分勝手な思惑に走った時点で、
その人に政治を語る資格は無いんです。
なので、よっぽどの恥知らずなバカ以外は、リベラル勢力の誰もが沈黙するはずです。

自分達こそが絶対に正しい。と信じ込んで無駄に熱くなっている正義バカには、
何を言っても聞く耳を持ってはもらえなかった、わけなんですよねぇ。
・・・まったくもって残念な事で御座います。

まっ。これについても、良くある話。なんですけれどね。いやはや。


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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04 . December
そんなわけで。
前回では外交センスがゼロのドイツの話題から、現在の世界情勢の話をしたわけですが。

・・・まあねぇ。
色々と仕方がない。と割り切らなければダメな事ってありますよねぇ。
今のウクライナにしろ。ドイツ。そして、EUにしても。
本当の本当に。どうしようもないわけで御座います。うん・・・。

何となく意図的と言うか。作為的な部分が無いわけではありませんけれども。
でも、結局のところは。
ドイツ政府。メルケル首相。ひいてはドイツ国民が決断した事なんです。
うん。そうですね。
難民を受け入れる事こそが正しい。それこそが正義だ。と言う主張があるように。
断じて難民など受け入れるべきではない。と言う主張もあったわけですから。
それでもなお難民の受け入れを決断した以上。
その決断に対する責任は、他の誰でもないドイツ自身が背負うべきで御座います。


でまあ、この話はこれくらいで切り上げまして^^;
前回に書いた四カ国。
これからの世界は日米英ロが主要四カ国になる。と書いたわけなんですけれども・・・。
実を言いますと、本当ならイスラエルを含めて五カ国と表現するべきだったんです。
実際の国力。国家としての実力を考えても、そのように判断するのが正しいのですが。
ただ。
皆々様もご存知かと思いますが、イスラエルはドイツ以上に敵が多いのです^^;
その点を考慮すると、どうしてもイスラエルを含めるわけにはいかなったわけです。

もしイスラエルを主要国家に含めるのであれば。
やはりパレスチナ問題と聖地エルサレムの帰属問題を解決する必要があると思います。
これらの問題を解決して、イスラエルを中心とした安全保障体制を構築して。
中東地域の平和と安定を守る。となれば、私は迷わずイスラエルを主要国家に含めます^^


以前にから書いておりますように。
これからの国際社会では、経済よりも安全保障が重要視されます。
つまりは、どのようにして世界秩序。世界平和に貢献しているのか。
その点によって国際社会での序列が明確に決まるわけです。

アメリカとロシアは、それぞれが単独で膨大な安全保障を担っております。
日本とイギリスは、それぞれ日米同盟。日英同盟を中核として。
アジア。ヨーロッパの安全保障を担っているか。あるいは、担う予定になっています。
であればこそ。
イスラエルが国際社会での主要国家となるのであれば、中東地域の安全保障を担う事。
これを実行した時。世界中がイスラエルを主要国家として認める事でしょう^^

・・・と言うわけで。
私は、別にイスラエルを忘れていたわけではありません。
(↑誰に言い訳をしているんだか^^;)


とまあ、そんなこんなの話がありまして。
本日の話題は、前回の話の続きです。もう少しくらい話しても良いかなぁ。と思いました。
それでは参りましょう^^

それでまあ、前回までの話でもね。
アレで切り上げても良いかなぁ。と思ったりしたんですけどね^^;
それでもドイツ。EU各国が、まだ甘い事を考えている可能性がありますので。
本日は念のための話題で御座います。
・・・ここで適切に対応しないとEUどころか。本当にヨーロッパが火の海になります。
いや、本当にねぇ。その事を当事者だけがわかっていないんだよなぁ・・・。
ともかく。
そのような甘い幻想は絶対に持つべきではありません。現実を直視するべきです。


それでまあ、余計な御節介になるかもしれませんけれども^^;
改めて今後のヨーロッパ情勢を説明しますと、ですねぇ。

ウクライナがロシアの支配下に戻る事によって。
勢力図そのものが大きく変わるんです。これは一言で言えば、押し戻されるんです。
つまるところ。
今まではアメリカ陣営とロシア陣営との両陣営にとって、ウクライナが緩衝地帯でした。

ですが、今回の一件でウクライナは完全にロシア陣営に属する事になりますし。
その影響で東欧地域全体が不安定化するとなれば。
これから先は、東欧地域それ自体が緩衝地帯となるわけなので御座います。


