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13 . July
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13 . March
えーと。前回は、中国で軍事クーデターが発生する可能性の話題でしたね。
まっ。そうなんです^^;
失礼ながら、今の中国の状況に加えて中国政府中枢。
中国共産党と習近平の軍事。安全保障に対する見識の無さ。を考慮していきますと。
・・・相当に大きな可能性がある。と結論付けるしかありません。

うん。これについては軍事。安全保障を司る立場として断言させて頂きます。
このままだと近い将来において、中国で軍事クーデターが発生します。
その理由は中国政府があまりにも軍部。特に最前線の兵士を雑に扱っているからです。
一般的な見解から申し上げても、信じられないくらいに劣悪な扱いです。


私は、前回の話題におきまして。
現在の南シナ海に展開している中国軍。人民解放軍の扱いについては。
『捨て駒』と言う表現を使わせて頂きましたけれども・・・まさしく捨て駒です。
なぜならば。
いざと言う時において、中国政府は容赦なく彼らは切り捨てるはずだからです。

これは、さして難しい話では無いんですけど。
至極単純な話として・・・今の中国にアメリカと戦う余裕なんて無いからです^^;
そもそもの話として、中国経済の低迷により従来通りの利益の分配が出来ない。
これは中国政府。中国共産党。習近平にとって。
自分達の権威権勢。絶対的な権力の基盤となるものが揺らぐ重大な危機です。
そんな状況であるのに。莫大な国費を投じてアメリカと戦うなど論外だからです。
 
今現在に南シナ海に中国が進出しているのは、ひとえに権力者の都合。面子のため。
また、今現在に軍備増強をしている事についても軍部を掌握するため。
人民解放軍の反発を未然に防止するためであるはずです。
つまるところ。
現在の支配体制を維持するための、必要不可欠な支出であるわけですね。


しかしながら、ここでアメリカと戦うとなれば完全に話は変わります。
前回に書いた事としては、中国は東南アジア諸国。ASEANの軍隊と戦う事は想定しても。
アメリカ軍と戦う事に関しては、まったくもって想定外であるはずです。
うん。そうですね。
それほどまでに想定外の支出。莫大な国力の浪費をする。・・・だなんて、
今の中国にとっては断じて認められない話です。

ただでさえ減少している利益の分配を、これ以上減らす。なんて事になってしまえば。
ほぼ確実に現在の支配体制。中国共産党による一党独裁体制は崩壊しますし。
中国共産党。習近平は破滅する以外にはありません。
そして、そうなってしまうくらいならば・・・中国は南シナ海を切り捨てるはずです。
それは中国共産党。習近平が現在の支配体制を維持する事こそ最優先としているから。

だから、もし万が一にもアメリカ軍と戦闘になるような有事が発生した場合。
半ば必然的に南シナ海に展開している中国軍と言うのは十中八九。
極めて高い確率で見捨てられる事になるはずです。
今の中国には、アメリカ軍と戦ってまで彼らを助ける事など出来ないからです。

ね?

南シナ海にいる中国軍と言うのは『捨て駒』以外の何物でもないでしょう?
そんなわけなので、本当の本当に可哀想な方々なんです。・・・うん。



さて。ここからが本日の本題で御座います。
今まで書きましたように、既に中国の東南アジア。南シナ海の戦略は失敗しています。
失敗しているのに、なおも固執している。
何一つ勝算が無いのに軍備増強を行ってアメリカに対抗している。・・・わけですが。
まっ。ここまで状況が出来上がっているのならばね。
勝利は目前。あともう一息で御座います。それでは参りましょう^^

まず最初に確認ですが、既に南シナ海でのアメリカの勝利は揺るぎません。
それと同じように中国の敗北も揺るぎません。もう勝敗は決定しているんです。
ただ。
中国が敗北を認めようとせずに、無駄な意地を張っているだけの話です。
こんな戦う前から負けているような。
それこそ負け犬以下の連中に対して真面目に戦うなどバカげています。
はっきり言いまして、弾丸一発とて惜しむべきです。


まあ、何が言いたいのか?と言うと、今ここで軍事的手段を用いるのは下策です。
うん。お金の無駄で御座います。
そんな事よりも外交戦。情報戦によって勝利を目指すべきです。
しつこいようですが、既に南シナ海の状況は色々な意味で出来上がっています。
後は具体的に行動するだけで、全てに決着をつける事も難しくはありません。
つまりは、南シナ海で展開する中国軍。
哀れな習近平の『捨て駒』に対して警告。恫喝。懐柔を持ち掛ければよろしいのです。

「アメリカと戦っても確実に負ける。負けるどころか全滅する。
それでも撤退命令が出ないのは、単なる権力者の都合。面子のためでしかなく。
中国国家や中国国民のためでも何でもない。なので、死んでも単なる犬死。
そんなお前達は、とっくの昔に中国政府。中国共産党。習近平に見捨てられている。
アメリカと全面衝突を避けるために、完全に捨て駒として扱われる。
支援も無く、援軍も無いままに一方的な攻撃を受けて全滅するだけ。
一目散に逃げるのならば追撃はしない。降伏するのなら全員を受け入れる。
それ以外であれば容赦なく徹底的に全滅させる。・・・さて。どうする?」

・・・みたいな感じでしょうか^^;
まっ。もう既に恫喝と懐柔は行われているとは思いますけどね。
アメリカのペンタゴン。国防総省。天下のCIAなどが南シナ海にいる中国軍。
最前線で捨て駒扱いされている哀れな中国軍の軍人達に対して、
これ以上ないくらい猛烈な切り崩しを行っているはずです。
提示される条件は二つ。
恐ろしく無様に逃げ出すか。それとも即時降伏するか。
どっちか以外なら一人残らずアメリカ軍が皆殺しにするぞ。と脅しているはずです^^;
うん。そうですね。
逆に。この程度の事をやっていないのだとしたら。
国防総省は昼寝でもしてサボっている給料ドロボーだと思います^^;


