政治 ブログランキングへ さらさらの部屋 世界の話~中国の話。 忍者ブログ
15 . July
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

06 . November
えーと。前回は対中戦略についての話題でしたね。
基本方針としては、あんな感じでよろしいかと思います^^
それで、一応確認のために。
今の中国に対する対応を全部。大まかに四つに分けて書いてしまいますとね。

一つ目は、力ずくで中国共産党を倒す。
でも、そんな事をするなんてバカ丸出しです^^;
真正面からの軍事衝突など下策の下策。しかも、あの程度の連中なら尚の事です。

二つ目は、アメリカが譲歩する。
でも、これをやったら先の作戦行動の意味も価値も全てがパーになりますし。
何よりもアジア地域の安全保障体制が崩壊してしまいます。なので論外。

三つ目は、中国に譲歩させる。
これもね。そんな簡単に話が進んだら誰も苦労はしません^^;
今の脆弱な基盤しか持たない習近平が譲歩なんてしたら、即座に支配体制が崩壊します。
だから、習近平が自殺する可能性以外では、ありえない。と考えるべきです。

それで残る最後の四つ目は、現状維持です。
これが最も現実的な手段であり、誰が考えてもそうだろう。と思うんです。
だって。現状維持さえ出来れば中国共産党。習近平が勝手に自爆するからです^^;
ええ。それで今までもさんざん失敗してきたわけですから。
最後の最後に自爆する事については、もはや自明の理で御座います。



さてさて。そうなってくると習近平に残された手段と言うのは二つだけ。
一つは文化大革命。残るもう一つが・・・中国による軍事行動です。
あの、ですねぇ。
皆々様も一度は疑問に思われた事はあるかと思います。

「なぜ中国は軍事行動を行うのか。軍事的恫喝を行うのか?」

うん。簡単です。とっても簡単で御座います^^
そうでもしないと、誇示するべき成果を獲得する事が出来ないからです。
ええ。そうなんです。
しつこいようですが習近平と言うのは山のように失敗を積み重ねています。
しかしながら、それに反して誇示するべき成果がまったく存在しません。
・・・いやまあ、まったく無い。とは言いませんが。
少なくとも中国国民の誰もが納得する成果と言うのは存在しません。

でまあ、これを誤魔化すために。自分自身の実力不足を隠すために。
手っ取り早く軍事行動で利益の獲得を目指しているんです。
・・・そう言う意味での「核心的利益」になるわけですね^^;
領土拡張と言うのは、極めてわかりやすい利益の獲得ですからねぇ。
ですから、習近平が失敗すればするほどに。
ドンドン中国の軍事行動はエスカレートしていきますし。
それが今現在の中国。習近平の現状。
何もせずとも自爆する。と言う手詰まりの状況を作り上げる原因となったのです。

そんなわけですからね。
今のように習近平が自爆も寸前と言う状況である事に加えて。
これからアメリカ政府。オバマ政権は大統領選によりレームダックになるわけでしょう?
うん。習近平だって完全完璧なバカではありません。
あの術数権謀の中国共産党でトップに立つ程度の才覚は持ち合わせています。
だとすれば、必ず考えるはずです。
これが最後のチャンスだ。
ここで全てを賭けて一発逆転を狙わないと自分は終わりだ。・・・とね。
ですから、半ば必然的な話として今まで以上に中国。
習近平が過激な軍事行動を起こす可能性は、極めて高くなるわけなんです。
・・・それが来年の話になるわけなんです。


うん。この点について。
誰でも良いからオバマ大統領に教えてあげて。・・・ですねぇ^^;
これも既に書いた事ですが。
未だに。オバマ政権では中国との経済協力について未練を残しております。
今の中国。習近平との協力関係なんて絶対に失敗しますから。
そもそもの話としても成功するわけがありませんもん^^;
この点については経済分野からの意見ではなくて、安全保障分野からの意見として。
私は明確に断言させて頂くところで御座います。
絶対に失敗します。
絶対に失敗するだけのムチャクチャな事を中国。習近平が実行するからです。
そして、その時点で欧米諸国が大騒ぎをしても全て後の祭りです。
アジア地域の大部分で中国共産党。習近平による物凄い騒乱が発生しているはずです。
もうそうなってしまったら・・・第三次世界大戦と表現しても間違いではありません。

だからこそ、です。

だからこそ、今ここで中国を止めなければならないんです。
いい加減に誰も彼もが覚悟を決めるべきで御座います。
ここで止めてアジアの平和。世界の平和を守るのか。
それとも第三次世界大戦へと突入するのか。・・・・二つに一つです。




とまあ、そんな事を私は考えているわけで御座います。いやはや^^;
それで本日の本題なんですけど・・・。
んー。もうちょっとだけ前回の話を続けますと、ですねぇ^^;
今後の対中戦略において重要な事は、中国を内側に向かって自爆させる事にあります。
・・・ええ。間違っても外側に向かって自爆する。なんて冗談じゃありません。


そもそもの話としても今の中国の問題と言うのは、完全に中国の内政問題のはずです。
ただし、その内政に関する矛盾のはけ口。不平不満のガス抜きを外に求めているために。
私達日本や他のアジア諸国に極めて重大な不利益が発生しているわけです。
なので・・・自分達の後始末くらい。自分達でしてもらうのが道理で御座います。

「一切合財の全ての責任は中国共産党。習近平に背負ってもらう」

これ以外に中国に関する結論など他にはありませんし、ありえませんからね。
いやまあ、どんな国家にも矛盾はあるものですけれどね^^;
ただ普通だったら自国の内政問題として国内で処理するものです。当たり前ですね。
それを国外にまで求めなければならない時点で、国家として弱過ぎますし。
そんな状態を何十年と放置してしまうのですから、統治レベルも低過ぎるんです。
・・・はっきり言ってしまえば、支配者達の頭が悪過ぎるんです。話になりません。


まあ、私が何を言いたいのか?と言いますとね。
遅かれ早かれ。中国は確実に崩壊します。今の状態が今後も継続するわけがありません。
となれば。
どんな風に崩壊するのか。と言う事が極めて重要になってきます。
それで最初に書きましたように、外に向かって自爆されるのが一番迷惑なわけですね。
・・・いやいや、こんな事を私は何年も前から考えていたので御座います^^;
必ず中国は崩壊する。中国共産党の一党独裁体制など絶対に続かない。
それなら、どうすれば一番被害の少ない形に出来るだろうか?・・・ってね。