うん。これは重要な事なので、よくよく聞いて下さいませね?
従来の東欧諸国では圧倒的だった欧米諸国。アメリカ陣営の影響力が減少して。
それに反比例する形でロシア陣営の影響力が増大するわけです。
これにより東欧地域は、両陣営にとっての緩衝地帯。中立地帯に変化するわけです。
ただし。
既に述べておりますようにEUは崩壊しても、NATOは残ります。
また、ロシアの立場でもアメリカとの軍事的な対立は望んでいないはずです。
・・・対ロ制裁でボロボロになったロシア経済を立て直す必要がありますからね。
まあ、何が言いたいのか?と言いますとね。
軍事バランスそれ自体に変化が無い。と言う事なわけです。

んー。確かにね^^;
今後の東欧地域ではアメリカの影響力が低下して、ロシアの影響力が拡大するわけで。
これだけを見ればアメリカの負け。ロシアの勝ち。と言う事になるんですが・・・
でもね。
このような未来をアメリカが受け入れる可能性があるわけなんです。
それがなぜなのか?
それはEUが消滅する事により、必然的にユーロもまた消滅するからです。


アメリカの世界戦略。至上命題の一つが、世界経済におけるドル基軸体制の堅持です。
これに対して最大の脅威となっているのが、ヨーロッパの共通通貨であるユーロです。
長年。アメリカはユーロと言う存在を苦々しく思っていたんです。
そして、現在のヨーロッパ情勢は、これを確実に潰せるチャンスそのものなんです。

さて。EU各国の方々には冷静になって考えて欲しいのですが。
アメリカはどちらを取るでしょうか?
東欧諸国に対する影響力か。それともドル基軸体制の脅威たるユーロの排除か。

・・・私個人と致しましては、おそらくは後者だろう。と考えております。


まあ・・・もしかしたら、そうかもなぁ。と思っていたんですが。
先の大統領選でドナルド・トランプさんが勝利した事によって、ほぼ確定しました。
ええ。トランプさんであれば、迷わずユーロを叩き潰そうとするでしょう。
世界経済におけるアメリカの優位性。自国通貨である『ドル』の絶対性の確保。
それをトランプさんは確実に選び取るはずだからです。

ユーロが消滅すれば、世界経済においてアメリカの優位性は圧倒的になります。
軍事。安全保障の側面で低下した影響力を経済力で取り戻す事も可能でしょう。
・・・トランプさんであれば、そのように考えるはずです。
よって。
東欧地域でアメリカの影響力が低下して、ロシアの影響力が拡大する程度の事は。
大した問題じゃない。とアメリカは考えるはずです。
なぜならば、EUが崩壊してもNATOは維持され、今のロシアは動かないから。
根本的な軍事バランスは変わらないから。・・・と言う事です。


蛇足ながらイギリスについても述べておきますが。
そもそもイギリスは、ドイツを中心とするかのようなEUなる組織を認めていない。
ロシアの影響力が拡大しようとも、既存の枠組みを排除して。
自らが盟主となる新しい枠組みをヨーロッパに構築出来るのならば。
イギリスの場合も、やはり東欧地域など大した問題じゃない。と考えるはずです。

・・・私達日本などのアジア諸国についても、前回に話題としたとおり。
中国の味方であるEUが消滅するのならば、その分だけアジアの秩序を取り戻せます。
アジア地域の秩序を一切考慮しないドイツ。EUと言う勢力はアジアにとって目障りです。


と言うわけで。
日米英。そしてロシアを含めた四カ国は、このように個々の思惑が合致する事により。
EUはものの見事に崩壊するんです。世界中の全てを敵に回して、です。
これは既定路線に近しく、新しい時代の流れとも言えるものです。

「そんなものには屈しない。EUを残したい。絶対に負けないぞ」

・・・と考えるのならば、それも結構な事だと思いますけれどもね。
でも、それで人生の全てを破滅させてしまった方々と言うのは。
古今東西。世界中に山のようにいる事を忘れないで下さいませ。
よくよく自分達の実力と周囲の状況を誠実に見定めて、
何を守るべきであるのか。その点をちゃんと。しっかり考えて行動しなさいな。

無計画なままで。無分別に。無責任な事をしてはダメなんですからね?