まっ。とにもかくにも。
それくらいの事が出来る状況が、もう既に出来上がっているんです。
これは他の誰でも無い。中国が自ら今の状況を作り上げたんです。
それが今の南シナ海の現状なんです。
文字通り『戦わずして勝つ』が実行可能なほどに優位な状況です。

だとすれば、中国軍にはムチャクチャに無様な負け方をしてもらいまして^^;
アメリカ軍の大勝利。
しかもアジア各国。国際社会がアメリカの勝利を称賛している。
世界の超大国として中国の野望を見事に打ち砕いた。・・と宣言出来る状況があって。
中東地域において傷ついたアメリカの名誉と威信を回復させる絶好の好機です。
なので、ここまでの状況がありますからね。
ここはアメリカには、少し頑張って頂きたいところだ。と私は個人的に願っております。

うん。これほどの機会。
アメリカの名誉と威信を回復させるチャンスは、そうはありません。
今こそ世界にアメリカの正義。自由と平等と言う理想を示す時で御座います。



とまあ、こんな感じでどうでしょうか?
いや、確かに。ちょっと楽観的過ぎるかなぁ。とも思うんですけれども^^;
それでも上手くいけば、案外。あっさりと。
それも極めて平和的に。本当に最小限の被害でカタをつくかもしれないなぁ。
・・・などと私は思ってしまったわけなのです。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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10 . March
さてさて。前回の話題では中国が南シナ海でアメリカ軍と対峙する。と言う事は。
それは世界最大の軍事リスクであって、自殺行為である。
一人でも多くの味方が欲しい時に、わざわざ新しい敵を作る。
それもアメリカを敵に回す。・・・だなんて正気の沙汰ではない。
そんな事を平気で実行する今の中国共産党。習近平に未来などあるわけがない。

みたいな。
そんな感じの話題だったわけですけれどもね^^;
まっ。どこの誰が見ても、同じような結論になるんじゃないかなぁ。とは思います^^;
やはりアメリカと真正面から対決するだなんて、信じられないくらいの愚行ですし。
そんな事をやっている時点で今の中国政府。
中国共産党にしろ。習近平にしろ。軍事戦略。安全保障戦略を知らなさ過ぎます。


とまあ、そんな流れで本日の話題なのですけれども・・・。
んー。前回にもチラッとだけ書きましたが、
中国で軍事クーデターが発生する可能性について。を話題とさせて頂きます。
それでは参りましょう^^

今回の全人代において、習近平が南シナ海に対する軍事戦略。
アメリカと対決するために軍備増強を主張した。と言う事がありましたが。
それと同時に人民解放軍。軍部の掌握についても言及しておりました。
無論。この発言の背景にあるのは。
従来のように利益の分配によって軍部を懐柔する事が難しくなったために。
その分だけ強力な統制によって軍部を管理しよう。・・・と言う事なんですけど。
強力に統制しようとすればするほどに、その分野に対する知識が必要なるのは当然です。
そして、この場合では軍事。安全保障に対する知識。見識が必要になるわけです。
しかしながら、残念な事に今の中国政府。中国共産党。習近平と言うのは。
そんな知識やら見識が微塵も無い事については、この点については疑いようがありません。


まっ。そりゃあね^^;
大声で世界最強のアメリカ軍と戦う。なんて事を言っているんですから。
確たる勝算なく。それどころか戦う意思も覚悟も無く。
ただ政府中枢。権力者の都合のためだけにアメリカと対決姿勢を見せた挙句。
アメリカ軍の目の前に、平気で軍隊を送り込もうとする。・・・ともなればね。

こんな無為無策のままで中国軍。人民解放軍の軍人達に対して。
南シナ海でアメリカ軍と対峙しろ。などと言う命令を出すのは・・・。
どう考えても事実上の死刑宣告。「死ね」と言われるに等しい事です。
ましてや。
これが国家や国民のため。と言うのならば、いざ知らず。
たかが権力者の都合のため。自己保身のため。などと言う理由で死地に赴くとなれば。
これはもう世間一般の表現としては一つしかありません。文字通りの「犬死」です。

まあ、何が言いたいのか?と言いますと。
今現在の中国軍。人民解放軍は軍上層部から末端の兵士に至るまで。
不平不満がマグマのように煮え滾っている状態である。・・・と言う事です。
分配されるはずの利益は削減された上に、政府中枢。習近平の面子のために。
世界最強のアメリカ軍と対峙しろ。なんて命令に不満を感じないわけがありません。


うん。そうですとも。
こんな雑な扱いをされて不平不満を感じないわけがないんです。
いえ、不平不満どころか。現在の中国政府。中国共産党。習近平に対して。
憎悪に近しい感情を持っている軍人がいたとしても、私は不思議には思いません。
自分達の権威権勢を守るために、兵隊を殺すのか。と憤っている方々は多いでしょう。

でまあ、ここで注目するべき事と言うのは。
これほどまでに劣悪で、バカげた命令が下されているにもかかわらず。
誰一人として習近平に反対意見を主張する軍人がいない事です。
うん。この点は、なかなかに重要である。と私は思います。


今回の全人代において習近平は公式見解として南シナ海の戦略を主張しました。
それは南シナ海での中国軍の軍備増強。
すなわちアメリカ軍と軍事的に対立する。と言う事を大々的に喧伝してしまったんです。

普通に考えて、こんな自殺行為にも等しい愚行は誰かが止めるはずです。
習近平が軍事。安全保障に対して無知であったとしても。
その周囲にいる人間。側近。担当官。軍人などが断固として反対するべきです。
でも、実際には。それが行われなかったわけです。
この事実から予想出来る可能性は二つだけ。
一つは、中国の誰もが習近平と同じくらいに無知だった場合であり。
もう一つは、反対意見を述べられる状況。環境が存在しなかった場合です。