うん。確かに中国ほどの大きな国家が崩壊するとなれば。
様々なところにまで影響が出てくるのは避けられません。
避けられませんけれど・・・だからと言って、中国と一緒に崩壊するなど論外です。
何度も言いますが、中国が崩壊する全ての責任は中国共産党にあります。
彼らに全ての責任を背負ってもらって、今の中国が崩壊した後に。
新しい民主化された中国を樹立させて。
みんなで仲良く出来る新しいアジアの秩序を構築する事こそが重要です。うん^^


あの、アレです。
これこそ手段と目的を間違えない事が重要である。と言えますね。
悪い例を書きますと、まさしく先のリビアです。
あれこそ典型的に手段と目的を間違えた愚行である。と言う事で御座います。
そんなバカ丸出しの事をした結果が、今のリビアの悲劇を生み出しているんです。

ほら。リビアの一件ではヨーロッパ各国が軍事介入をしましたでしょう?
それでカダフィ大佐の独裁政権を打倒した。・・・それで終わったから問題なんです。
独裁政権を打倒する事は、あくまでも手段なんです。断じて目的ではない。
目的とは、その後に民主的で安定的な国家を樹立させる事です。
それをゴールとするべきだったんです。
ですが、その事をヨーロッパ政府首脳の誰一人として理解しておりませんでした。

私。
バカじゃないのか。と思いながら当時のリビア情勢を見ておりました。
独裁者。最も邪悪な人間を倒した。・・・それで全て解決すると言うのならば。
なんでアメリカは未だにアフガンやイラクの問題で頭を悩ませているんです?^^;
これらの問題について。
今現在にアメリカが苦しんでいるのは、勝利した後の統治について。
平和的で安定的な国家を樹立させる事について。
つまりは、安全保障体制について何一つ考えていなかったからです。
戦争を行う事。それで勝利する事。それだけを目的としていたがために。
安全保障の全てを軽んじていたがために。
アフガンでもイラクでも。その国家の平和と安定が未だに実現していないのです。

で、それと同じ間違いをヨーロッパ各国はやっちゃったので。
今やリビア国内は地獄のような内戦状況です。
さらにリビアから大量の難民が流入してくる。と言う新しい問題のオマケつきです。
・・・どれほど安全保障が重要であるのか。それが明確に示された事例だと思います。
軍事介入をするのなら安定的な国家。民主主義国家として樹立させる事。、
安全保障体制を確立させるプロセスこそが、最も重要だと考えて行動するべきでした。
・・・そんな当たり前の事を考えられなかった時点で。
ヨーロッパ各国のリビアに対する軍事介入は、完全完璧に大失敗だと言う事です。


でまあ、私達日本やアジア諸国としては。
そんなバカの二の舞を演じるなど冗談じゃないわけですね^^;
あくまでも目的は中国の民主化であり、安定的な国家の樹立であり。
将来的なアジア地域の平和の実現。そのための新しい秩序の確立です。
・・・この目的については全てのアジア諸国が共有するべき不動の大前提です。
それゆえに私は中国との軍事衝突については一切考えておりません。
あくまでも中国を自爆させる事。
それも内側に自爆させる事を最優先として行動しております。

うん。あれだけの国家です。
崩壊するとなれば、とてつもない事が起こります。
不測の事態。想定外の事態だって平気で起こります。
これを防ぐためには事前に中国の崩壊に関して、ある程度の指向性を与えつつ。
最小限の被害となるように操作する必要があります。
間違っても内戦状態に突入した挙句に、
中東地域と同じように大量の難民が発生して、アジア各国に流入する。
・・・なんて事だけは絶対に避けたいわけです。


まあ、これは文字通りの内政干渉になってしまうわけですけれど・・・。
人の命。アジアの平和には代えられませんし。
根本的な話としても今の中国政府は民主主義とは無縁の、極悪人揃いです。
そんな連中に配慮する必要など微塵も御座いません。

中国の崩壊を過不足無く。安定的に実行する必要があるわけです。
そのためには。
受動的に中国の崩壊を「待つ」のではなくて。
能動的に中国の崩壊を「仕掛ける」以外に方法はありません。

自然の成り行きで平和的に。安定的に中国の民主化を期待する。
・・・だなんて最初から神様の奇跡に期待し過ぎです。
(↑まあ、そう願う気持ちも十分わかりますけれどもね^^;)
軍事。安全保障を司る立場としてはダメです。認めるわけには参りません。
なぜならば、あまりにも無為無策で無責任であるからです。
私達日本はもちろんの事。
全てのアジア各国政府首脳には、自国の国民を守る義務があります。
中国の崩壊により多大な悪影響が発生すると言うのなら、
それを防ぐために行動するのは至極当然の事ですし、
逆に行動しない事など許されません。


・・・とまあ、そんなこんなの理由がありまして。
前回の話になるわけで御座いますね。いやはや^^;

長くなってしまって、ごめんなさい^^;
それでは本日はこれで失礼させて頂きましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[1回]

PR
05 . November
と言うわけで。
前回は、ちょっと寄り道の話でしたね。
うん。あれは、どうしても書いておかないとダメな話だったんです^^;

んー。まあ、今の中国との協力関係を優先する。と言う事は。
これはどう考えてもアジアの平和を犠牲にして、利益を獲得すると言う事であり。
私達日本を含め、中国を脅威に感じる国々にとっては。
そのような欧米諸国の主張など、到底受け入れられるものではない。
・・・と言うことで御座います。

うん。そう言うわけなので、欧米諸国の意向など完全に無視する形で。
アジア諸国。対中包囲網は中国と激突するつもりだったわけです。いやはや^^;


いやまあ、その程度にはね^^;
今の中国がやっている事と言うのは、とても酷い事であって。とても危険なんです。
その危険性について、まったく完全完璧に目を向けない方々の主張のは。
仮にアメリカだろうが何だろうが。耳を傾ける必要など無いわけです。
なぜなら、その主張は私達日本やアジア諸国の平和と未来を無視したものだからです。
欧米諸国の利益のために、アジアの平和を犠牲にする事など断じて容認出来ません。

ほら。先頃にイギリスが中国と7兆4000億円もの原子力関連の商談を成立させましたが。
あの商談なんて典型的だったでしょう?
あれは、アジアの平和なんて知った事じゃない。との立場でなければ成立しない話です。

私は、あの商談が成立したとのニュースを拝見した時点で。
イギリス。特に現在のキャメロン首相について金輪際。何一つ信頼に値しない人だ。
二枚舌どころか。三枚。四枚も舌を持ち合わせている人だ。
・・・と私は個人的に判断しております。
ええ。もう心の底より軽蔑申し上げている所存で御座います。