最後に改めて申し上げます。
これからの世界では、経済よりも安全保障が重要視されます。
どのようにして世界秩序。世界平和に貢献出来るのか。
これによって今後の国際社会における序列が決まっていくんです。

・・・何も考えず難民を受け入れて、その挙句に自爆して周囲に迷惑をかけて。
地域全体を不安定化させるどころか。従来の秩序そのものを破綻させるような国家は。
当然ながら、今後の国際社会では最も低い地位となります。
地域の安全保障を無視し、世界秩序。世界平和を乱そうとする国家。勢力の全ては。
最も愚かな存在。世界の敵として扱われる事になります。
それは中国だろうが。ドイツだろうが。アメリカのエスタブリッシュメントだろうが。
一切において例外はありません。
それほどまでに、これからの世界では安全保障が重要であるからです。


・・・まっ。余計なお世話かもしれませんけどね。いやはや^^;

それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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15 . January
と言うわけで、色々ありましたがドイツの話題で御座いました^^;

でまあ、メルケル首相。ドイツ政府が一般的な実力を持っているのであるならば。
あらゆる手段を考慮して、迷わずシリア情勢に介入するはずですし。
何が何でも難民をシリアに帰還させる計画を力ずくで推し進めているはずです。

・・・無論。これ以外に方法がある。と言うのならば、それで構いません。
その解決策を詳しく丁寧に国民に説明して、軽率な行動をしないよう説得するべきです。

それが出来ない。それをやらない。と言う事は、一般的な実力すら無い。と言う事です。
以前から書いている事ですが、これから先は経済よりも安全保障が優先される時代です。
どれだけ経済に精通している方々なのかは、私も知りませんけれど。
これほど安全保障に対して無知であれば・・・無自覚のうちに祖国を滅ぼします。

過去の歴史を振り返っても、そんな国家は星の数ほどありました。
それで泣くのは、常に大多数の国民で御座います。
・・・別にメルケル首相やドイツ政府に限った話ではありませんけれども。
今ここで安全保障に対して全力を尽くせない。と言うのならば。
その人は潔く政治家を辞めるべきだと思います。その方が国民のためですからね。



さて。それでは本日の話題で御座います^^
本日は、もう少し視野を広げましてヨーロッパ全体を話題にさせて頂きます。
それでは参りましょう^^

でまあ、最初に言っておきますと・・・本当に時間が無いんです。
前回にも書きましたが、本来ならば昨年のうちに動いて然るべきだったんです。
昨年のうちにヨーロッパの全ての国家は、難民問題に対応するべきだったんです。
それがヨーロッパと言う一つの地域での安全保障において、至極当然の事だからです。

うん。安全保障において、やるべき事をやらなかった。と言うツケは、
祖国の損失。国民の流血で支払われる事になるんです。
これから先にヨーロッパの人々が犠牲になったとすれば、
それは今現在に権力を保有する全ての政治家に責任がある。と言う事です。

いや、本当にね。
改めて考えましても、今まで何の対応もしなかった事が信じられません。
難民問題に対して付け焼刃みたいな。そんな後手の対応しかやらなかった。など、
政治家。国家権力を司る者として、責任の放棄以外の何物でも無い。と思います。

メルケル首相。ドイツ政府のように無為無策で難民を受け入れる。など、
自分の祖国を意図的に滅ぼそうとしている。としか思えない。
・・・貴方達は国賊。売国奴と呼ばれる輩なのですか?
もしも『違う』と言うのならば、今ここで動くしかない。
その主張。自分自身の正義は、実際の行動によって証明する以外には無いのです。




んー。赤の他人の私が言うのもアレなんですけれど。
今やヨーロッパの安全保障とは、難民問題である。と定義しても間違いではありません。
もうドイツだけの話じゃないんです。
なぜならば、難民問題一つでヨーロッパの全てが滅びるかもしれないからです。
必然的にヨーロッパ各国の最優先となるべき国家戦略は、難民問題の迅速な解決です。
なので、ありとあらゆる手段を用いて難民問題の解決を目指すべきなのであって。
それこそが今のヨーロッパのあるべき姿です。

アメリカがアテにならない。新しい政権の樹立まで待てない。・・・となれば。
ヨーロッパが自発的に。独自の意思で行動するのは当たり前の事ですし。
必要ならばロシアとの協力関係を構築し、シリアのアサド政権を容認する。
・・・と言うような独自の姿勢を打ち出したとしても、仕方の無い事です。
重要なのは難民問題の迅速な解決であって、アメリカのメンツを守る事では無いからです。

私個人も親米派ですので、どれだけアメリカとの関係性が重要なのかは理解しています。
しかし、今現在において最優先とするべきは難民問題なんです。
アメリカのメンツを守ってもヨーロッパ各国。自分達の国家と国民は守れません。
だとすれば、アメリカとの関係性を二の次にするのは・・・本当に仕方の無い事なんです。

逆に言えば、そこまでしないとヨーロッパの平和と安定は守れない。と言う事です。
何が何でも難民問題を解決させる。との姿勢を見せなければ・・・。
世界中がヨーロッパを見限ってしまいますし。
ヨーロッパが今の中東と同じような状態まで事態を悪化するのも、時間の問題です。