前者の場合は・・・まあ、ほぼ無いだろうと致しましても^^;
後者の場合は十分に考えられます。
習近平の周りはイエスマンばっかりであり、誰一人として習近平の意向には逆らえない。
あまりにも絶対的な権力があるために習近平を止められなかった。
結果として、アメリカと戦う。などと言うバカな主張が出てきてしまった。
うん。このように考えるのが妥当でしょうね。

なので、そう考えますと。
中国の軍事戦略。安全保障戦略はガタガタのズタボロである。と言う事になります。
うん。そうですね。
ド素人丸出しの習近平が軍の采配を執っている限り。
中国軍が機能不全に陥った挙句に、本格的に軍事クーデターが発生したとしてもね。
やっぱり私は何一つとして不思議には思わない次第で御座います。




うーん。ここまでの話だったら普通の話。一般的な論評ですし・・・。
実を言いますと、ちょっと不自然な点があるんです。
人民解放軍への利益の分配が削減されるのなら、その扱いは極めてデリケートにするべきです。
ええ。絶対にムチャクチャな命令は出せないはずです。
それこそアメリカと戦え。などと命令出来るわけがない。この点が非常に不可解です。
習近平の権力が絶対的であるから。・・・と言う理由だけでは納得出来ません。
と言うわけで。
失礼して、もう少し踏み込んだ意見を書かせて頂きましょう^^


現在の中国の東南アジア。南シナ海での戦略と言うのは、どこの誰が見ても失敗です。
前回にも書きましたが、改めて確認しておきますと。
中国が考えた南シナ海での戦略は、大前提としてはアメリカがいない事だったんです。
なので、アメリカが軍隊を出して直接的な当事者になった時点で。
中国の思惑は全てがパー。南シナ海における戦略の全てが破綻してしまったんです。

現在の中国。その状況から判断する私の個人的な見解としては。
おそらく中国は割と本気で。本格的な軍事行動を考えていたんだと思います。
ええ。今の中国経済はガタガタですからね。
利益の分配による東南アジア諸国。ASEANの懐柔が出来ない。となれば。
もう残る手段は、強力な軍事的恫喝による屈服しかありませんからね。
無理やり中国の主張を認めさせるために。
中国はASEANに対する軍事行動。フィリピン。ベトナム。インドネシアなどに対して。
本当の軍事行動。軍事的侵攻を画策していたはずです。
事故に見せかけた不意打ちの奇襲みたいな。そんな事を計画していたと可能性があります。

その理由は、そこまで露骨な事をしない限り。今の中国に勝算は無いからです。
具体的で現実的な勝算を確保するには、ここまでやる必要があった。
・・・と言うのが私の個人的な見解で御座います。


さて。そう考えていきますとね。
今現在に中国が、なぜに南シナ海への軍備増強を行うのか。と言う事も理解出来ます。
ええ。中国は最初から軍備増強をするつもりだったんです。
でも、それはアメリカに対抗するためでは無くて。
東南アジア諸国。ASEANを恫喝するための手段として、です。
本格的な中国の軍事行動があり、その上で今のような軍備増強があったのだとすれば。
中国に屈する国家が出てきたとしても、不思議ではありませんから。

だから、そんな背景。当初の計画があったからこそ。
習近平は軍備増強を主張した・・・のかもしれませんね。
それが無ければアメリカ軍が出てきた時点で、さすがの中国も立ち止まったはずです。
つまり・・・。
南シナ海における軍備増強をしなければならない理由があったんです。
当初の計画通り。そのように行動しなければならない特殊な事情があった。
それは何か?
うん。真っ先に思い当たるのが軍部の掌握でしょうね。

この軍備増強と言うのは、ある意味で軍部に対する賄賂だった可能性があります。
だから、アメリカ軍が出てきたとしても。
当初の予定通りに。軍部に対して約束の履行。利益の分配を優先する以外には無かった。
なぜならば、そうしなければ軍部を掌握出来なくなるから。
人民解放軍の反発があるから。最悪の場合は軍事クーデターになるかもしれないから。

うん・・・どうかな?少し先走り気味だったかもしれませんけどね。ナハハハ^^;
ただ。
仮に軍部を掌握するためだとしても、やはりアメリカ軍と戦うなんて正気の沙汰じゃない。
そこは別の手段を考えた方が絶対に良かった。と私は思いますけどね。
・・・それとも別の手段を考える余裕すら無かったのでしょうか?




まあ、どんな事情があるに致しましても。
実際に現実問題として中国軍はアメリカ軍と対峙しており。
世界最大の軍事リスクを抱えている。と言う事実が変わるわけでもありません。
中国共産党。習近平との約束が、果たしてどのようなものであるのか。
それについては私などにはわかりませんが、仮にどんな約束があったのだとしても。
アメリカ軍と対峙する事は、まさに命懸け。
もしも攻撃を受けた場合は確実に全滅するのが、南シナ海にいる中国軍の現状です。
どれだけ利益を受け取ったとしても、割に合わない状況である。と言えるでしょう。
・・・ぶっちゃけ。「捨て駒」のように扱われております。

そもそも当初の予定では対峙する敵は東南アジア諸国であり。
ASEANの軍隊であるはずだったのですから。
戦闘になっても互角以上に戦えるはずの状況から、確実に全滅する状況になったとなれば。
「話が違う」と文句を言われても仕方がありません。

誰もがみんな。お金よりも命の方が大事ですし。
たとえ必死で戦っても中国国家や中国国民のためにもならず。
ただ権力者の面子。体面を守るため。自己保身のためだけの、犬死と言うのではねぇ。
どんな人間が人民解放軍にいたとしても、極めてモチベーションは低くなるでしょう。