でまあ、これと同じものにアメリカもなろうとしていたんです。
うん。前回にも書きましたが・・・心当たりはありますでしょう?^^;
日米同盟があると言うのに。やたらと中国に配慮を重ねる言動を見せて。
中国との協力のためには、私達日本の事など二の次。三の次だ。と、
そう言わんばかりの態度をアメリカ政府。オバマ政権は見せておりました。

だからこそ、私達日本はアメリカがいなくても。日米同盟が無かったとしても。
自分達だけで中国と激突する覚悟を決めていたんです。
オバマ政権がレームダックになった瞬間に、中国が動く事は明白だったからです。
そうなったら最後。
今現在にアメリカが計画している対中戦略。中国との経済協力については。
私達日本を筆頭とする対中包囲網が完全完璧に叩き潰しておりました。

・・・ええ。どれだけアメリカが文句が言おうとも私達日本は無視したでしょう。
だって。アメリカは日本を守ってくれなかったからです。
一応の建前として日米同盟は維持しますけれども・・・。
でも、日米同盟の責任を放棄し続けた同盟国の言葉にまで、
私達日本が律儀に応じる理由はありません。そうではありませんか?


とまあね^^;
こんな感じの未来が、すぐそこにまで迫ってきていたんです。うん^^;
そんなわけですから。
今回にアメリカが南シナ海で軍事行動を見せてくれた事と言うのは。
本当にギリギリで。アメリカの国益と言うのは守られたと私は思います^^

いや、本当に危なかったですよねぇ。
このままアメリカが中国の脅威に対して何もしなかったら。
本当の本当にアメリカ抜きで新しいアジアの安全保障体制。
新しいアジアの秩序が出現していたところです。
そうなったら、アメリカの影響力は半分近くにまで激減していた事でしょう。
・・・だから、本当に良かったです。うん^^



さてさて。ちょっと前置きが長くなりましたが、本日の本題で御座います。
本日の話題は、今後の対中戦略に対する具体的な内容ですね。
・・・まっ。今までも色々と書いてきておりますので、その総括。
みたいな感じになるでしょうか。それでは参りましょう^^


それで、まず最初に重要な事は・・・時間が無いと言う事で御座います。
何しろ来年は大統領選があると言うのに、今年はもう二ヶ月しか無いんです^^;
その二ヶ月で、ある程度のところまで話を進める必要があるわけですから。
もう迷っている暇も無ければ、躊躇っている暇も無いので御座います^^;
全速力で走り抜けないと、今後のアジア情勢に対応し切れなくなります。

いやまあ、ちょっと失礼してグチを言わせてもらいますと^^;
もう少し早く。もう2、3ヵ月早くにアメリカが行動してくれていたらさ。
かなり初期の段階でも書いた事ですが。
文句無く。確実にオバマ政権の政治的遺産。レガシーになっていたんです。
・・・本当に惜しい事をしましたね、さっさと対ロ制裁などやめれば良かったのに。

まあ、今更それを言っても仕方ありません^^;
とにもかくにも。
あと二ヶ月。この二ヶ月の間で、ある程度の段階まで状況を進める必要があります。
もう頑張るしか無いんです。やるしかないんです!・・・うん^^;


さて。それではどの段階まで状況を進めるのか?と言いますとね。
最低ラインとしては。
中国が軍事行動を起こせない状態にまで追い込む事です。
アメリカは大統領選に突入するわけですから、
何においても米中両国による軍事衝突を回避する事が最優先です。
そのためにも中国の動きを封殺する必要があります。
その手段として提示されるのは、言わずもがな。中国経済です。

都合のよろしい事に今の中国経済は中国共産党。習近平の度重なる失敗によって。
こちらが何もしなくても危機的な状況に陥っているのが実情です。
後もう一押しすれば、確実に中国経済は傾くだろう事は間違いありません。
ですので、そのまま文字通りに傾かせましょう。
そして、中国経済を傾かせた上で。
中国政府に対して中国経済に対する経済支援をチラつかせるのです。

これで随分と中国の行動は鈍るはずです。
現に今の中国は経済的な協力を念頭に、私達日本との関係改善に動いております。
だとすれば、今以上に中国経済が悪化させた上で。
経済協力と言うカードを利用すれば、ある程度まで中国の動きを制御出来ます。
うん。まずこれが第一の対中戦略となるでしょうか。


次に。第二の対中戦略としては、中国国内に点在する民主化勢力。
及び反習近平勢力の結集。親米勢力の確保を目指します。
これが非常に重要ですね。
今のアメリカにとっては、この中国国内での親米勢力をどこまで確保出来るのか。
それこそが勝負の分かれ目であると言っても過言ではありません。
一人でも多くの親米派を確保して、来るべき時に備える必要があります。
おそらく。
今後の習近平の行動としては粛清を行う頻度と規模を拡大させていくはずです。
ええ。そうしなければ自分自身の権勢を守る事が出来ないからです。
つまるところ。
これから先の中国では毛沢東の『文化大革命』が再来するだろうと思われます。
それが起こる前に、習近平を潰せ。
中国国民を守れ。と言う大義名分と共に・・・そうですねぇ。

今ここで中国共産党。習近平らを裏切った人間は無罪放免に加えて。
中国が民主化された後の新政権への参加を後押しする。
それは、中国共産党による不当な支配から中国国民を解放した英雄。との立場だから。
無罪放免にして新政権への参加と言うのは、決して不可能な事では無い。
・・・と言うような事を示唆すると、より効果的かと思われます。
うん。そうですね。
これなら習近平の暴挙に近しい命令を実行する事についても、常に迷いが発生して。
確実に中国の動きが鈍るはずですから。一石二鳥ですね^^


ええ。これらの事は、そう難しくは無いはずです。
習近平の権力基盤は脆弱であり、習近平の個人的な実力についても。
中華人民共和国と言う国家を統治するには、明らかに不足しておりますからね。
仮に。
今ここで無理やり文化大革命と同じレベルの大粛清を実行して乗り切ったとしても。
その支配体制は数年と持ちません。ぶっちゃけ。沈む事が確定した泥舟です。
そんな泥舟に残るのか。それとも民主化後の新政権に参加するのか。
どちらを選ぶのか。
よくよく考えて行動した方が良いんじゃない?・・・です^^;
うーん。まあ、アレですね。
目標としてはミャンマーの民主化になるでしょうか。あそこまで出来れば完璧です^^