うーん・・・もう少し話を続けさせて頂きますと。
私がドイツだけを先に取り上げて話題にしたのは、難民問題による被害が最も大きく。
なおかつ今後のヨーロッパ全体を左右する重要な国家であるからです。
ドイツはEU経済圏の中核を担う国家であり、国内経済は良好で国家財政は極めて健全。
共通通貨であるユーロの信用を約束するヨーロッパ最大の経済国家です。
それゆえに。
そのドイツが国家として傾く寸前と言うような。恐るべき危機に直面しているとなれば。
これはヨーロッパ全体の危機である。と解釈するべき状況だと私は考えています。

当たり前の話なんですけれど。
国家破綻が発生する原因と言うのは、経済的な理由だけに限った事ではありません。
うん。経済が盤石だからドイツは絶対に国家破綻しない。なんて思ったら大間違いです。
安全保障の理由においても国家破綻の原因になるんです。
忘れてはならない事は、全ての国家戦略の最上位にあるのが安全保障戦略だと言う事です。
その下に軍事戦略と経済戦略があるんです。
ですから、安全保障の不備は軍事的破綻。経済的破綻となるのは当然の事なんです。

そして、今しがた書きましたように。
まさしく難民問題とはヨーロッパにおける安全保障の問題そのものです。
この問題一つによってドイツが国家破綻する可能性はありますし。
それゆえにヨーロッパ全体までもが連鎖的に破綻してしまう可能性もあるんです。


あの・・・確認のために申し上げますけれど。
ヨーロッパ全体の安全保障が何一つとして存在していないんです。
難民問題がどれほど恐るべき問題なのか。その危険性を正確に理解もしていなければ。
その危険性の共有も出来ていない。
ヨーロッパ全体での問題への対策が、事ここに及んで致命的なほどに進展していない。
もう時間が無い。本当に秒読み段階だと言うのに、この有様です。
・・・誰かが何とかするだろう。と無責任な事を考えているように思えてしまいます。


私ね。
ヨーロッパに対しては以前から感じていた事があるんですけど。
EU。ヨーロッパ連合と言いながら、その内情は極めて非協力的なものだと思うんです。
誰もが自分の事しか考えていない。自国の事しか考えていない。
EUと言う組織を作っていながら、誰一人としてヨーロッパ全体を見ていない。
地域全体。ひいては世界全体を見通して行動している国家が一つも無い。
こんな事になってしまった理由と言うのは。
ひとえにヨーロッパの平和と安定。その未来について真剣に考えていないからです。

・・・もしもヨーロッパが、このまま滅亡に向かって一直線に進んでいくのだとしたら。
それは、ある意味で必然的な流れである。と私は思わずにはいられません。



うん。ここまで、ですねぇ。これ以上は何も言う事は出来ません。
ヨーロッパの未来はヨーロッパに生きる人々が決めるべきなのであって。
私のような部外者が何かを出来るはずも無いのですからね。

・・・はぁ~。でもまあ、ホントにさ^^;
私はヨーロッパの人と言うのって、もっと優秀な人々だと思っておりました。
でも、物凄い勘違いだったのかもしれませんねぇ・・・。いやはや。


それでは本日はこれで失礼させて頂きましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[3回]

05 . January
さて。そう言うわけで前回は・・・眠れる獅子と張り子のトラでした^^;
いやまあ、そうなると思うのですよねぇ。
今のアメリカは仲介役となって事態の鎮静化を目指していますけれども・・・。
今のオバマ政権では、どうやっても止めようがありません。
・・・まっ。今の中東情勢は、誰であろうとも止められない。とは思いますけどね。
しかしまあ、アレです。
改めて考えてみれば、これだけサウジアラビアが迅速かつ過激に動いているんです。
これを事前に察知出来なかった。と言う国家の方が少数派でしょうねぇ。
どう考えても欧米諸国ならば事前に察知する事が出来たはずです。
逆に。これだけの動きを事前に察知出来なかったのだとしたら。
それは諜報機関。国家機関としては二流である。と言う事だと思います。

うん。そうですとも^^;
これだけのサウジアラビアの変化を事前に察知出来なかったのだとしたら。
どの国家であろうとも、政府中枢は現場の人間にブチ切れているはずで御座います。
お前の目玉は、一体どこについているんだっ!?・・・ってね^^;

えーと。常識的に考えて世界各国の外交官やそれに関係する人員。
あるいは、それ以外の非公式の人間であったとしても。
昨今のサウジアラビアについては注視して然るべきだったはずです。
それだけの十分な状況。条件がサウジアラビアには揃っていたのですから。