どれほど軍上層部が利益を受け取っているのか。それは私も知りませんが。
最前線にいる兵士が不満を感じないわけがない。
・・・これは、どこの戦場でも同じ事が言えるんですが。
権力者が甘い汁を吸っている事実は、光の速さで最前線に伝わるものです。
さぞや南シナ海にいる中国の軍人達と言うのは。
言葉に出来ないほどの大きな不満を感じているはずです。きっとね。


それでは本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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08 . March
そんなこんなで、前回も中国の話題だったわけですけれどもね。
いやぁ~。そうなんです^^;
現在の中国と言うのは、今や世界中のどんな国家と比較しても。
ズバ抜けた軍事リスクを抱えた国家になってしまっているんですよねぇ・・・。

うん。そりゃあね^^;
世界最強のアメリカ軍と真正面から対峙する。なんて、
そんな限度を超えたバカ丸出しの事なんて、普通の国家ならやりません。絶対に。
面子とか体面を気にしたり、人気取りをするなら他の方法を考えます。
なぜなら、あまりにもリスクが大き過ぎるからです。
一応言っておきますが、こんな事をやっているのは北朝鮮かテロリストくらいです^^;
今の中国は、それらと同じくらいレベルの低い事をやっている。と言う事です。



さてさて。そんな感じで中国経済の崩壊による経済リスクどころか。
アメリカ軍と対立すると言う特大の軍事リスクまで抱えている中国の話を、ですねぇ。
もう少し続けますとね。^^;
そもそもの話と致しまして・・・なぜに南シナ海は今のような状況。
世界最強のアメリカ軍と対峙する。なんてムチャクチャな状況になったのか。
その疑問について話題としたいと思います。それでは参りましょう^^


それでは、まず最初に確認なのですけれども。
前回にも書きましたように現在の中国が行う軍事行動。
それが東シナ海であれ南シナ海であれ。それぞれに共通する事と言うのは。
ひとえに習近平の面子。体面のためである。と言えます。
・・・うん。それ以外に理由が無いんです。

あの、やっぱりね。
尖閣諸島一つを理由に日中関係を悪化させる言動って、理解出来ないでしょう?^^;
先頃に尖閣諸島での日中両国の対立と言うのは、私達日本は無論の事。
中国共産党。習近平にとっても極めてバカバカしい状況でした。
ええ。どこの誰にとってもマイナスしかないからです^^;
ですから、先の一件と言うのは中国の自爆と言う以外の結論がありません。

でまあ、その事実を素直に認めれば良かったのに、認めようとしなかった。
中国共産党。特に習近平は、自分の間違いを認めようとしなかったんです。
中途半端に意地を張った挙句。それゆえの軍事的恫喝を実行してしまった。
だから、極めて無計画であり無分別なものでした。
私達日本の自衛隊に対して、中国軍が行ったレーザー照射の一件など狂気の沙汰です。

おそらく当時の中国共産党。習近平と言うのは。
日本に対する軍事行動。攻撃を仕掛ける事が何を意味するのか。
それすら分かっていなかった。・・・と思われます。
この中国の暴挙が、結果として日米同盟によりアメリカの介入を許してしまったんです。
日中両国の問題にアメリカが出てきた時点で、中国は手を引く以外には無くなった。
なぜならば、アメリカと戦う事など絶対に出来ないからです。
それで終わり。尖閣諸島。東シナ海では中国は負けてしまったんです。



うん。ここですね。

そこで中国。習近平は考えたんです。
アメリカがいたから中国は負けた。それならアメリカがいない場所を狙えば良い。
アメリカが介入せず、なおかつ弱い場所はどこだ?・・・と考えた時。
真っ先に出てくるのが東南アジアであり、南シナ海。南沙諸島だったわけです。

ここならばアメリカが出てくる事はないだろう。
中東情勢を見る限り、今のアメリカは不用意な軍事行動は控えている。
ならば、アメリカはきっと静観を決め込むはずだ。
・・・とまあ、そのように習近平は判断して南シナ海への露骨過ぎる進出した。
南沙諸島の軍事拠点化を目指し、自分達の支配圏を確立させようとしたわけですけれど。

しかしながら、ここで予想外の出来事が起こります。
なんと動かないと思っていたはずのアメリカが動き出してしまったんです。
ええ。それこそが昨年に行われたアメリカによる「航行の自由」作戦ですね。


・・・いや、これはね^^;
この場所でも以前に書いたんですが、正直に言いますと私個人としても予想外でした。
あれだけ軍事行動に消極的なオバマ政権では、動いてくれないだろうなぁ。と、
そのように私も考えていたんですけれども、そんな私の予想に反しまして。
見事にアメリカは世界の超大国としての責任を果たして下さいました。
これはもう本当にね。ありがたい話で御座います^^

でまあ、そんな風に私達日本やアジア諸国としては大いに感謝する事でしたが。
反対に中国の立場としては、もう愕然とする以外には無い事態になったわけですね。
だって。
動かないはずのアメリカが動いちゃったんだから^^;


でね。

ここで中国が軌道修正してアメリカの出現を理由に手を引けば良かったんです。
アメリカが動かない。と言う大前提があればこその南シナ海への進出なのであって。
そうだとすれば、その前提が崩れた時点で中国の計画は失敗。
もう一度改めて南シナ海に対する戦略を見直すべきだったんです。

でも、中国共産党。習近平はそれをやらなかったんです。
そうです。
私達日本の場合。尖閣諸島の場合と同じです。同じように自分達の失敗を認めなかった。
失敗を認めず、中途半端に意地を張った挙句の・・・今の状況です。

今回の全人代でも南シナ海における軍事力の増強が主張されていますけれど。
でも、増強した後にどうするのか。
どうやって事態を沈静化させるのか。どうやってアメリカと和解するのか。
その点について、まったくもって中国共産党。習近平は考えていないはずです。
これも自分達の失敗を誤魔化すためであり、面子。体面を守る事しか考えていないから。
だから、先の先を見据えて計画を組み立てる事。国家戦略を描く事が出来ないんです。
・・・統治者としては、ちょっと致命的なんですよねぇ。