でまあ、話を戻しますが。
中国国内が不安定化すれば中国政府。中国共産党。習近平の目は外よりも内。
国内情勢の安定化を最優先にして動くはずです。
その間は少なくとも中国は対外的に無謀な行動は控えるはずです。
・・・まあ、そもそもの話としては。
アメリカに反撃した時点で中国共産党。習近平は終わりなんですけれども^^;
でも、やはり大統領選の最中に動かれると面倒です。
予期せぬ想定外の事態が発生しないとも限りません。
そうならないようにするためにも、中国の動きは完全に封じ込めるべきです。

文化大革命の前夜とも言うべき状況にさせておいて。
それが発生する直前に民主化革命によって中国共産党。習近平を根こそぎ叩き潰す。
・・・うん。理想を言うと、こんな感じになるでしょう。

今や中国の民主化については、秒読み段階だと言っても間違いではありません。
その理由は、米中対立が表面化したからで御座いますね^^
既に書いた事ですが、私達日本があの手この手で計画していた事が。
先のアメリカの軍事行動一つで全て解決してしまいました。
なので、私達日本が当初に考えていた計画よりも。
相当に早い段階で対中戦略は進んでおります。

ですから、あと二ヶ月しかありませんけれども。
それでもギリギリで間に合うだろう。とも思われます。
・・・まあ、全てはアメリカ政府。オバマ政権の頑張り次第ですけれども^^;
相当に良い状況にまで話を持っていく事が出来るだろうと思います。


それでは本日はこれで失礼致します。皆々様お休みなさいませ^^

拍手[1回]

29 . October
えーと。前回では南シナ海での話題。
中国の人工島に対してアメリカが駆逐艦を派遣した話でしたね。

それで私は、中国とロシアは違う。
日米両国にとっては確実に勝てる戦いであり。
逆に中国。習近平にとっては確実に負ける戦いであるけれど。
それでも中国政府。中国共産党。習近平は手を引く事は出来ないだろう。
・・・と言うような事を書かせて頂きました。

うん。まあね^^;
まあ、そうなるでしょうね。まず間違いなく中国は手を引きません。
と言うか。引けません。
手を引いた瞬間に負けを認める事になりますし、それが習近平には出来ないからです。
・・・そんな事をしたら中国国民に袋叩きにされてしまいますからねぇ。


と言うわけで、本日の話題で御座います。
こちらを御覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/151028/wor1510280039-n1.html

これまた産経さんの記事でして。
中国国内で飛び交う強硬論に対して、習政権は抑制に躍起となっている。
・・・と言うものです。


でまあ、まず一つの確認と致しまして。
これほどまでに容易に中国国内で強硬論が出現した理由について、ですが。
その理由は物凄く簡単です。
強硬論こそが正しい。と中国政府。習近平が今まで主張してきたからです^^;
と言うのも、ですねぇ。
今の中国政府。習近平は自分自身の支配体制を確保するために。
対外的な強硬手段によって中国国内での支持。権力基盤を確保してきた背景があります。
ですから、今回のアメリカの行動に対して中国国内で強硬論が出現するのは当然で。
もはや必然的な事でもある。と言うわけなんです。
・・・そりゃあねぇ。最高権力者の習近平が自らやってきた事ですからね。
強硬論が出てこないわけが無いんです。うん^^;


それで、この点を逆に考えるのならば。
ここまでの強硬論が出てくる程度には習近平の統治と言うのは非常に極端なのであって。
そして、そこまでに極端な統治を実行しなければならないほどに。
習近平の支持。権力基盤は極めて脆弱だ。とするのが妥当だと私は個人的に思うわけです。

となると、です。
今回に取り上げた産経さんの記事では「強硬論を抑止している」とありますが。
それを素直に額面どおり受け取るわけにはいかなくなります。
なぜかと言うと、習近平が今まで実行してきた対外政策。
強行的な国家戦略が間違いだった事を、自分自身で認める事になるからです。
うん。そうですね。
単純に中国国内での強硬論を抑止しただけでは、間違いなく不平不満は高まります。
中国国内の穏健派は確実に習近平の執政を批判。糾弾するでしょうし。
習近平を支持してきた保守派。強硬派についても不満を隠さなくなるでしょう。
このように習近平の支配体制は致命的なまでに不安定となってしまうわけです。
つまり、習近平は何らかの形で反撃をしなければならず。
しかもそれは、アメリカとの直接対決を避けるような手段であり。
なおかつ中国国内の保守派。強硬派を納得させるだけの結果が必要なわけです。
・・・まあ、普通に考えても実に大変なわけですね^^;


それで、ですねぇ。
今の段階では中国側。習近平がどんな手段を実行するのか。
それは習近平が決める事なので、私にはわかりませんけれども^^;
ただそれでも一つわかる事は、この対立は一朝一夕では終わらない。と言う事です。
ええ。これだけの事をアメリカも実行したわけですからね。
中国が何か仕掛けてきたら、アメリカも即座に反撃するはずです。
南シナ海における米中の対立は継続しますし、ギリギリの神経戦になると思います。

さて。ここで御座います。
このような状況となった場合。
アメリカと中国の、どちらが不利であるのか?を考えますと。
言わずもがな。間違いなく中国で御座います。うん。当然ですけどね^^;

今回の南シナ海におけるアメリカとの対立によって。
中国では重大な悪影響が発生する分野があります。それこそが中国経済です。
ええ。そうですとも。
根本的な事を指摘しますと今の中国政府。習近平が最優先の課題としていたのが、
低迷する中国経済の問題であるわけです。
実際に中国政府。習近平はあらゆる手段で中国経済の停滞を回避させて、
経済状況を回復させる国家方針。経済戦略を発表する矢先でした。
そんなタイミングで新たに南シナ海におけるアメリカとの対立が発生したわけです。
必然的に。これ以上無いくらいの不安要素として。
中国経済に重大な悪影響が発生する事は、どう控えめに考えても確実で御座います。


うん。これですね。
しつこいようですが、中国の場合とロシアの場合は違う。と私は前回に書きました。
そして、ロシアの場合での時間的な制約がヨーロッパの難民問題であるように。
中国の場合での時間的な制約が、中国経済そのものにあると言えるわけですね。
そんなわけで。
中国政府。習近平としては、オバマ政権のレームダックなど待っていられないわけです。