それでも予測出来なかった。事前に対処出来なかった。
などと言う事って・・・ありえない。と私には思えてしまうのです。



まあ、アメリカの場合などはね^^;
オバマ政権の安全保障戦略を失敗させる事が水面下で画策されていた。
・・・と言う可能性があると思いますので。
それを考えれば今のオバマ政権が後手に回るのも理解出来ます。

そして、私達日本の場合についても理解出来ます。
アメリカが動かない以上。私達日本が先に動くわけにはいきません。
日米同盟におけるアメリカとの共同歩調を選ぶ以外にはありません。
・・・まあ、長年の慣習と言う奴で御座います^^;

中国は、そもそも中東の混乱に介入している余裕など無いはずです。

ロシアは止めるどころか。逆に対立を煽るでしょう。
中東情勢が混乱させる事で、今まで以上の難民を発生させて。
その全てをヨーロッパに流入させて、ヨーロッパを破滅させるつもりですから。
EUを崩壊させる事で、もしかしたら旧ソ連圏の復活すら目論んでいるかもしれません。

イスラエル。ユダヤの方々も同じく自分達に実害が無い限り対立を煽るはずです。
オバマ政権のイスラエルを冷遇する安全保障戦略が間違いである事と。
イランとの合意が決してレガシーなどでは無い事をアメリカ国民に示すために。
それこそ可能な限り。
限界まで中東地域を混乱させてオバマ大統領の面子を木っ端微塵に潰すはずです。




うん。ここまでは私も何となく予想していた事ですが、問題はここからです。
まさしく今回の本題になるわけなんですが・・・これは私も予測出来ませんでした。

今しがた書いたように世界中の誰もが無関心か。
または、意図的に煽って混乱を誘発させるか。そのどちらかの対応を決めている中で。
絶対に無視する事が出来ず。なおかつ是が非でも中東地域の混乱。
中東情勢の悪化を阻止しなければならない勢力があります。
それがヨーロッパです。


私は、今現在のサウジアラビアが引き起こした対立への基本見解として。
断じて手を出すべきではない。絶対に関与するべきではない。と書いてきました。
これはについては、万国共通である。と言ってよろしいくらいです。
まさしく『君子危うきに近寄らず』です。

ただし、ここで唯一の例外と言うべきものがヨーロッパだと思うんです。
ヨーロッパ各国。特にフランスやドイツは、今までとは完全に話が異なります。
事前にサウジアラビアの動きを察知していたのならば、絶対に止めるべきでした。
なぜならば。
今以上に中東情勢が悪化した場合に、その直撃を受けるのがヨーロッパであり。
その中でも特に大きな損失を受けるのがフランスとドイツ。
特にドイツの場合は死活問題。国家存亡にもかかわる極めて重大な問題になります。
だから、絶対に止めるべき立場にありました。


あの、ですねぇ。
ヨーロッパに今以上の難民が流入する可能性がある。と言う事実。
実際に未だ難民の流入が限界に達しておらず、余裕がある状況だとしても。
その可能性がある。と言う事実だけで、ヨーロッパ全体の重大なリスクと判断されます。
つまり、中東情勢の悪化はヨーロッパのリスクと同じ意味である。と私は考えています。

中東情勢が悪化すればするほどに、ヨーロッパ全体の市場価値は容赦なく下がります。
そして、それはヨーロッパの衰退と言う形で表面化して。
遠からずEU。ヨーロッパ連合の崩壊と言う結末を招く事になります。


そして、ドイツは現在のヨーロッパ市場。EU経済圏を最大に享受している国家です。
ほら。一昔前に「ドイツの経済力がヨーロッパを支配する」とか何とか。
そんな風に言われていた時期がありましたでしょう?

それも全ては、EU経済圏と共通通貨であるユーロの存在があればこそ。でした。
だから、もしも難民の流入によって、それらの全てが消滅するとなれば。
ドイツ経済が今現在の経済状況を維持する事は、まず間違いなく不可能です。
・・・どう考えても確実に衰退します。


それで、ここで問題になるのが今までドイツが行ってきた難民対策です。
ドイツは流入する難民に対処するために。
オーストリア。チェコ。ハンガリー。クロアチアなどの東欧諸国に対しまして。
ドイツから経済支援を理由に難民の受け入れを強要してきた事実があります。
・・・まあ、経済力を盾にゴリ押ししてきたわけですね^^;