んー。これも前回に書いた事なんですけれどもね。
中国経済が低迷して、今までどおりの利益の分配が出来なくなった。
その分だけ中国共産党。習近平に味方をする人間が少なくなっているのが実情です。
味方になるだけのメリット。利点が存在しないからです。
そして、これは中国国内だけの限った話じゃない。国外についても例外じゃないんです。
えーと・・・私は東シナ海と南シナ海を比較しながら話を続けてきましたが。
この比較の中でアメリカの態度。言動を注目して下さいませ。

先の東シナ海。尖閣諸島においてのアメリカは、あくまでも調停役でした。
日中両国が対立。衝突するのを避ける事に全力を注いでおり。
自ら軍事行動を行う事については非常に消極的な態度を見せておりました。
うん。そうですね。
おそらく中国共産党。習近平は、このようなアメリカの態度を期待した。と思われます。
中国とASEAN。東南アジア諸国との調停役をアメリカに期待した。
ASEANには明確な同盟関係があるわけでもないし、アメリカ軍を心配する事も無く。
交渉に専念する事が出来る。それも優位に進める事が出来る。・・・ってね。

しかし、そんな中国共産党。習近平の思惑はアッサリと否定されました。
現在の南シナ海でのアメリカの態度は、尖閣諸島の時とは明確に異なるものでした。
アメリカは、自ら積極的に軍事介入する態度を見せており。
調停役どころか。直接的な当事者としてのアメリカが出現してしまったのです。
中国側の思惑は、このアメリカの言動によって完膚なきまでに粉砕されたわけですね。

それで、ですねぇ。
この二つは違いと言うのは、やはり中国の影響力の有無である。と私は考えています。
以前のように中国の無分別な言動を黙認して、中国との協力関係を維持するよりも。
世界の超大国としての責務を果たした方がアメリカの国益になる。・・・と、
そのようにアメリカは判断したんです。
もう中国の味方をしていても得は無い。それよりもアジア諸国の味方をして恩を売り。
アメリカ合衆国。世界の超大国としての権威を見せつけた方が良い。と言うわけです。
だからこそ、南シナ海においてアメリカ軍が威風堂々たる姿を見せているし。
この背景には、中国のアメリカに対する影響力が低下した。と言う事があるからです。


・・・まっ。何度も言いますけど^^;
アメリカの「自由の航行」作戦にしろ。今現在のような毅然とした態度にしろ。
私個人としても、あまり期待していなかったし。予想もしていなかったわけで^^;
そんなわけですから。
中国共産党。習近平の南シナ海への対応は、浅い考えによる甘い見通しだった。と、
そんな風に偉そうに断じれるような立場ではないんですけどね^^;
でも、そうだとしても・・・やはり甘い見通しだった。との結論になるでしょうね。


このように中国経済の低迷に伴って、アメリカの中国に対する態度が変わったとなれば。
必然的に他の国々も追随する動きを見せるだろう事は確実です。
もはや中国の味方になるだけの利点が無い。
アメリカがそのように考えているんですから、世界中の誰もがそう考えるのは道理です。

さらに指摘すると、こんな状況でアメリカとの対立を解消するどころか。
軍事力を増大させてアメリカとの対立を激化させるなど・・・もう論外です^^;
中国経済の低迷により世界中の味方が次々に失われている最中にあって。
わざわざ新しい敵を作るなんてバカげている。
それも、よりにもよって世界の超大国に喧嘩を売ってアメリカを敵にするだなんて。
本当に・・・自殺行為としか表現のしようがありません。

一人でも多くの味方が欲しい時にあって、なぜにアメリカを敵に回すのか。
この点を考えますと今の中国共産党。習近平と言うのは、
自分達が置かれている状況一つ満足に理解していない。と言う事になるかと思います。


普通に考えたら、一刻も早く南シナ海から手を引いてアメリカと和解するべきです。
うん。今の中国にアメリカと戦う余地など、どこにも無いからです。
よろしいですか?軍事的恫喝と言うのは、自分より強い相手には意味が無いんですよ?
果たして。何のための軍備増強なんですか?
アメリカに対する勝算も無ければ、戦う意思も覚悟も無いくせに。
最前線に送り込まれる人民解放軍。軍人達があまりにも哀れだとは思いませんか?
・・・ちょっと無責任過ぎるんですよねぇ。

こんな事をしておいて、軍部を掌握する。だなんて戯言にしか聞こえません。
これだけ雑な扱いをしていたら、そりゃあ軍事クーデターくらい起こります。
誰のために。何のために戦っているのか。
もうそんな根本的な事すら、わからなくなっているのではないでしょうか。



うん。まあ、こんな感じでどうでしょう?
現在の南シナ海に対する私の見解と言うのは、こんな感じです。いやはや^^;
いや、もちろんね。
中国の軍事行動と言うのは危険ですし、憂慮するべき事なんですけれども。
より重要な事は、中国が何を考えて行動しているのか?と言う事だと思うんです。
そして、その点を考えていきますと・・・何も考えていない事がわかります^^;


何度も言いますけれど、アメリカ軍と対峙する。対決する。これと戦う。
それは現在の世界における最大の軍事リスクなんです。
これ以上のリスクなんて無い。最大級の軍事リスクなんです。
世界中の。どこの国家であろうとも無条件で、このリスクは回避します。
なぜかと言うと、アメリカの軍隊は本当の本当に世界最強だからです。
そして、それゆえにアメリカ合衆国は世界の超大国なんです。
それを・・・今の中国はやっちゃったんです。世界最大の軍事リスクを背負っている。
これは勇気でもなんでもなくて、単なる無謀です。絶対に正気の沙汰じゃない。