・・・まっ。あと二ヶ月で今年も終わりますけれども。
でも、二ヶ月も今の状態が続けば中国経済が傾くには十分過ぎますからね。
だからこそ、習近平は何としてでも一刻も早くアメリカとの対立を解消させて。
中国経済に対する不安要素を取り除きたいわけで御座います。
ええ。今以上に中国経済が停滞。衰退しようものなら、
中国国内における中国政府。習近平への不平不満が爆発しますからね。
習近平としても自分自身の死活問題として、早急な解決を目指そうとする事でしょう。

だけど、そう簡単に解決するはずもありませんよねぇ。
無論。間違ってもアメリカの譲歩による早期解決などと言う選択肢はありえません。
そうなるくらいなら、アメリカも今回の作戦を実行したりしませんからね。
作戦が実行された以上はアメリカも相応の成果。中国の譲歩を求めているわけです。
つまるところ。
人工島を放棄しろ。南シナ海から手を引け。と言うわけで御座いますね。
・・・そんなこんなで最初に戻っての、堂々巡りになるわけですね。いやはや^^;


今まで行ってきた強行的な対外方針を自ら否定するわけにもいかない。
だから、アメリカに対する譲歩など出来るはずも無いし。
国内の支持層である保守派。強硬派が納得するだけの反撃。結果も必要になる。
かといってアメリカとの対立が長引けば、確実に中国経済に悪影響が発生する。
今以上に中国経済が衰退すれば中国国民の怒りが爆発するだろうし。
そうなれば現在の支配体制は確実に崩壊するだろうから絶対に避けたい。
なので、早急にアメリカとの対立を解消しなければならない。
しかしながら、アメリカの譲歩による早期解決は期待出来ないし。
中国が譲歩するにしても、ヘタに譲歩しようものなら保守派。強硬派からの批判されるし。
穏健派。反習近平勢力からも厳しい批判。糾弾が行われるので簡単に譲歩など出来ない。

とまあ、こんな感じが今の中国政府。習近平の現状である。と言えるでしょうか。
・・・まったくもって模範的な手詰まり。どうしょうもない状況ですよね。
あちらを立てればこちらが立たず。
その言葉がこれだけ当てはまる状況も、なかなか無いだろうと思います^^;


ちなみに。
さらに指摘しますと、ロシアと違って中国の周囲は比較的に安定した状態にあります。
うん。まあ、何が言いたいのか?と言いますと^^;
混乱状態に無理やり介入して、どこぞの領土を併合したり爆撃する事が出来ませんし。
それによって国内の支持を獲得する事も出来ないわけです。
ええ。それを防ぐためにあるのが日米同盟であり。
今の今まで安倍政権が必死に構築してきた対中包囲網なわけですからね。

「一切において中国共産党。習近平による不当な手段での利益獲得を許さない」

そのような毅然とした意思が、今のような状況を作り上げたので御座います。
中国共産党。習近平は・・・本当に私達日本を甘く見過ぎていたと思いますよねぇ。


とまあ、今回はここまでにしておきましょう。
それでは皆々様。本日もまた良い一日を^^

拍手[2回]

27 . October
さてさて。早速で申し訳ないのですが、本日の話題です。
まずはこちらを御覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/151027/wor1510270031-n1.html

これは産経さんの記事で、アメリカが南シナ海に建造された中国の人工島に対して。
12カイリまでイージス艦「ラッセン」を派遣した。
・・・と言うニュースで御座います。


うん。私もアメリカが南シナ海に対して動いている事は耳にしていたんですが。
その本気の度合いにつきまして、どの程度のものであるのか。
イマイチ信憑性と言うか。私としても正確な予想が出来なかったんです。
(↑まあ、それが私の限界と言うところだったりするんですが^^;)

でも、随分と本格的に行動して下さいましたよねぇ。
私個人の意見を正直に申し上げますと、嬉しい誤算で御座いました^^
ええ。ここまでアメリカが動いて下さるとは私も思っていなかったんです。


と言いますのもね。
アメリカ政府内部では、あるいは未だにロシアに対する強硬論が根強くて。
この期に及んで対ロ制裁の主張を続ける無駄に強情な方々がいるんじゃないかなぁ。
そのために中国との対立を忌避するような動きがあるんじゃないかなぁ。・・・と、
そんなような事を私は考えていたりしたんです。うん^^;
・・・まあねぇ。
今ここで動けるくらいなら、もっと早くに動いても良かったはずですからねぇ。
でも、さすがに。そこまでのおバカはいなかったみたいですね。本当に良かったです^^


えーと。それで、これは・・・少し蛇足になるかなぁ。まだ間に合うかなぁ。
微妙なところではありますが一応。言うだけ言わせて頂きますとね^^;
もっと早い段階においてアメリカが南シナ海で動いていたのだとすれば。
確実に。まず間違いなく。絶対にオバマ政権の遺産。レガシーになっておりました。
ええ。そうですとも。
世界中に対して南シナ海の秩序を回復させたのは、アメリカのオバマ政権だ。と、
そのように胸を張って主張する事が出来たでしょう。
・・・なぜならば、絶対に勝てる戦いであるからです^^;

うん。そう言う意味でも、この戦いと言いましょうか。
南シナ海。もちろん東シナ海でもそうですけれども。
対ロ制裁とは正反対に位置するものである。と私は常々考えておりました。
それはなぜか?と言いますと・・・んー。中国とロシアでは状況。条件が違いますけど。
最大の理由は、ロシアよりも遥かに中国の方が弱いからです^^;


いやぁ~。この点については、本当に欧米諸国の方々は勘違いをしているんですが^^;
今のロシアと中国を比較した場合。
欧米諸国の方々は中国よりもロシアの方が弱い。と判断しているんですよねぇ・・・。
うん。そうなんです^^;
この欧米諸国の勘違いこそが、あのウクライナの問題を引き起こして。
その後の対ロ制裁などと言うバカな事を実行した最大の理由でもあるんです。

中国は近年において爆発的な経済成長を果たしており、強力な経済力を持っている。
手ごわい相手だ。敵に回せば経済的に極めて重大なリスクが発生する。
それから比べれば、ロシアとの経済的な接点はまだ小さくリスクも低いだろう。

・・・と、そのように大多数の欧米諸国の人間は考えてしまった。
大きな間違いです。
経済力だけで国家の強さを判断するなど愚かな事です。
中国よりもロシアの方が強いんです。それも比較にならないほどに強いんです。
中国もロシアも、双方共にトップの人間の権力が絶大である。との共通点があります。
そして、その場合。
最高権力者の実力が国家の実力として極めて大きく反映されます。
つまり、プーチン大統領と習近平国家主席の実力差が天と地ほどもあって。
それがそのまま両国の実力の差として明確に存在しているんです。