ですが、そのドイツが経済低迷により約束の経済支援が果たせないとなった時。
ゴリ押しをされた東欧諸国は、どのような行動を見せるでしょうか?
十中八九。ほぼ確実に。
東欧諸国が受け入れた難民の全てをドイツに押し付けようとするはずです。
元々の約束が果たされなかった。契約不履行になるわけですからね。
当然ながら難民の受け入れなどあり得ない。
それらの国々は今後一切。一人たりとも受け入れる事はなくなるでしょう。

しかし、当たり前の話ですがドイツとて難民の全てを受け入れられるわけがない。
押し付けられたものを、押し返そうとするはずです。
つまるところ。
極めて高い確率で、難民問題による物凄い対立がドイツと東欧諸国で発生します。

でまあ、さらに指摘すると・・・この対立に関しましてはね。
実際にEUが崩壊する手前の段階から発生する可能性があります。
うん。ドイツが経済支援を行わない。行えない。と判断された瞬間から。
東欧諸国はドイツと真正面から激突するはずです。
まさしく今のサウジアラビアと同じようにドイツを激烈に批判するはずです。
これにより経済のみならず。
外交面においてもドイツは極めて苦しい立場になってしまう事でしょう。



さて。このような事を考えるのならば。
ドイツは、本来ならば何としてでも中東情勢の安定化を目指すべきだったのです。
そのためなら独立した判断で対ロ制裁から離脱して、独自にロシアとの関係を改善し。
中東情勢の安定化こそ最優先として動くべきでした。
・・・ええ。そのようにドイツは動くとばかり私も考えていたのです。

しかし、実際はそうなりませんでした。
ドイツは、この期に及んでなお対ロ制裁の継続を宣言し。
難民の受け入れ枠を縮小する。と言う気休め以外の何物でもない。
完全に後手の対応をしてしまったのです。
・・・受け入れ枠を小さくしても、難民の数が減るわけではないのです。


そんな経緯があっての・・・今回のサウジアラビアの一件です。
今回のサウジアラビアは、あまりにも言動が迅速かつ過激なものでした。
それゆえに普通ならば絶対に。事前に察知出来たはずです。
おそらくドイツの外務省。国家機関なども把握していたはずです。
それなのに止めようとしなかったところを見ると・・・。

ドイツの政府中枢が・・・バカの集まりであるのか。
または、ありえないくらいに祖国を売り飛ばそうとする売国奴が山のようにいるのか。
その二つのうち。どちらかの可能性以外には考えられません。
・・・うん。それくらいにはドイツって、このままだと致命的な状況にまで陥ると思います。



そんなわけで。
私は、今回のサウジアラビアの暴走は止められないにしても。
それでもある程度の時間稼ぎは行われて、シーア派との対立。
イランとの対立は、もう少し後になるだろう。と予想していたんです。
ヨーロッパが働きかけて、何とか中東地域を安定化させようとするはずだから。です。
・・・でも、現実的には誰一人として止めようとしなかったわけですね。
 うん。この結果については、私も予想しておりませんでした。


普通なら止めています。
何度も言いますが、ヨーロッパにとっては死活問題だからです。
ええ。このまま難民が流入し続けた挙句にヨーロッパがムチャクチャになったら。
・・・アレですからね?
ヨーロッパ各国は、どこか誰かの植民地になるんですからね?
ええ。そりゃあもう酷い扱いを受けても文句は言えませんからね?


さてはて。どこの誰の植民地になるんでしょうねぇ。
アメリカ。イギリス。ロシア。あるいは、イスラエルでしょうか。
・・・うん。そんなバカげた未来が、本当に現実になろうとしているのですからね?

ちょっと危機感が足りなさ過ぎると思います。
そんな事になったら今のフランスのオランド大統領。そして、ドイツのメルケル首相。
この方々などは・・・リビアのカダフィ大佐と同じ末路になったとしても。
怒り狂った国民によって袋叩きにされたとしても、ちょっと文句は言えません。

私がヨーロッパの人間であれば、為政者のあまりの認識。見識不足に絶望して。
声と涙が枯れ果てるまで泣き叫んでいるところで御座いますToT
今のヨーロッパと言うのは・・・それほどまでの悲劇なのです。



いやでも・・・本当に。そうなんですよねぇ。
私の予想は確かに甘かった。ヨーロッパがロシアと関係改善をするだろう。・・・と、
そんな事を本気で考えていた私は、本当の本当に甘かったのです。
でも、そうだとするのならば。
今までのヨーロッパの動きについて、まったく説明が出来ないんです。
どうしてヨーロッパは、それほどまでに対ロ制裁に固執しながら。
中東情勢を今の今まで半ば放置する。などと言う狂気の沙汰が出来たのでしょう?
中東が悪化すれば誰よりも自分達こそが一番の被害を受けると言うのに。