では、どうしてこんな愚かな事が出来るのでしょうか?
これまた簡単です。
世界最大の軍事リスクである事を理解していないからです。
今の中国政府。中国共産党。習近平は、こんな一番基本的な事すらわかっていない。
軍事戦略。安全保障戦略を知らないにも限度と言うものがあります。

また、それを理由に一度は東シナ海。尖閣諸島から手を引いたと言いますのに。
まったく同じ間違いを南シナ海で繰り返している。
何一つとして自分達の失敗から学んでいない。反省もしていない。
話にならない。あまりにもレベルが低過ぎる。

こんな中国に未来があるでしょうか?・・・あるわけないんです。
だから、何をどうしようとも中国は必ず変わる。
それが中国の民主化であるのか。あるいは毛沢東の時代に逆戻りするのか。
どちらであるのか。それについては私にもわかりません。
しかしながら、絶対に変わるだろうと言う事だけはわかりますし。
どんな変化であるにしろ。やるべき事は変わらない。
すなわち。
日本の平和。アジアの平和。世界の平和を守る事です。


うん。そんな風に私は考えているのでした。いやはや^^;

それでは本日はこれで失礼させて頂きます。皆々様。おやすみなさいませ^^

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07 . March
さてさて。前回は南シナ海での中国の動きについて。でしたね。
うん。中国側にアメリカと戦う意思が無い限り。
現状において、どれほど中国が軍事力を増強したとしても。
そこまで恐れる必要は無いだろう。と言うのが私の個人的な意見で御座います。

まっ。それってつまり見方を変えますとね。
それだけアメリカが十分に責任を果たしてくれている。と言う事でもあります。
ちゃんとアメリカが対応してくれなければ・・・大変な事になっていましたからね^^;
なので、今の南シナ海でのアメリカ軍の対応と言うのは、私も率直に感謝するところです。
まったくもって。本当にありがとう御座います^^


それで、そんな感じの南シナ海なのですけれどもね。
やはり一番重要な事は中国の軍事行動の目的が中国共産党。
ひいては習近平と言う一個人の面子。体裁であり、自己保身である。と言う事でしょう。
ちなみに。
念のために書いておきますと、これは私達日本の場合。
東シナ海。尖閣諸島における軍事行動においても、まったく同じでした。
うん。そうですね。
当時の中国が見せた過剰なまでの反日と、それに伴う過激な軍事行動については。
はっきり言いまして、異常だった。との一言に尽きるかと思います。
異常なほどに面子。体裁。自己保身に固執していた。・・・と言うのが私の見解です。



でまあ、その東シナ海。尖閣諸島での動きに関しては。
一時期よりも沈静化しており、反日の言動についても控えられている状況です。
(↑それでも領海侵犯は今現在も続いているんですけれどね^^;)
つまるところ。
中国の軍事行動は、まったくもって無計画であり無分別な部分がある・・・わけです。

繰り返しますが。
今の南シナ海における中国の動きは、先の東シナ海。尖閣諸島での動きと同じです。
自分達の評価。人気取りのためだけの行動である。と言う以外にはありません。
そして、裏を返すのならば。
そこまでして人気取りに走らなければならないほどに。
今の中国政府。中国共産党。習近平の立場と言うのは危機的な状況だと言う事です。



と言うわけで、それが本日の本題となります。それでは参りましょう^^

まず確認ですが。
先頃の東シナ海。尖閣諸島においても中国。習近平の立場は苦しいものでした。
なぜならば、尖閣諸島一つの問題だけで無尽蔵に日中関係が悪化し続け。
それと共に日中経済も縮小し続けた挙句に。
日米同盟によりアメリカの介入まで招いてしまったからです。
これは中国。習近平にとって極めて危機的かつ致命的な状況だったと言えます。


・・・でもね。

ぶっちゃけた話ですが、まだ私達日本の場合はマシだったんです^^;
うん。東シナ海。尖閣諸島の場合は、まだマシだった。
だって。
あの時は、まだ目の前にいるのが私達日本の海上保安庁であり、自衛隊であり。
中国経済の低迷も表面化しておらず。中国の影響力は未だ健在であって。
何よりも、アメリカ軍が出てきていなかったからです。

そのように考えていくのならば、今の南シナ海の状況と言うのは。
かつての尖閣諸島。私達日本の場合よりも遥かに悪いわけです。
中国経済の低迷は完全に表面化しており、中国の影響力は目に見えて低下していて。
目の前にいるのは世界最強のアメリカ軍。私達日本のような甘さなど微塵も無い。
冗談抜きで世界最強の恐るべき軍隊なんです。

よろしいですか?
このような南シナ海の現状に対して誰よりも危機感を抱いているのは。
他の誰でも無い中国共産党であり、習近平である。と言う事実を忘れてはなりません。
また、これほどまでの。それこそアメリカ軍と対峙する。と言うような。
現在の世界において最大とも言える超ド級の軍事リスクを覚悟しなければならないほどに。
今の中国共産党。習近平の状況と言うのは、この上なく最悪な状況だと言う事です。



さて。これらをふまえた上で。
今回に中国で行われた全国人民代表大会。全人代を見ていきましょう。

一応ね。様々な政策が発表されておりますけれども。
その政策。国家戦略など一切合切の根底にあるものは、実は一つだけなんです。
つまりは、信頼出来る仲間を増やす事です。

現在の中国共産党。習近平は世界中の誰よりも孤立。孤独の意味を実感しているはずです。
以前にも書きましたように。
味方だと思っていた全ての人間から裏切られる不安。恐怖に襲われているはずだからです。
当然ですね。
中国共産党。習近平の組織。勢力。その支配体制が確立してきた前提条件こそが。
中国経済における利益の分配だったわけですから。
その中国経済が低迷し、十分な利益の分配が実行出来ない時点で。
今や中国は、いつどこで誰が裏切っても不思議ではない状況になりつつあるわけです。