うーん。まあ、そうですねぇ。
プーチンさんと習近平の両者の違いは色々とあげられますけれど・・・。
その中でも現実的な部分を指摘させて頂きますと、状況認識の正確さ。
そして、その後の適切な対応の迅速さと言う部分で比較になりません。
いやまあ、私が何を言いたいのか?と言いますとね^^;
要するに。勝てる戦いと負ける戦いの見極めが出来るか否か。・・・と言う事です。

ウクライナ。対ロ制裁ではロシアにとって勝てる戦いでした。
だから、一切ロシアは譲歩せずに最後まで戦った。そして、見事に勝利した。
これは普通だったら絶対に出来ません^^;
うん。プーチンさん以外の別の誰かだったら、途中で絶対に降参しているはずです。
そうですね。対ロ制裁に屈してロシアは譲歩した事でしょう。
ロシアが勝利したのは、ウラジーミル・プーチンと言う一個人の実力。
未来を見極める眼力と、鋼の如き信念に裏打ちされた精神力。忍耐力があったからです。
繰り返しますが、他の誰かであればロシアは敗北しておりました。
プーチン大統領だからこそロシアは勝利出来たんです。これ以外に結論はありません。


これに対して東シナ海。南シナ海における中国の戦いは・・・。
これは誰が見ても中国にとって負ける戦いで御座います。うん^^;

その理由は、そもそも勝てる要素がどこにも存在しないからです。
百歩譲って南シナ海だけであればいざ知らず。東シナ海でも戦っている以上。
中国政府。習近平は『日米同盟』を敵に回す事は避けられません。
アメリカの不干渉を引き出そうとするのなら、絶対に日本に手を出すべきではなかった。
それをやってしまった以上。
今の中国。習近平に勝てる可能性は完全完璧にゼロである。と言う以外にはありません。
もし仮に中国の最高権力者がプーチンさんであったならば。
何一つ迷う事無くプーチンさんは手を引いていた事でしょう。
なぜならば、どこをどう見ても負ける戦いであるからです。
ええ。それこそアメリカが出てくる前に。一刻も早く日本と和解していた事でしょう。
そうすればアメリカと対立しなくてもすみますからね。
でも、今の中国政府。習近平はそれを行わなかった。
問題から手を引くべき時期。引き際を完全に見誤ったのです。
結果的に今現在のように。本気のアメリカが乗り出してくる事態を作り出してしまった。
アメリカとの対立を表面化させてしまったんです。


この全ての原因は中国政府と言うよりも。
習近平国家主席と言う一個人の実力の低さ。致命的に状況認識が甘い点と、
後手後手の対応しか出来ない無責任さにある。と言う以外にはありません。
頂点に立つ者の権力が絶大である分だけ。権力が集中している分だけ。
その責任もまた絶大で。集中してしまうのが道理で御座います。
それで、これから先の事を今の中国政府。習近平はまったく考えていないでしょう。
・・・いえ、そもそも考えられないでしょう。
今まさに発生してしまったアメリカとの対立をどうやって回避するのか
その事だけを考えているはずです。
ええ。今の中国にはロシアと同じような事が出来ないからですね。



あの・・・そうですね
ちょっと参考程度までに書いておきますとね^^;

ロシア。プーチン大統領の場合には、既に申し上げておりますように。
まもなくアメリカのオバマ政権の任期が一年を切って、次期大統領選が行われるために。
オバマ政権はレームダックになって。アメリカの身動きが取れなくなる。
・・・と言う状況を利用してヨーロッパを孤立させる。と言う事が可能でした。
うん。結果としてヨーロッパの完全敗北で終わる事になったわけですね。
でまあ、そうだとすれば。
中国も同じく時間を稼ぐ事で日本を孤立させる事と言うのは、果たして可能でしょうか?
それにより日本に譲歩を引き出して勝利する事は出来るでしょうか?
その答えは・・・不可能です。絶対に出来ません。
ロシアのように。そんな簡単に話は進まないのが中国なんです。うん^^;


えーと。まず一番基本的な違いを指摘するのならば。
私達日本はヨーロッパのように難民問題を抱えていません。
時間的な制約も無ければ、それで国力が確実に減少する。と言う状況もありません。
さらに言えば、この時を見据えてロシアとの関係改善もずーっと行ってきました。
対中包囲網の構築。日本の安全保障体制の強化を確実に実行してきたんです。
つまるところ。
私達日本は、いざとなればアメリカがいなくても。日米同盟が無くても。
私達日本だけでも中国と戦えるように準備を重ねていたんです。

ほら。どうにもアメリカの態度が煮え切らない状況が続いていましたでしょう?
その対応を日本政府。安倍政権はずっと前から一つ一つ行ってきたんです。
無論。これは安倍政権がどれほど優秀であるかを証明する事実でもあります^^
この事実は、まったくもって日本国民が世界に誇れる事で御座います。
(↑あんまり日本のメディアは報道してくれませんけどね^^;)

これに対してヨーロッパ各国は、この点の覚悟が一切出来ていませんでした。
アメリカがいなくなる。なんて事をヨーロッパの誰一人として予想していなかった。
だから、完全完璧にヨーロッパはロシアに負けたんです。
私達日本は違います。
どんな状況でも中国と言う脅威に対応出来るように、確実な準備を重ねてきました。
ぶっちゃけ。この点だけを考えるならば今のヨーロッパの、
どんな国家よりも私達日本の方が強い。と表現する事も出来るくらいです。
そんなわけで。
敵が強いと言う点において、ロシアよりも中国の方が状況的には不利なわけです。


もう一つ指摘すると、中国とロシアでは国家基盤の強さが違います。
ロシア。プーチン大統領の場合はロシア国民から絶大な支持を集めています。
それほどまでに強固に国家体制を磐石なものにしていました。
だから、欧米諸国の対ロ制裁についても最後の最後まで耐え切る事が出来たのです。
これと比較して今の中国。習近平国家主席の国家体制は致命的なほどに脆弱です。
言ってしまえば「戦う前から負けている」と表現しても間違いでは無いレベルです。
あまりにも習近平は就任当初から失策が目に余るからです。
その中でも最大の失策が・・・私達日本に喧嘩を売った。と言う事ですね^^;

世界有数にしてアジアの最大の親米国たる私達日本に対して喧嘩を売るには、
あまりにも習近平は無計画であり、無責任でした。
これは全ての中国国民から批判。糾弾されても文句が言えないほどの大罪です。