なぜサウジアラビアを止めなかったのか。なぜ中東情勢を優先しなかったのか。
なぜ難民問題の恐ろしさを直視しなかったのか。
どうして自分達の未来について、もっと真剣に考えようとしなかったのか。

・・・ちょっと私には理解出来ない事で御座います。



でもまあ、仕方ありませんよねぇ。
今回のサウジアラビアの物凄い行動については・・・アレです^^;
どこの誰が今更何をやったとしても結果が変わる事が無い。・・・と、
そのように判断されたからこそ、サウジアラビアの今回の一件があったんでしょう。
で、そうだとするのならば、本当にヨーロッパの方々は手遅れなのだと思います。
中東情勢の悪化によりヨーロッパの混乱は避けられない。避けようがない。
だからこそ・・・これほどまでに露骨な事をされているのでしょうから。

さすがにね。
ここまできたら、ヨーロッパの方々を助けようがありませんものねぇ。
仕方ない。と諦めるしか無いのかもしれません。
・・・少なくとも、私達日本に出来る事はありませんよねぇ。うん。


それでは本日はこれで失礼させて頂きましょう。皆々様。おやすみなさいませ。

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29 . December
さてさて。前回の話題は慰安婦問題に関する日韓合意でしたね。
基本的に私達日本にとってはプラスになるだろう。と思われます。うん^^;

でまあ、合意さえ行われてしまえばね。
後は韓国の国内問題として対応出来ますので、それで良しとしておきましょう。
・・・これで合意を蹴り飛ばそうとしたら、アメリカがマジギレしますからね。
と言うわけで。
この話題は、ここまでにしておきましょう^^


それよりも今年中に書いておかなければならない話題が御座います。
本日は、そちらを優先すると致しましょう。

でまあ、タイトルにもありますように本日の話題はアメリカの利上げ。
それに関する世界経済への影響。世界的な資金の流れについて。
アメリカの利上げによって、アメリカに流入する資金は新興国だけではない。
・・・と言う話題で御座います。


毎度おなじみ。私は経済が苦手ですので、それに関して意見は言いません。
・・・って言うか。言えません^^;
ただし。
これが安全保障の分野に関係してくるとなると・・・話は別です。
うん。そうなのです。
今回に行われたアメリカの利上げは安全保障上。極めて重要な決定になります。
それもアメリカに限定した安全保障ではなくて。
世界全体の、世界規模における安全保障。
つまりは、世界秩序。世界平和に対して重要な決定になるだろう。と私は考えています。

それは、なぜか?と言いますとね。
来年にオバマ政権がレームダック化して、世界全体が不安定化するからです。


いやまあ、これって今まで何度も書いてきた話題なんですけれどもね^^;
ただ。
この話題から世界経済に関して意見を述べた事は今まで無かったはずです。
ええ。世界秩序の是非は、当然のように世界経済にも影響を与えるわけです。
・・・まっ。経済が苦手な私の意見。主張なんて簡単なもんです^^;
一言で言ってしまえば、以下のとおり。

「お金は、安全な場所に保管しておいた方が良い」・・・ですね。


やはりと言うか。何と言うか。
来年から世界情勢と言うのは、確実に悪化していくわけですけれども。
その中でも特に顕著となるのはヨーロッパです。
そりゃそうです。
ヨーロッパは地域レベルでの安全保障を行ってきませんでしたからね。
世界中で一番。治安の悪化に関する比率は大きくなります。

でまあ、当然の話として。
そんな危ない場所。危険な場所に資産など置いておけるわけがありません。
もっと安全な場所に置いておこう。と誰もがみんな必ず考えます。

そこで出てくるのが、先頃に利上げを行ったアメリカです。
世界情勢全体が悪化していく最中にあって。
それでも世界最強の軍隊を保有する世界の超大国は未だ健在です。
だとすれば、アメリカに資産を置いていた方が安全だ。と考えるのは道理であり。
結果的に新興国のみならず。
ヨーロッパ諸国からも資産がアメリカに流れ込む可能性があるわけです。
安全な場所へ。安全な場所へ。・・・と流れる資金の動きが確定していくわけですね。


うん。ここです。

私が従来より、これから先の世界情勢は経済よりも安全保障が重要になってくる云々。
・・・などと書いてきた全ての理由が、この単純明快な一点にあります。
安心。安全じゃない場所に資金。資産など置いておけない。と誰もが考える。
そして、今や光の速度で数字が右から左に移動する時代です。