これを打開するためには中国経済を立て直す必要がありますが。
既に話題としたように、そのための絶対条件である経済の自由化が出来ないわけです。
それは中国経済の自由化が、現在の支配体制の変革を意味するからであり。
自分達の支配体制の維持こそ最優先としている彼らには、出来るはずがないからです。
・・・まあ、今回の全人代では経済戦略についても言及されていますけど。
本格的な経済の自由化を推し進める事が出来ない以上。中国経済の低迷は確実。
いえ、それどころか中国経済が崩壊する事もまた避けられません。


さて。そうなると・・・もはや残る手段はただ一つ。
それこそが『文化大革命』です。
この文化大革命による大規模な粛清により反対勢力を完全に一掃する。と、
それ以外に現状の支配体制。中国共産党の一党独裁体制。
ひいては最高権力者である習近平の権威権勢を守る事は出来ません。

ですので、今回の全人代では中国共産党。習近平にとって敵か味方か。
その選別の最終段階が水面下で行われているだろう。と私は個人的に予想しています。



んー。まあ、そうですねぇ。
改めて考えますと習近平と言う人物は、ずっと仲間を増やそうとしていましたよねぇ。
過剰過ぎる反日にしろ。過激な軍事行動にしろ。
全ては自分の人気取りであり、自分自身の支持層。支持基盤を確立させるためでした。
つまるところ。
それほどまでに自分に対して自信が無かった。・・・のでしょうね。きっと。
中国ほどの大国の、その最高権力者にまでなった人物だと言うのに。
まともに信頼出来る友人もいなくて、本当に孤独だったんでしょう。
・・・そう考えますと、随分と可哀想な人だったのかもしれませんよねぇ。



まっ。それはともかく^^;
もし仮に文化大革命が行われなかったのだとすれば。
その時は反対勢力が台頭して習近平の首が飛び、中国は民主化されるはずです。
・・・うん。それならそれで構わないんですけれどね^^;
中国の未来を中国国民が自ら決断した。と言うわけですから。
それはそれでアリだと言えるでしょう^^

でも、私達日本としては悪い方の可能性について考えなければなりません。
中国国民が自発的に民主化を実行出来ない場合について考えますと・・・。
しつこいようですが、中国を意図的に分裂させる必要があるかなぁ。と、
そんな風に私は個人的に考えているわけで御座います。いやはや^^;


それでは本日はこれで失礼させて頂きましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

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29 . February
前回は中国の話題でしたけど・・・やっぱりね。
中国経済の自由化と中国共産党の支配と言うのは、絶対に両立しないんです。
いや、もちろんね^^;
それでも中国としては、この二つを何とか両立させようと努力はしてきたんですよ?

でも、それも限界なんです。
現在の支配体制を維持しつつ中国経済を可能な限り自由化する。・・・と言うのは。
もう既に限界ギリギリまで実行されているのであって。
これ以上の自由化は支配体制の崩壊に直結してしまうのです。
なので、今の中国政府。中国共産党。習近平にとって。
今以上中国経済を自由化する事は、絶対に出来ない事なんです。

うん。そうですね。
それでもなお中国経済の自由化を推し進める。と言うのならば。
それは同時に現在の支配体制。中国共産党の一党独裁体制を否定する事なのであって。
必然的に中国は経済の自由化と共に、民主化されるだろう。と私は考えております。

・・・逆に言えば。
事ここに至ってもなお。中国が現在の支配体制を維持しようとする場合。
中国経済を停滞。減速。縮小する未来を覚悟してでも。
今以上に強力に管理された統制経済を実行する以外にはありません。
前回の最後にも書きましたが。
毛沢東時代の共産主義を前提とした独裁的な恐怖政治が実行される。と言う以外には。
今の支配体制を維持する方法は他に無いだろう。とも私は考えている次第で御座います。

まっ。自由化による中国経済それ自体の拡大よりも。
AIIBを利用した対外的な経済圏の拡大を目指したのは、確かに妙手ではありましたが。
とにもかくにも遅過ぎましたからねぇ^^;


そんなわけで、以前から書いておりますけれども。
私の結論としては、この先の中国は民主化するか。そうでなければ弱体化するか。
つまるところ。
民主化により現在の中国共産党による一党独体制が変革されるか。
または、現状の支配体制を維持するために毛沢東の時代まで逆戻りするか。
この二つのうちの、どちらかが中国の未来になる。と私は結論付けております。



と言うわけで、本日の話題です。
本日の話題は前回に引き続き、もう少し中国の話題をさせて頂きます。
それでは参りましょう^^

前回の話題で私の個人的な見解と致しましては。
中国経済の自由化は、ほぼ確実に不可能で・・・はっきり言いますと絶望的です。
本当に中国経済を自由化させるためには、
現在の中国における支配体制を変革。打破する以外には無いからです。

でまあ、中国の支配体制を打破する。と言うのはね。
これは・・・さすがにね^^;
他国の人間が実行するわけにもいかない話で御座います。うん^^;

まっ。私達日本が中国と戦争状態になっている。・・・とか。
あるいは、中国国内で大規模な民主化革命が起こっている。・・・とかね。
そんな状態であるならば、いざ知らず。
今現在の状況では、そこまでの事は出来ません。
ですので、現在の状況で出来る事を考えるべきだと私は思うんです。


それで改めて現在の中国を確認しますと・・・。
中国の支配体制が変わらない以上。中国経済が自由化される可能性は限りなく低い。
なので、中国経済が崩壊するような。ムチャクチャな混乱が発生する事も避けられません。
ええ。そうですとも。
今の中国政府。中国共産党。習近平の思考としては、おそらく以下のとおり。