ならば。
さっさと手を引けば良いじゃないか。負ける戦いに固執する理由は無いはずだ。
そのとおりです。そのとおりですけれど・・・。
しかしながら、それが習近平には出来ないんです。
出来ないと言う事実が、習近平の権力基盤の脆弱さを明確に証明しているんです。

・・・まっ。そんな事が出来れば、あの人もこんなに苦労はしないでしょうからね^^;


うーん。ちょっと長くなりますね。
今回はここまでにしておきましょう。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[2回]

22 . October
えーと。そんなわけで前回は、中国共産党の一党独裁体制について。でしたね。
うん。まあ、そうですね。
やはり現在の中国の国家体制と言うのは『国益』を最優先としていない。と言う点が、
あまりにも重大で、致命的な欠陥である。と言えるでしょう。


でまあ、それに加えて中国共産党。習近平の実力不足も大問題です。やっぱりね^^;
あの・・・安全保障に関する認識不足は欧米諸国の政府首脳にも指摘出来る事ですが。
中国共産党。習近平の場合は、それを上回って酷いですからね。

ほら。欧米諸国。ヨーロッパ各国の場合だと、まだ自浄作用が働きますでしょう?
ロシアとの関係改善。中東地域の安定についても話は進んでいるようですからね。
先頃にシリアのアサド大統領がロシアを訪問したのも、その一環でしょうし。
ようやくではありますが、ヨーロッパ各国が難民問題の重大性に気が付いて。
適切な行動を見せ始めている。・・・と、そのように解釈してよろしいと思います^^


でも、中国の場合だと自浄作用すら働きません。
その理由は、相変わらず国益を最優先にしてないからです。うん^^;
だから、前回に取り上げたような論評が中国で発表されてもなお。
中国は尖閣諸島から手を引けないんです。・・・ええ。引けないでしょう。
最悪の場合。
日米同盟を敵に回して、中国に甚大な被害が発生するような物凄いリスクを考慮しても。
それでも反日をやめるわけにはいかないはずです。

なぜならば、中華人民共和国と言う国家や国民の利益である国益よりも。
中国共産党と言う単なる政治勢力でしかない利益が最優先にされているからであり。
自分達の利益のためならば、中国国民がどれほど悲惨な目に合おうとも構わない。と、
そのように中国政府。中国共産党。習近平が考えているからです。


まったくもって酷い人達だと思いますね。
間違っているとわかっていながら、それを正そうとしない。
国家権力が信託されている立場だと言うのに。平気で祖国や同胞を裏切る。
本当に。どうにもこうにも、救いようの無い愚かな連中だと私は思います。

あー。いや、別に民主的な選挙で選ばれているわけではありませんからね^^;
国家権力が信託されている。と言う前提からして間違っておりました。
正確には、何だかよくわからない理由でなし崩し的に権力を握っているだけ。
不当な手段で権力を奪取しただけの、何ら正統性の無いままに中国を支配しているだけ。
・・・と言うのが正確な表現でしたね。失礼しました。



とまあ、それはともかく^^;
本日の話題と参りましょう。こちらを御覧下さいませ。
http://www.sankei.com/world/news/151022/wor1510220023-n1.html

これまた産経さんの記事なのですが、石平さんの論評になりますね。
内容は中国の「反スパイ法」に関する文面なのですけれども。
・・・まっ。アレですね。
石平さんの論評にしては意外とソフトな内容になっておりますねぇ。うん^^;
いつもはもっと容赦なく。もう切れ味抜群だったりするんですが。
まあ、今回の論評は次回を想定した上での準備段階と言うところでしょう。

と言うのも、実際問題として反スパイ法などと言う法律って・・・。
ぶっちゃけ。
どうでもいい話だったりしますからねぇ。いやはや^^;


うん。これはなぜなのか?と言いますとね。
根本的な指摘をしますと、今の中国と言うのは法治国家じゃ無いんです。
と言うのも、通常の法治国家だと憲法。法律によって国家統治が行われますでしょう?
その点から考えても今の中国って法治国家と言う概念が当てはまらないんです。
ええ。中国共産党の一党独裁体制ですからね^^;

今の中国政府。中国共産党。習近平の権力と言うのは法律はもちろん。
憲法すら凌駕している状態にあります。
今回に取り上げた石平さんの論評のように拡大解釈・・・なんてレベルじゃありません。
法の支配など完全完璧に無視して絶対的な権力が平気で行使されているのが、
今の中国の現状であると言えるのです。



あの・・・ちょっと失礼しまして一つ例題を出させて頂きますけれど。
皆々様は、一昔前に問題となった中国の粉ミルクの一件を覚えておられますでしょうか?
あの問題って、まだ解決していないそうです。
なぜに問題が解決しないのか?と言いますと、その原因もまた現在の中国の国家体制。
中国共産党による一党独裁体制にある。と言えます。
それで、ですねぇ。
問題が発生した当時の中国について書かせて頂きますとね。
当時の中国政府。習近平は、次のように主張して問題解決を目指したんです。

「粉ミルクを製造する業界全体を再編して、企業統合を行う事で商品の品質を高めて。
消費者に対する信頼回復を行う」

・・・と言う事を主張したんです。
うん。これ以上無いくらいにバカ丸出しの主張で御座います。
このニュースを聞いた時。当時の私は泣きそうになってしまいましたToT


あの・・・あまりにも論点がズレていると思われませんか?
業界再編とか。企業統合とか。品質の向上とか色々主張されましたけれど・・・。
そんな事なんて誰も望んでいないんです。中国国民は別の事を望んでいるんです。
つまりは、一刻も早く市場から安全ではない危険な商品が撤去されて。
何を選んでも安心で、安全な商品が手に入る環境を望んでいるんです。
それなのに、なぜに業界再編とか。企業統合などと言う話になるんでしょう?
まったくもって理解出来ない論理が平気で主張されているんです。

果たして。それが実現するまでに何年かかると言うのでしょう?
また、それらが実現するまでの間。
安全ではない危険な商品を、平気で市場に流通させると言うのでしょうか?
そんな食品を、よりにもよって子供達。乳幼児に与えると言うのでしょうか?
当時の中国政府。習近平らの主張と言うのは。
本当の本当に。あまりにも現実とかけ離れた主張であり、
人間の心など微塵も感じられない。恐ろしく無慈悲な主張だったと私は記憶しています。