ヨーロッパの状況が今よりも悪化したとなれば、確実にこの流れは発生します。
発生して・・・おそらく。中国の人民元と同じレベルでユーロが急落します。
何度も書いてきましたけれど、これらの全ての原因は難民です。
難民による治安の悪化。経済の悪化が、ヨーロッパ全体での経済危機を誘発させるのです。
そんなわけだから、本当に大変な事になるんです。・・・うん。


んー。ほとんど経済的な要素が無くて、安全保障だけの見解で述べた意見ですが・・・。
それだけに笑い飛ばせない程度の可能性があるかと思います。
あの・・・どんなに経済政策。経済戦略を組み立てたのだとしても。
しつこいようですが安全保障戦略。安全保障体制が存在していない以上。
市場の不安。投資家の不安が無くなる事はありません。
経済活動とは、基本的に平和な状態を前提として行われるものです。
それは、有事の際での経済活動は予想外。想定外の事態が発生しやすく。
それゆえに全ての経済活動のリスクが極めて高くなってしまうからです。

イギリス。フランス。ドイツなどの強い国家は耐えられるかもしれませんが。
これがスペインやイタリアになると、極めて深刻な財政危機になる可能性があり。
さらにギリシャなどの国家になると・・・根本的に国家として存続出来るかどうか。
それすら危うくなってくる事でしょう。


何とかなる。とは言えないんです。
今現在の状況ですら、ヨーロッパでは協力体制が不完全です。
無理やり協力させている。と言う部分が見え隠れして、公然の秘密になっております。
それで。
今よりもなお状況が悪化する。今以上の難民が流入する。となれば。
EU.。ヨーロッパ連合それ自体が崩壊する可能性があって。
さらに言えば。
ヨーロッパ諸国内部においても見捨てられる国家が出てくるかもしれないわけです。
・・・その筆頭がギリシャです。
そして、ギリシャを見捨てる。EU加盟国を見捨てると言う事は。
同時にEU経済圏。EUの共通通貨も否定する。と言う事を意味するわけです。



これだけ状況が揃っていながら、ヨーロッパに資産を置いておく。
ましてユーロの資産を残しておく。と言うのは・・・なかなかにリスクが高い。
どう考えても、ユーロよりはドルに換えた方が安全だ。と考えるのが普通です。

そういうわけですので、
来年は新興国のみならず。ヨーロッパからも資金がアメリカに流れ込みます。
にもかかわらず、そのアメリカ政府。オバマ政権はレームダックで動けない。
アメリカに流れた資金をヨーロッパに戻す。なんて事は出来ません。
ですので、この動きは止められないわけです。

・・・なかなか危機的な状況でしょう?
そんな状態でヨーロッパは対ロ制裁を決定して、ロシアとの対立を継続したんです。
どれほどまでの大失策。大失敗だったのか。
ヨーロッパの方々も、そろそろ理解して下さいませ。




しかしまあ、最後に蛇足ですけれども・・・。
本当に。何と言うか。イギリスって立ち回りが上手いですよねぇ^^;
ええ。結果的にヨーロッパで一番被害が少ないのがイギリスです。
だって、イギリスの通貨はユーロじゃなくてポンドですからね。

その気になれば、イギリスは自分以外の全てのヨーロッパ諸国を切り捨てて。
自分達だけは助かる事が出来るんですから。・・・まったく大したものです。
アメリカほどでは無いにしても、イギリスに資産が流れ込む事も十分にあるでしょう。
実際にギリシャショックでは、ギリシャの資産家がイギリスに逃げてきましたしねぇ。
はからずも。
どんなイギリスの経済政策よりも明確に、イギリス経済が復活する可能性があるくらいです。
金融街ロンドンが物凄い事になる・・・かもしれませんねぇ。


ええ。以前に私はイギリス。ブラウン首相の事は、二枚舌どころか三枚も四枚もある。
・・・みたいな。そんな事を書いて批判した事もありました。
あの悪名高い「三枚舌外交」が決して過去の話ではない事を、
よくよく私も思い知らされましたけど。

でも、ここまできたら。いっそ清々しいくらいで御座いますね^^;
どこの誰を犠牲にしても自分達だけは助かる。と言うスタンスが貫かれている。
これがイギリス。大英帝国の安全保障戦略なのだとすれば私も脱帽です。
もう見事だと思います。ここまでくると皮肉も言えません^^;


・・・まっ。イギリスみたいになりたい。とは思いませんけれど。
それでもね。
そこまで図太く生きられるのは、ちょっとだけ羨ましくも思います。いやはや^^;


それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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