「どれほどまでに中国リスクが世界経済に悪影響が与えたとしても。
自分達には関係ない事だ。として支配体制の維持のみに専念する」

・・・と言うような思惑で今後の計画を組み立てている可能性があります。
うん。まあ、間違いないだろうなぁ。と私個人は予想しております。

中国経済が崩壊する事。または、毛沢東の時代に逆戻りする事を前提として考えれば。
もはや中国にとって世界経済に配慮する理由など特にありません。
どれほどまでに世界経済に悪影響を与えて、国際社会に損失を与えた挙句に。
世界全体を恐怖のドン底に叩き落すような事になったとしても。
自分達とは無関係の事だ。と主張するに決まっております。

いえ、むしろ世界秩序を完膚なきまでに破壊する事によって。
その混乱を利用し軍事的な手段で勢力を拡大しよう。と画策するかもしれません。
・・・うん。そうですね。私だったら、これくらいの事は考えます。

まっ。実際の可能性としては非常に低いとは思いますけどね^^;
中国経済の崩壊に伴って中国全土で暴動が多発するはずなので、
中国国内を安定させるためにも、国力の大部分を割り当てなければならないはずです。
それで対外戦争まで実行するとなると、よっぽど用意周到な計画と準備が必要ですからね。

まあ、とは言っても「絶対に無い」とも言えませんのでね。
安全保障の立場としては、考えておかなければならない事なのです。うん^^;



でね。

仮に。そうだとするのならば、私達日本の立場は明白です。
日米同盟。対中包囲網を利用して中国の画策を未然に阻止する事。
このような低俗で愚かしい中国の野望を、木っ端微塵になるまで打ち砕き。
アジア全体に真の平和と安定を取り戻す事で御座います。

うん。安全保障の観点から言わせて頂くのならば、
このような結論になるかなぁ。と私は考えている次第です。いやはや^^;


さて。そのように考えた場合。
日本政府。安倍政権は、ちゃんと対応しているのか?と考えますと・・・。
うん。さすがは百戦錬磨の方々です。しっかり対応なされておりますね^^
と言うのも、ですねぇ。
実は前回に取り上げた田村秀男さんの記事にも書かているんですけれども。
http://www.sankei.com/world/news/160226/wor1602260026-n2.html

この記事の中に日銀総裁の黒田さんの発言が書かれておりまして、

「1月下旬の世界経済フォーラム年次会合で中国の資本規制強化を肯定した」

・・・との文章が書かれております。
えーと。筆者である田村秀男さんは『トンデモ発言』だとして激怒していますが^^;
しかしながら、私個人としては異なる見解を持っております。

確かに田村さんの指摘のように中国の資本規制強化を肯定する事は、
中国通貨の『人民元』が国際通貨である事。そのための金融市場の自由化と言う事と。
完全完璧に反する事であり、指摘されたとおりに約束違反です。
この点については、まったくもって私としても同意見です。そのとおりだと思います。

でもね。
そもそもの話として中国経済の自由化が不可能である。と言う事を考えたのならば。
どれほど私達日本や国際社会が中国に対して、経済の自由化を求めたとしても無意味です。
いくら正論であろうと、相手に無視されてしまえば何の意味もありません。
だからこそ。です。
だから、まったく逆の事を黒田さんは主張した。中国の資本規制強化を肯定したんです。


まあ、何が言いたいのか?と言いますとね^^;
中国経済が中途半端に自由化されてしまうよりは。
徹底的に管理された統制経済となってくれた方がリスクは小さい。と判断したんです。
国際通貨とは思えないほどの人民元に対する過剰な干渉。もとい厳格な管理。
それに伴う経済統制による中国資本への強力な規制。
それらを中国がやればやるほどに、中国経済と世界経済との関係性は小さくなりますし。
世界各国が一斉にリスク回避のために中国と距離を取ろうとする。
それは必然的に中国リスクによって世界経済が受ける悪影響も小さくなる。
つまり、その分だけ中国リスクに対応しやすくなる・・・と言うわけですね。

このような思惑が黒田さん。ひいては日本政府。安倍政権にあるのだとしたら。
中国の資本規制強化を肯定する主張と言うのは、まったくもって道理だと私は思います。



うん。まあ、私は経済が苦手ですのでね^^;
安全保障の観点から、こう考えると納得出来るかなぁ。と言う話で御座います。
まあ、それに・・・ぶっちゃけ。中国経済の崩壊は不可避です。
当然ながら、中国経済が吹き飛ぶ以上。AIIBが成功するはずがありません。
まず間違いなく機能不全となるだろう事が目に見えております。

でまあ、これらの事を前提として私達日本が国家戦略。安全保障戦略を考えた場合。
どうやって中国リスクを小さくするのか。と言う事に重点が置かれるはずです。
すなわち・・・。

「中国の崩壊が外側に向かっての自爆ではなく、内側に向かっての自爆となる事」

これこそが最大の目標となるはずである。と私は個人的に考えております。
そして、おそらく日本政府。安倍政権。黒田総裁もまた。
そのような事を念頭に置いて対中戦略を組み立てている。かと思います。

・・・まっ。あくまでも私個人の想像。妄想でしかないんですけどねぇ。
でも、ここまで考えていても不思議じゃないよなぁ。と思ったのです。ナハハハ^^;

んー。まあ、最後に蛇足を書きますとね。
繰り返しますが、中国経済の崩壊と同時に中国全土で物凄い暴動が起こるはずです。
だとしたら、これに連動して民主化紛争が必ず発生するはずですので・・・。
中国の民主化との大義名分で中国国内を分断しつつ、中国共産党を弱体化させましょう。
そして、新たな民主主義国家の樹立と同時に、これと連携して一気にアジア経済。
ひいては世界経済を復活させる。

・・・それくらいの事を考えないと、今の世界経済は立て直せないだろう。と、
そのように私は個人的に考えていたりします。いやはや^^;


それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

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