ちなみに。
この問題に対する正解は、実は物凄く簡単なんです^^;
ええ。たった一言で終わります。つまりは・・・。

「安全基準を守れ。法律を守れ」

・・・です。
そのように中国政府。習近平が主張すれば一発で解決するはずの問題です。
うん。その程度でしか無い問題だからです。
もし仮に。
それでも従わない製造会社。企業があるのだとするならば。
その時こそ中国共産党の一党独裁体制の真価を発揮すれば良いだけの事です。
何も迷う事はありません。
従わない企業に対しては、国家権力による強力な行政指導を行えば事足りるはずです。
ええ。現代社会における法律の力と言うのは絶大ですからね。
激烈な社会制裁を加えれば、もう誰も安全基準を無視するような。
法律に違反するような事などしなくなるでしょうし。
危険な食品なども一つ残らず。一撃で市場から淘汰する事が出来ます。
それで終わりです。それで解決する程度の問題です。

んー。長く見ても2、3ヶ月もあればカタがつくはずの問題でしょうね。
何年も時間をかける問題では絶対にありませんし。
それ以前に子供。乳幼児の事を考えれば、全力で解決すべき問題のはずです。
そんな程度の陳腐な問題で。
同時に子供に関わる重大な問題を、今でもなお満足に解決させられない。
問題の真相。真実を公表する事が出来ない。
問題を起こした責任者を適切に処罰する事も出来ない。となれば・・・。
最初から中国政府。中国共産党。習近平に問題解決の意思が無い。
ヤル気が無い。と言う以外に結論の出しようがありません。



さて。ここが重要で御座います。よくよく聞いて下さいませ。

それでは、なぜ中国政府。中国共産党。習近平は問題解決が出来ないのでしょう?
今しがた書いたように。たった一言を述べるだけで解決するはずの事が、
なぜ出来ないのでしょう?
その理由についても、実に簡単です。
今の中国政府。中国共産党。習近平には「法律を守れ」との一言が言えないからです。

これは、ある意味ではね。物凄く当然の話ですけれどもね^^;
粉ミルクを製造する企業に「法律を守れ」と主張した場合。
当然ながら、さらに広範囲の食品業界全体にも「法律を守れ」と主張する事になります。
そして、さらに広く民間企業全体に対しても「法律を守れ」と主張する事になり。
最終的には・・・中国政府もまた「法律を守れ」と主張される事になるからです。

まあ、何が言いたいのか?と言いますと。
今の中国政府。中国共産党。習近平にとっては。
中国国内において法律の遵守と言う価値観が拡大する事を恐れているからです。


・・・いや、何度も言いますけれど。これって当たり前の話ですからね?^^;
現代国家。現代社会において規定された法律を守るのは当たり前です。
でも、そんな当たり前の事が中国国内に広まる事を中国共産党は恐れているんです。
なぜかと言うと。
法律によって自分達の権力。影響力が制限されるのが怖いから。・・・です。
まあ、これについても結局はね。
中国共産党による一党独裁体制と言う支配体制を維持するために。
都合の悪い法律と言う存在を国民の目から隠しておきたい。と言う思惑でしょう。


えーと。前回に絶対王政を話題にしましたので、その流れで指摘するのならば。
まさしく『マグナカルタ』のようなものになる事を恐れているのでしょう。きっとね。
中国が立憲主義。法治国家となれば、それだけ法の制約を受ける事になり。
中国共産党の、絶大無比な一党独裁体制における権力が制限されてしまいます。
だから・・・法律の遵守と言う至極当然の概念を主張しない。主張出来ないわけです。

うん。これは中国国内が簡単に不安定化する要因の一つでもありますね。
中国共産党が自分達の権力を絶対的なものにするために。
そのためだけに憲法。法律の存在を軽んじる風潮を中国国内に流布させた結果。
ちょっとした出来事で簡単に社会不安が起こる脆弱な秩序しか構築出来ず。
容易に中国国民が犯罪を行う下地を作り出してしまっている・・・わけです。


いやぁ~。なんともまあ、罪深い事をしておりますでしょう?^^;
ホントに。マジで許し難いほどの、信じられないほどの大罪で御座います。
自分達の権力を憲法や法律に制限されたくないもんだから。
中国国内の憲法。法律それ自体の意味と価値を引き下げてしまう。
・・・などと言う暴挙を平気で実行しているわけです。
そりゃあ中国社会が頻繁に不安定になる事も、まったくもって仕方の無い話です。


そんなわけで。
今回に取り上げた石平さんの論評が、イマイチ切れ味が鈍かったのも仕方ないんです。
あの・・・私達日本では先の安保法案でもそうでしたように。
拡大解釈について議論している。と言う状況もあったわけですけれども。
でも、日本の場合と同じ基準で見てしまうと、中国に対する正確な現状認識は出来ません。
だって。
中国の場合は拡大解釈なんてレベルの話じゃ無いんですから^^;

現在の中国政府。中国共産党は、法律それ自体の意味と価値を引き下げている。
つまり、法律による社会秩序それ自体を、中国政府自らが否定している状況にある。
それは私達日本の場合とは完全に別次元の問題。ケタ違いの大問題である。・・・と、
そのように判断しなければ。今の中国について到底説明し切れないんです。


だからまあ・・・そんな風に法律それ自体の意味と価値が無いわけですから。
今の中国が安定するわけが無いんですね^^;
この点が今まで表面化しなかったのは、単純に爆発的な経済成長によって。
隠されてきただけの話です。
ええ。都合の悪い事は全部隠すの中国共産党の慣例みたいなものでしたからね。
それだけの話で御座います。

今の中国では中国共産党の意志こそが全てです。
そのためならば法律を形骸化する事など何の躊躇いもなく実行されます。
なので「反スパイ法」なんて、あっても無くても一緒です^^;
単なる言い訳。方便として利用する以上の意味と価値なんかありません。
中国における法律と言うのは、その程度のものでしか無いからです。

中国国民が安定した生活。本当の平穏を手に入れる事と言うのは。
中国共産党の一党独裁体制のままだと絶対に不可能なんですよねぇ。
法律による社会秩序が存在しないために、中国社会は常に不安定になっているからです。
・・・本当に。中国国民の方々は可哀想だと思います。


とまあ、本日はここまでにしておきましょう。皆々様。おやすみなさいませ^^

拍手[0回]

プロフィール
HN:
ササラド
性別:
非公開
P R

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

新品価格
¥1,037から
(2015/1/27 23:02時点)

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

新品価格
¥972から
(2015/1/27 23:12時点)

コレキヨの恋文

新品価格
¥1,728から
(2015/1/27 23:15時点)

Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]